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  • 先輩薬剤師にインタビュー A.Kさん

    先輩薬剤師にインタビュー A.Kさん

    プロフィール

    出 身 地:新潟県
    出身大学:富山大学
    所属店舗:本郷店

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    これが私の仕事です

    保険調剤業務・処方監査・服薬指導・薬剤服用歴管理・在宅医療

    医師から発行された処方範によって患者さんのお薬を調剤します。ただ、処方筆通りにお薬を調剤するのではなく、有効性や安全性、重複投与、相互作用、患者さんの体質、アレルギーをチェックします。

    窓口での服薬指導の際には、患者様にお薬をお見せして一緒に確認しながら、 薬効・用法用量などについて説明します。その後、薬剤服用歴という記録として残し、患者様のお薬や体調変化を管理しています。また,調剤を適切に行うために必要な専門知識を身につけることはもちろんですが、研修会に積極的に参加し医薬品の最新情報を収集して患者様や医療スタッフに適切な情報提供ができるようになることを目指して日々努力しています。

    また、 お薬の形や大きさで飲みにくい状況がある場合にはお薬をつぶすなどの工夫や、一包化といって服用時点にお薬を一回分ずつパックして患者様が飲みやすいようにします。

    在宅業務では、 お年寄りで寝たきりや介護の必要がある方のご自宅に出向いてお薬の説明、服薬管理状況の確認、副作用のチェックなどを行っています。また、得られた必要な情報を他の医療スタッフへ定期的に報告して連携を取っています。

    だからこの仕事が好き!一番うれしかったこと

    患者様との心の距離が近くなったと感じたとき

    私は、在宅医療の勉強をするために先輩が担当している患者さんのお宅に何度かお邪魔させていただきました。しばらくして、その先輩が違う店舗に移動することになりました。そのことを患者様にお伝えると悲しそうな表情で「本当に優しかった。本当に良くしてもらったから寂しい。」とおっしゃっていました。

    私は、患者様に惜しまれて感謝されている先輩の姿を見て、 帰りの車の中で自然と涙が出てしまいました。私も先輩方のように患者様に慕われるようになりたいと強く思いました。

    薬局長からアドバイスをいただき、まずは自分のことを良く知ってもらうことから始めようと自己紹介カードを作ることにしました。患者様に自己紹介カードをお渡しすると、嬉しそうに笑顔でそのカードを見てくださいました。

    そこから会話が弾み、今まで私が知らなかった患者様の趣味や好きな音楽、お薬に関する不安などを聞くことができました。私は、その時少し患者様との距離が近くなった気がしてとても嬉しくなりました。

    患者様に受け入れていただくためには、患者様のことを知ろうとするだけでなく、自分がどういう人なのかということを知ってもらうことも大切なことのーつだと学びました。

    ズバリ!私がこの会社を選んだ理由、ここが好き

    会社の皆さんの人柄とモチベーションの高さに一目惚れ

    私は、自分が入る会社を決める際にこれは外せないと言う条件がなく、正直なんとなく就職活動をしていました。そのため、就職説明会に行ってもどの会社も良く見えてしまい、自分の就職先を選べずにいました。

    そんな時に大学の同じ研究室の仲間が紹介してくれたのが、「はなの木薬局」でした。

    いくつも説明会には行きましたが、会社の方針はもちろんのこと何より会社の皆さんの人柄とモチベーションの高さに一瞬で惚れてしまいました。一度、説明会に参加しただけで、私だったらこんな薬剤師さんにお薬をもらいたい!と感じるほどでした。

    実際にはなの木薬局に入社して様々な行事がありましたが、どの店舗の方にお会いしても魅力的な方ばかりで本当に驚きました。私たちのために熱心に丁寧に教えてくださる先輩、積極的に研修会などに誘ってくださる先輩に囲まれて充実した刺激のある毎日を送っています。また、仕事以外でも一緒に遊んだりして、日頃からコミュニケーションを大切にしている会社だと感じました。

    私は、この会社に入って夢だった薬剤師として過ごせていることに日々幸せを感じています。

    私からの就職活動アドバイス

    個人によって会社を選ぶ基準は違うと思いますが、私は最終的に「人」を重視して決めて良かったと実感しています。

    患者様にお薬の説明をする時にコミュニケーションが大切と良く言われますが、それは薬剤師である前に「人としてどうあるべきか」が非常に重要点だと考えます。 はなの木薬局の説明会で、「私だったらこんな薬剤師さんにお薬をもらいたい」と思ったように薬学的な専門知識はもちろんですが、人としてのあるべき姿を学んでいくことが、患者様との信頼関係の構築につながるのではないかと感じています。

