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  • Y.MATSUMOTO (本郷店 管理薬剤師)

    本郷店 管理薬剤師   松本裕樹

      入社年度  : 2009年
      所属店舗  : 本郷店
      役職     : 管理薬剤師 薬局長
      出身大学  : 富山医科薬科大学(現富山大学)


    Q1 はなの木薬局に入社した理由は?

    まず、薬局の外観や内装のおしゃれなところが気になり、次に、実際働いて
    いる大学の同級生や先輩の実際の声を聞くことでさらに惹かれ、最後に、
    社員の仕事に対するモチベーションの高さを感じて入社したいと思いました。

    Q2 職場の雰囲気は?
    患者様へのサービス向上のために、みんなが積極的に自分のすべき仕事を
    考えて行っています。このような前向きなスタッフが多いので、明るい雰囲気で
    楽しく業務に取り組むことができています。コミュニケーションを大事にしているところも、雰囲気づくりに大きく影響しているかもしれません。

    Q3 現在の仕事内容は?
    通常の窓口での外来調剤業務に加えて、在宅療養支援に積極的にとりくんで
    いるため、訪問医 訪問看護師 ケアマネージャーなど多職種との連携を
    取っています。
    学校薬剤師として生徒、児童の健康を守るため、学校の環境衛生について
    検査なども行っています。

    Q4 仕事で心がけていることは?
    『とにかく早く薬が欲しい しっかり説明して欲しい じっくり相談したい … 』
    などなど患者さまのニーズは様々ですが、そのニーズに合わせたサービス
    提供ができるように、待合室での患者様の様子などをしっかり見ながら、業務を
    行うように心がけています。

    Q5 これからの目標は?
    従来の薬局内での外来調剤業務だけではなく、在宅療養支援や学校薬剤師
    などを積極的に行い、今まで以上に地域に活躍の場を広げていけるような
    薬剤師になりたいです。
    自分の薬局で混注などの無菌調剤ができるようになったらいいなぁ…。

    Q6 薬学生のみなさんへ一言
    これから、間もなく迎える超高齢社会では、医療の在宅へのシフトは
    ますます進んでくると思います。ぜひ、はなの木薬局で一緒に在宅療養支援を
    行いましょう。
    そして薬局から地域へ飛び出す薬剤師に一緒になりましょう!

  • 『 無菌調剤技術研修 』 に参加してきました

    『 無菌調剤技術研修 』 に参加してきました

    昨年末、『 富山県薬剤師会 会営富山中央薬局 』 に無菌調剤室が設置され、

    地域の在宅医療を担う保険調剤薬局の薬剤師対象に、実技研修が開始されました。

    現在、『 本郷はなの木薬局 』 ではTPNの輸液を調剤していますが、

    混合の経験はありません。

    医師から要望の声が全くないわけではありません。混合したくてもできない!(>_<)

    ちょうどそんなとき、この研修の案内をいただきました (^o^)/

    さっそく、この 『 無菌調剤技術研修 』 に奥田部長と参加してきました。

    会営富山中央薬局 田中先生のご指導のもと、約1時間の実技研修を受けてきました!

    今回はその様子を報告したいと思います。

    まず、研修のながれを説明していただきました。

    真剣な面持ちの奥田部長です ( ..)φメモメモ

    ここは準備室なんですが、ここに入る前にまず専用のシューズに履きかえます。

    準備室にあるこの写真の箱、パスボックスといいます。

    名前のまんま、準備室とクリーンルームをつなぐ通路になっています。

    薬品や必要機材をここから搬入します。

    ここで忘れてはいけないのが、消毒用エタノールです!搬入物すべてにエタノールを噴霧します。

    次に、前室にてメディカルキャップ、滅菌マスクおよび滅菌ガウンを着用し、手指を消毒します。

    さらに専用サンダルに履き替えます。

    クリーンルーム内での正装した二人です(^ ^)

    足洗い槽にて靴底を消毒後、クリーンルームに入りました。

     

    ここで滅菌手術用手袋を着用したのですが、

    『着用時、外側を素手でふれてはいけない、触れていいのは内側だけ!』

    これがなかなか苦戦しました(@_@;)

     

    さて、ここから実際の混注作業です!!

    作業台、ワゴン、クリーンベンチ内を消毒用エタノールで清拭後、薬品や機材を並べます。

    もちろん、ここでも薬品や機材は消毒用エタノールを噴霧します!

    残念ながら実際の混注風景はありませんが、田中先生の指導のもと、

    高カロリー輸液に生理食塩水や、薬品を注入しました。

    ここでもしっかりと消毒をおこないながら、慎重に注入しました。

    (私は、注射器で、アンプル内の薬液を最後までしっかり吸い上げるのに苦戦しました…。)

    注入後、ツインバックの隔壁を破壊ししっかり混合しました。

    それぞれ、処方内容をラベルにして貼ってあります!

     

     

    出来上がった薬品を、ポリフィルムバックに入れてシーラーを用いて脱気・封をします。

    これが、なかなか空気がうまく抜けずに何度もやり直しました…

    封したものを、パスボックスに入れ作業終了です!

    お疲れ様でした (^o^)/

    今回、研修を受けてみて消毒の回数に驚きました。

    ほぼ全工程に消毒はついてまわります。

    高カロリー輸液は培地のようなものなので、当たり前といえば当たり前なのですが、

    細菌繁殖には本当に気をつけなければなりません。

    今回は研修でしたが、今後患者さまの混注を行う際には、より一層気をつけて行いたいと思います。

    最後になりましたが、田中先生ご指導ありがとうございました m(__)m

    本郷はなの木薬局
    松本 裕樹