タグ: 管理薬剤師

  • 第2回管理者キャリアアップ研修会

    第2回管理者キャリアアップ研修会

    第2回管理者キャリアアップ研修に参加しました。

     

    2部構成で、1部は労務士の方の講義。

     

    1

     

    『リーダーにとっての「道標」』ということで

    はなの木グループには、今まで先輩方が考えて作成した

    「道標」という行動指針があります。

     

    2

     

    その中の「素直で謙虚な姿勢」というフレーズに関して理解を深めるというのが目的でした。

    1度熟考したことに対してさらに具体的にどんな姿勢が謙虚な姿勢か

    をグループワ-クを通じて考え、最後にひとりずつメンバーの前で

    『実践!私が示す「素直で謙虚な姿勢」』宣言をしました。

     

    3

     

    4

     

    2部は、経営コンサルタントの方の講師で、

    薬局の管理者として店舗ごとの利益、経費を知り

    そこからどの数字が自分でコントロールすることができるかを学び

    実際に店舗の必要人員などを計算してみました。

     

    5

     

    人件費に関して減らすことができるのは、残業時間や新規採用シフトに関して

    1日の一人当たりの売り上げを前年度から計算することで、

    毎日の必要人数を求めることができる。

     

    IMG_5663

     

    今までは役員主導の店舗経営だったが、これからは管理薬剤師が

    その店舗の運営について考えることで、調剤報酬等に左右されない

    地域に根ざした薬局作りをすることが目的。

     

    今回学んだことにを念頭に置いて、管理者として何を任されているかを自覚し

    業務に取り組んで行きたいと思いました。

     

    まるみはなの木薬局 横井

  • Y.MATSUMOTO (本郷店 管理薬剤師)

    本郷店 管理薬剤師   松本裕樹

      入社年度  : 2009年
      所属店舗  : 本郷店
      役職     : 管理薬剤師 薬局長
      出身大学  : 富山医科薬科大学(現富山大学)


    Q1 はなの木薬局に入社した理由は?

    まず、薬局の外観や内装のおしゃれなところが気になり、次に、実際働いて
    いる大学の同級生や先輩の実際の声を聞くことでさらに惹かれ、最後に、
    社員の仕事に対するモチベーションの高さを感じて入社したいと思いました。

    Q2 職場の雰囲気は?
    患者様へのサービス向上のために、みんなが積極的に自分のすべき仕事を
    考えて行っています。このような前向きなスタッフが多いので、明るい雰囲気で
    楽しく業務に取り組むことができています。コミュニケーションを大事にしているところも、雰囲気づくりに大きく影響しているかもしれません。

    Q3 現在の仕事内容は?
    通常の窓口での外来調剤業務に加えて、在宅療養支援に積極的にとりくんで
    いるため、訪問医 訪問看護師 ケアマネージャーなど多職種との連携を
    取っています。
    学校薬剤師として生徒、児童の健康を守るため、学校の環境衛生について
    検査なども行っています。

    Q4 仕事で心がけていることは?
    『とにかく早く薬が欲しい しっかり説明して欲しい じっくり相談したい … 』
    などなど患者さまのニーズは様々ですが、そのニーズに合わせたサービス
    提供ができるように、待合室での患者様の様子などをしっかり見ながら、業務を
    行うように心がけています。

    Q5 これからの目標は?
    従来の薬局内での外来調剤業務だけではなく、在宅療養支援や学校薬剤師
    などを積極的に行い、今まで以上に地域に活躍の場を広げていけるような
    薬剤師になりたいです。
    自分の薬局で混注などの無菌調剤ができるようになったらいいなぁ…。

    Q6 薬学生のみなさんへ一言
    これから、間もなく迎える超高齢社会では、医療の在宅へのシフトは
    ますます進んでくると思います。ぜひ、はなの木薬局で一緒に在宅療養支援を
    行いましょう。
    そして薬局から地域へ飛び出す薬剤師に一緒になりましょう!

  • 岐阜・長野エリア研修会 「在庫管理について」を実施しました

    岐阜・長野エリア研修会 「在庫管理について」を実施しました

    8月度のエリア研修会、テーマは「在庫管理」でした。
    薬局にはたくさんの薬が在庫されていますが、それでも薬が足りなかったり在庫そのものがなかったりすることも日常業務では時に起こることです。その一方で残念ながら使用期限が過ぎてしまって泣く泣く処分するものもあったりします・・・。

    在庫管理の重要性、それを身近な「冷蔵庫」にたとえて話をしていただきました。

    冷蔵庫の物が極端に少なければ食べたい時に食べられません(=薬の不足)。冷蔵庫のものが多すぎると食品が悪くなったり(=期限切れ)冷蔵庫の電気代が余分にかったりします(=在庫管理コストの上昇)。こう考えると私の家内も毎日が在庫管理なわけですね。この説明には一同納得!でした。

    また、経営指標みたいなものの解説もありました。在庫回転数は分かるのですが「交叉比率」はイマイチ理解しがたい項目でした。これも解説していただき理解がすすみました。

    各店の数値を提示していただいたのですが、ここで書いてしまうと企業秘密の漏洩になってしまうので割愛です(笑)

    在庫が過多になると会社は現金が在庫として眠っている状況なので、企業活動に支障が出てきます。これを血液とコレステロールの関係に例えていました。血液が現金、コレステロールが在庫というわけです。コレステロールが多ければ血液の流れが悪くなりますし、少なすぎると細胞の合成が滞ってしまうことになります。

    私は管理薬剤師として働いているので、在庫管理には興味があるのですが、エリア研修会の参加者は興味がある人もいたり、あまりピンと来なかったりする人もいたりと当初は様々な反応でした。
    しかし勝村部長の軽快な講義に引き込まれ皆面白いと感じている様子でした。
    薬や疾患について、また保険調剤について勉強することは多いのですが、経営関係の講義は普段余り意識していないこともあり新鮮味がありました。在庫管理について日々の業務に活かしていきたいと思いました。

    はなの木薬局 坂下店

    夏目 茂治

  • 誤調剤による死亡事故について

    誤調剤による死亡事故について

    調剤ミスにより、春日部市の女性を死亡させたとして、この8月19日に
    管理薬剤師と同薬局の経営者の2名を書類送検した事故が発生しました。

    これは、単なる調剤事故ではなく、
    現役のさいたま県薬剤師会会長の薬局で起きた事故だったり、
    取り違えた薬剤が毒薬であったり、死亡させてしまったことも手伝ってか、
    業界紙だけでなく一般紙やテレビでも大きく報道されました。

    新聞記事だけの情報で、過誤の原因については、少し不明な点があります。
    しかし、あってはならない事故であり、医薬分業の理念の根本を揺るがすような
    問題でもあり、国民や患者からの薬剤師に対する信頼を大きく損なう行為である
    と私も思います。

    最も大きな、長期的な問題は、インターネット販売の規制緩和です。
    楽天の三木谷社長などが、以前から厚生労働省に訴えているのですが、
    「薬の供給」を、今の薬剤師・今の薬局に全て任せて安全が保たれるのか・・・
    国民の疑問の声が聞こえてきます。

    私たちは、常に患者さまの健康を守るために行動しなくてはなりません。
    安全は最も優先される事項です。
    「客を待たせたくないので、部下に薬の中身を確認させなかった」や
    「社長から失敗を叱責されるのがイヤで、報告をしなかった」などの
    姿勢で、決して業務をさせないよう私たちも再度徹底したいと思います。

    亡くなられた患者さまに対し心よりご冥福をお祈りいたします。