    また、就職活動するときには説明会だけでなく、少しでも気になる会社があれば実際に店舗見学に行くことをお勧めします。患者様目線に立って見学してみるとその会社が普段から大切にしているところがすぐに理解できると思います。

    人生一度きりなので、ぜひ日々やりがいを持ってお仕事が出来る職場を見つけてください。

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  • 【本郷店】楽しく学ぶ機能解剖学研修会

    【本郷店】楽しく学ぶ機能解剖学研修会

    1月22日、青年薬剤師会主催の「機能解剖学研修会」に参加しました。

     

    今回のテーマは「膝」!

    メープル薬局の見澤先生のご指導のもと「フランクリンメソッド方式」

    に従って身体の動きや形を知っていく研修会です。

     

    まず、膝はどんな形をしていて、どの骨と繋がっているのか、どうやって動いているのかなどなど

    膝を知ることから始まりました。

    実際、半月板や靭帯は思っていたより小さかったり、膝の中心側にあったりと

    人の身体って不思議だな~と感じました。

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    次に膝を意識しながら曲げたり、伸ばしたりしてみるということで2人ペアになり

    相手の膝の動きに合わせて手を動かします。

     

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    膝を曲げるときの動きは「後ろにターン、前にスライド、後ろにスピン」だそうです。

    今、骨がスピンしている!など・・・

    膝の動きをちょっと意識するだけで動きやすくなった気が・・・する!!

     

    こんな感じで研修会はあと2回開催されます。

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    次回のテーマは肩!

    最近ウィンタースポーツを楽しんで肩を痛めたかな~と思っていたので

    期待して参加したいと思います!

     

    本郷店 山本千尋

  • 北陸大学 業界仕事研究会に参加しました

    北陸大学 業界仕事研究会に参加しました

    先日、北陸大学で開催された「業界仕事研究会」に参加致しました。

    昨年も参加させていただいたのですが、これも恒例なのか・・・

    この日、金沢では初雪観測。

    大学に到着した時は雨でしたが、帰るころには積もっていました^^;

    私も雪深いところで生まれ育ちましたが、初雪はわくわくしますね!

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    話を戻しまして・・・

     

    今年も病院、保険薬局、ドラッグストア、製薬会社と多企業が参加されていました。

    毎年はなの木薬局では新入社員の方に就活に向けてのコツなど伝えていただいています。

    今年は本郷店の鈴木さんにお願いしました(*^_^*)本人はとても緊張しているようでしたが

    2年前は聞き手だった鈴木さんを知っている私としては先輩薬剤師として説明する姿に感無量(T0T)

    IMG_4703(練習の図)

    suzuki(本番)

     

    続いて勝村専務から

    ①薬局の取り巻く環境はどう変化するか

    ②これから必要とされる薬局とは

    という内容をお話しされました。

    IMG_4236

     

    どの職種を選択するか、またどんな企業に就職したいか。

    悩みは多いと思いますが、やはりまずはインターンシップに積極的に参加することだと思います!

    よく見て、よく聞いて、しっかり感じて。必ず自分に合った企業が見つかるはずです!

    今この時をどう活かしていくかは自分次第です。

    みなさんの第一歩が実りのあるものになるよう陰ながら応援致します!

     

    採用担当 徳原

     

     

  • 先輩薬剤師にインタビュー C.Sさん

    先輩薬剤師にインタビュー C.Sさん

    プロフィール

    出 身 地:静岡県
    出身大学:富山大学
    所属店舗:本郷店

    鈴木

    これが私の仕事です

    調剤・処方監査・服薬指導・在宅業務

    病医院の発行する処方せんに基づいて調剤を行います。ピッキングから監査、投薬まで複数の薬剤師と連携を取りながら確認を重ね、お薬を患者さまにお渡ししています。スピーディかつ正確に。しかも適切にお薬を調剤するのは気の張る仕事だと思います。

    またストレスなく患者さまから情報を得たりコンプライアンス・アドヒアランス良く服用していただくため言葉選びに日々苦悩しています。最近は在宅にも行かせてもらえるようになりました。在宅業務では用意したお薬を持って患者さまのお宅へ伺い、服薬指導や残薬の確認を行います。その際、医師や看護師、ケアマネージャーさんとの連携がとても重要です。

