タグ: 薬物治療

  • 【営業本部】エリア研修会報告

    6月末のエリア研修会では、若手薬剤師を主役に学んだ疾患や薬物治療に関わる話題を皆に提供頂きました。

     

    岐阜県中津川市を中心する東海エリアでは「アレルギー薬に関して」

    各薬剤により差があるインペアードパフォーマンスを把握する事で、QOLに応じた薬剤選択の状況や

    適切な服薬指導によりアドヒアランスの向上が期待できるでしょう。

     

    北陸エリア富山市では、「子宮内膜症」「便秘薬」について。

    女性特有の体調変化は、女性活躍の場が進められているなか、薬局としても健康に関する

    情報提供の場として関わる機会が増えており、その対応力が必要となってます。

    ここでは、まずは代表的な疾患として内膜症の治療について学ばせて頂きました。

    便秘薬については、効果的な薬剤として種類が限られていた中、ここ5年ほどで

    新規緩下剤が世に出てきております。

    その薬効・作用部位・価格について整理した形で学びました。

    特に高齢者やIBS等の疾患で排便に悩んでいる方のみでなく、在宅等で連携している従事者への

    情報提供としても興味を持って頂ける内容だったと思います。

     

    北陸エリア石川県では、「潰瘍性大腸炎」について。

    疫学についてと発症部位・重症度に応じた治療内容について説明してもらいました。

    基本、内科的薬物治療がメーンなので、薬局薬剤師としては継続服用して頂くための関与としては

    少なからず影響力があります。

    処方より患者状態を想定・把握できれば、さらに適切な関与が期待できますね。

     

    今回の企画で若手薬剤師の方に頑張って頂きましたが、普段の「教わる」から「教える」作業の中で

    色々な気付きが有ったのではないでしょうか?

    学び方としては、実技、聴講、専門書等を通じて学べますが、他に教える事で

    その知識はより深いところで得る事ができた!

    と感じて頂けたら嬉しいです。

     

    営業本部 卯尾

  • M.O (田上店 薬剤師)

    田上店 薬剤師  M・O
     .入社年度 :  2010年
     .所属店舗 :  田上はなの木薬局
     .役職    :  薬剤師 
     .出身大学 :  岐阜薬科大学


    Q1 はなの木薬局に入社した理由は?
    私がはなの木薬局に入社を決意した理由は、研修制度が充実しており、
    社内外の研修会や、勉強会に積極的に参加している会社だったからです。
    薬剤師としてスキルアップできる環境が整っていると感じました。
    実際に、様々な研修会を通して、自身の視野を広げ、知識を深める機会を
    多く得られています。

    Q2 職場の雰囲気は?
    とにかく明るく活気のある職場です。現場では従業員が活発に意見を交換し合い、
    共に学び、成長できる環境だと思います。
    比較的若手の従業員も多く在籍しており、活気に満ちた薬局です。
    仕事に就く上で重要な要素のひとつである人間関係も良好で、業務後に
    食事に出かけることもしばしば。

    Q3 現在の仕事内容は?
    ・調剤業務全般
    薬剤師として関わる、調剤 鑑査 お薬を患者さまにお渡しする業務に
    携わっています。
    患者さまに、安心して薬物治療を行っていただける様、細心の注意を払います。
    セルフメディケーションの一環として、はなの木薬局での新たな取り組みである
    アロマ、ハーブの販売に携わっています。
    その他OTCの取り扱いもしており、幅広い知識が必要とされます。

    Q4 仕事で心がけていることは?
    やはり、何はともあれ患者様、お客様のために何をしなければいけないか、
    を常に考える様にしています。
    患者さまやお客さまから「ありがとう」の一言をいただけた時が、最もやりがいを
    感じる瞬間です。
    あとは、どんなに忙しいときでも平常心を保つこと。常に冷静な判断ができるよう
    心がけています。

    Q5 これからの目標は?
    これからの目標は、地域の方々に信頼される薬剤師になることです。
    私からお薬をもらいたい、と思っていただけるような知識と人間性を磨いて
    いきたいと考えております。また、はなの木薬局の新たな取り組みである、
    アロマやハーブを通じて、地域の方のセルフメディケーションに貢献して
    いきたいと考えております。

    Q6 薬学生のみなさんへ一言
    今しかできない、たくさんのことを経験していただきたいです。社会人になって
    初めてできること、というのもたくさんありますが、逆に学生のうちにしかできない
    ことということもたくさんあります。
    失敗を恐れず、様々なことにチャレンジしてください。

  • 海外(米国)研修報告2010 その4

    海外(米国)研修報告2010 その4

    ワシントン大学での講義

    この日は、ワシントン州薬剤師協会 会長のDr .Jeff  Rochon教授から
    「医師との共同による薬物治療」について講義をいただきました。

    米国では、1999年頃から、医師との共同による代替医療を開始している。
    医療費が膨大に膨れ上がる中で薬剤費のコスト削減が大きなテーマとなっています。

    米国では、ジェネリックに変更するにあたり薬剤師協会は医師とある協定を結ぶ事に
    成功し、薬剤師の役割の拡大を手にしています。CDTA’s(共同薬物治療協定)という
    特定のプロトコールにより、特定の治療に対し、薬剤師に処方権を委譲している。

    このプロトコールより、患者は夜でも、週末でも休日でも地方へのお出かけも・・・
    治療へのアクセスがしやすくなり、地域住民は予防接種などができ、感染症拡大や、
    妊娠予防ができるようである。
    そして薬剤師は、薬剤の投与量、種類、用法、期間、検査等について、Drと協働して
    実施できます。仕事の満足度が増加し、自分が習得した能力を活用できます。
    しいては、医療費の削減にも寄与するとの事でした。
    ワシントン州では6000人の薬剤師が、1100店の薬局が登録している模様だ。

    「Harborview Medical Center Pharmacy Department」見学

    ハーバービューメディカルセンターは、当大学のもう一つの病院でシアトルのダウン
    タウンに所在する。287床で薬剤師は60名。(うち30名は病棟業務を行うファームD
    を取得する。)主に救急医療を専門とし、アラスカ・ユタ・オレゴンなどの
    州がヘリコプターで治療を受けられる施設を整える。

    (病院内の会計業務風景 ここで私服の女性が薬のお渡しも行う)

    ここでは、日本人のテクニシャンが勤務されていて、丁寧に解説していただきました。

    「Kelly Ross Pharmacy」見学

    シアトルの在宅専門の個人薬局。経営者3名で開局した外来患者ゼロのデリバリ
    ーサービスに特化した薬局。
    その薬局と事務所はビル4Fにあり80坪ほどを借りて、調剤業務をしている
    大手チェーンとは異なるきめ細かなサービスで、老人施設などの調剤を一手に
    引き受けている。処方箋を一度患者の手にわたす必要のない米国では、患者の
    同意をとり調剤しています。

    「walgreen」見学