    どれも大変な仕事ですがその分とてもやりがいがあります。

    だからこの仕事が好き!一番うれしかったこと

    「またあなたね。この間はありがとう」

    投薬時に患者さまにかけていただいた言葉です。前回投薬時に薬と症状のことで相談を受け、私なりにアドバイスをした方でした。

    アドバイスと言ってもこの薬は症状がないときに使用はしない。血圧は変わりやすいから気にし過ぎない方が良い。テレビを遅くまで見ていると寝つきが悪い。というものでした。それでも顔を覚えてくださっていたことと患者さまのお役に立てたことを実感しとても嬉しかったです。

    また薬の知識だけではなく「健康」という広い範囲の知識が必要になるのだと感じた瞬間でした。

    ズバリ!私がこの会社を選んだ理由、ここが好き

    明るく元気でケジメのついた楽しい職場

    私は学部生5年次の実習で、はなの木薬局にお世話になりました。その時に見た先輩方の姿がとても素敵で「自分もこうなりたい!」と思い就職を決めました。

    先輩方は会社全体の目標と個人の目標を持ち、日々研鑚しながら笑顔が絶えずいきいきと業務に取り組んでいました。その姿に憧れ、やりがいを持って仕事をすることの大切さを学びました。また私は在宅業務に関心があったので在宅を積極的に取り組んでいる薬局だからというのも理由のひとつです。

    私からの就職活動アドバイス

    とにかくメモをとること

    説明会の時にはいいなと思ったことや気になったことも時間が経つと他企業の説明会の記憶と混ざってどちらのことだったか分からなくなってしまします。

    せっかく得られた情報を忘れてしまうのはとてももったいないので、どんな小さなことでもこまめにメモをとって残しておくといいと思います。実際に私はもっとメモを残しておけばよかったと後悔しました。メモをとる行為は企業の方に「あなた方のお話にとても興味があります!」というアピールにもなるので一石二鳥です!

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  • 【本郷店】在宅緩和ケア懇話会に参加しました

    【本郷店】在宅緩和ケア懇話会に参加しました

    10月22日

    富山県立中央病院で開催された「第12回在宅緩和ケア懇話会」に参加しました。

    第1部はターミナルの患者さんが入院から在宅へ移り、永眠されるまでの経過を

    様々な職種の方が各々の視点を発表する事例報告会と意見交換でした。

    当薬局から薬局薬剤師の視点で松本課長が発表され、麻薬の管理や

    PCAポンプなどについて説明されました。

    20151022本郷

     

    同じ患者さんでも職種の違いや入院中と在宅療養の違いで見えてくるものが

    異なることを改めて感じ、病状はもちろん生活環境や心理状況などについて

    情報共有の必要があると思いました。

     

    第2部では「かみいち総合病院」の在宅療養支援体制についてのお話が聞けました。

    なかでも「グリーフケア」のお話が印象的で、患者さんが亡くなった後

    そのご家族に対して寄り添うことの大切さを感じました。

    また、そこから次回への改善点を見出し、今後の在宅医療へ繋げていくことは

    私たちも見習うべき医療従事者として必要な姿勢だと思います。

     

    多職種の方々のお話は薬局内だけでは得られないことを吸収できる貴重な機会です。

    今後も外部研修会などに積極的に参加し新たな知識や刺激を得ていきたいと思います!

     

    本郷店 稲田

  • 【本郷店】富山あいの風リレーマラソンに参加しました!

    【本郷店】富山あいの風リレーマラソンに参加しました!

    10月18日 第15回富山あいの風リレーマラソンに参加しました。

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    富岩運河環水公園で行われ年齢制限はなく、1周2.1km余りのコースをたすきリレーし

    チームでフルコース約42km、ハーフコース約21kmを完走し、1人で何周走ってもOKというルールです。

    今年もたくさんの方が参加しておりその数なんと約6,000人!!!

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    はなの木薬局からS木さん、M課長、M課長のお子さん、私の4名と

    お世話になっている訪問看護ステーションの方々との合同チーム総勢10名で挑みました。

    私は第一走者に任命されましたが普段運動をしていないこともありかなり心配・・・^^;

    午前10時スタート!

    多くの参加者がいるためスタート直後はゆっくりとした走りだしです。

    …が少し経つとだんだんスピードが上がってきました。

    遅れないように必死についていこうとしますがみんな速いっ(@_@;)

    ついていけないだけではなく普段の運動不足もたたり早々に足が上がらなくなってきました。

    ただただゴールに向かって走るだけです。長い。。。とても長い。。。

    学生の頃は2kmと聞いてもどうにかなるだろうという感覚でしたが

    30歳を過ぎるとそういうわけにもいきませんね^^;ゴールした時には立っていることもできませんでした。

     

    その後はチームのみんなに頑張っていただいたおかげで無事全員完走!!

    チームの順位は183/207チーム タイム2時間4分44秒という結果でした。

    我らが新人薬剤師のS木さんも頑張ってくれました!

    本郷ブログ2

     

    薬剤師として業務をしていく上で多職種との連携は非常に重要ですが

    今回は業務外での連携(?)となり普段とは違う一面も見られとてもいい時間でした。

    一緒に何かを達成することで親近感が湧き、業務における連携にも繋がるものだと感じました。

     

    また、普段患者さんにたいして「運動の重要性」を伝えている身でありながら

    運動することの大変さをしみじみと実感した一日でもありました。

    来年はもっと頑張れるよう必ず運動します!(宣言)

     

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    訪問看護ステーションの皆さん!ありがとうございました!

     

    本郷店 萩原

  • 【本郷店】中学生の職場体験

    【本郷店】中学生の職場体験

    7月30日(木)「薬剤師のお仕事体験学習」に富山市内の女子中学生が4名やってきました!

    この体験学習は県が薬剤師会と共に実施するもので、薬剤師の仕事を知ってもらい

    将来の薬剤師の成り手を増やすことを目的としています。

    対象は中学生、高校生で薬局以外にも薬事研究所や病院で薬剤師業務体験を行っています。

    このような取り組みがあったとは私自身知りませんでした^^;

     

    今回、中学生に体験してもらったのは錠剤の一包化・軟膏剤の混合・シロップ剤や散剤の調整作業。

    まずは錠剤と散剤の一包化に挑戦!!模擬の処方せんに基づきラムネを錠剤に見立てて調剤します。

     

    「今から玉の薬と粉の薬の一包化をします」

    「・・・シーン。」

    あっ!!ついつい使ってしまいますが「一包化」は専門用語。説明には気を付けなければ・・・(^_^;)

    薬包紙を使っての一包化の作業をテキパキと進め

    機械になれてしまっている私たちより折り方が上手!

    DSCN1626

    次は、シロップ剤の調整!小さな頃に風邪をひくとよくもらっていた水のお薬。

    「これは何種類のお薬が混ざっていると思う?」

    「えーっと・・・1種類?」

    「実は2~3種類のお薬が混ざっているんだよ。」

    と説明すると一層にしかみえないので1種類のお薬だと思っていた様子。

    実際に水薬を調剤してみるとみんな「へぇ~」と納得していました。

    DSCN1620

    最後に最難関の軟膏の混合!みんな苦戦するだろうなと思っていましたが

    あれよあれよという間に

    「計り終わりました!」

    「混ざりました!つぼに詰めますね!」・・・私たちの出る幕ナシ(・_・;)。

    出来上がりを見てみるとキレイに混ざっている。

    つぼ詰めも空気が入らないように詰めている。

    「みんなセンスあるじゃん!」と思わず口にしてしまうほど丁寧に調剤してくれました。

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    体験が終了した後、みんな口々に「薬を作るのって大変だね~」と言っていました。

    薬局では薬をもらうだけなのになんでこんなに待たされるのかと思うことが多々あるけれど、

    薬を作る(調剤する)にはたくさんの工程があって、そのあとには本当に薬が正しいか確認してから

    渡すので時間がかかるんだよ。と説明すると

    「そうなんですね。大変だな~」と納得していました。

     

    例年、この体験学習には定員をはるかに上回る応募があるそうです。

    私が中学生の時はまだ「薬剤師」という職業を知らなかったのに

    今の中学生はすごいな~と感心しました。

    今回、体験してくれた中学生はみんな緊張しながらもとても楽しんでもらえたのではないかな。

    とそう思っています!

    純粋で素直なひたむきさを感じて、胸を張っていられるよう私たちも頑張らなければっ!

    と改めて思った1日でした(^o^)/

     

    本郷店

    鈴木千尋 、山本千尋

  • 症候学を学ぼう!!~セルフメディケーションと薬剤師の役割~

    症候学を学ぼう!!~セルフメディケーションと薬剤師の役割~

    今回、昭和薬科大学薬学部教授の木内祐二先生のワークショップに参加しました。

    私は、6年制薬学教育の第三期生で今年の3月に国家試験を受験した新人薬剤師です。

    「症候学」という学問は非常に重要であり、これからの薬学教育で必要であることを聞いていましたが、

    実際に大学の授業で系統的に勉強する機会はなかったので「症候学」を学ぶことができて

    非常に貴重な機会となりました。

    私は、4月から薬局で実際に業務をしてみてOTC情報提供は非常に難しいと感じていました。

    これまで薬理や薬物治療を学んできて薬品名から疾患を推測することや疾患から使用する

    薬品名や症状を挙げることはしてきましたが、“症状から病気を推測する”という考え方を

    あまりしてこなかったため、OTC販売に対して苦手意識を持っていました。

    しかし、実際の業務では、自分自身で症状から推測される疾患をできるだけ

    挙げて患者様から情報を収集しながら疾患を絞り込んでいかなければいけません。

    実際にグループごとにいくつかの症状に対する疾患を挙げてみると

    こんなにも沢山の考えられる疾患があることに驚きました。

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    また、疾患を推測したあとの対応(トリアージ)についてもグループで議論しました。

    疾患の推測には、「LQQTSFA」という7つの質問が重要な鍵になると教えていただきました。

    LQQTSFAとは、「どこが(L)」、「どのように(Q)」、「どの程度(Q)」、「時間・時期・頻度(T)」、

    「状況(S)」、「増悪軽快因子(F)」、「随伴症状(A)」のことです。

    また”アルゴリズム”という方法を教えていただき、疾患を振り分けるときのテクニックを

    知ることができて大変勉強になりました。

    昭和薬科大学の薬学部生は、疾患ごとに病態を調べて疾患を振り分ける練習を1日中していることも

    あるとのお話を聞いてとても驚いたと同時に、私も薬剤師としてもっと頑張らなければいけないと

    焦りも感じました。

    今回の講演を通して私が強く実感したことは、患者様に適切なトリアージを行うための

    症候学の知識がなければ積極的かつ余裕をもった応対はできず、患者様に安心感を与える

    情報提供もできないと感じました。逆に考えれば、トリアージに必要な知識を身につけることができれば、

    薬剤師の活躍の幅が格段に上がると強く感じました。

     

    最後になりましたが、木内先生、天候の悪い中遠くから富山までお越しいただき誠にありがとうございました。

    木内先生から教えて頂いたことを日々の業務でも生かせるように努力していきたいと思います。

     

    本郷店 小山 葵

  • 第5回富山県漢方調剤フォーラムに参加しました

    第5回富山県漢方調剤フォーラムに参加しました

    1月25日に開催された富山県漢方調剤フォーラムに参加してきました。

    この研修会は富山県薬剤師会と富山県病院薬剤師会が共催しており、

    薬局だけに留まらない幅広いお話を聞くことができました。

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    一般演題は薬剤師の先生2名の発表で、松本課長が座長を務められました。

    「煎じ薬における処方意図の推察」という難しい内容でしたが、

    個々に合った治療ができるという煎じ薬の長所を活かすためにも、

    処方意図の理解は重要なことだと感じました。

    また、ヒアリングや日頃の医師とのコミュニケーションの重要性についても再認識させられました。

     

    特別講演Ⅰでは和漢診療科の先生からリウマチ治療における漢方使用例についてお話頂きました。

    また、最近の話題として「腸管膜静脈硬化症」についても取り上げられました。

    これは山梔子含有方剤の長期投与により誘発されやすく、

    早期発見が困難であるため漫然とした投与をしないよう薬剤師も注意してほしいそうです。

     

    特別講演Ⅱでは抗がん剤の副作用に対する漢方薬の活用例を知ることができました。

    代表的なものは

    ・吐気 → 六君子湯

    ・下痢、口内炎 → 半夏瀉心湯

    ・末梢神経障害 → 牛車腎気丸、芍薬甘草湯

    だそうです。また、抗がん剤投与と同時に服用開始し、予防的に使うことが多いようです。

     

    漢方薬は効果が緩やかではありますが、安価で副作用や併用禁忌が少ないため有用な薬剤だと思います。

    今回の研修では、様々な症状に対する活用法を知ることができました。

    今後も理解を深め、日々の業務に活かしていきたいと思います。

     

    本郷店 稲田 千香子

  • 10月 石川・富山エリア社内研修会のご報告 

    10月 石川・富山エリア社内研修会のご報告 

    10月度の社内研修会は、はじめに潰瘍性大腸炎という疾患に関して、治療薬を販売している製薬会社のMRさんともりの里店の萩原さんより発表がありました。

     

    潰瘍性大腸炎とは主に大腸粘膜に潰瘍やびらんができる原因不明の非特異性炎症性疾患です。

    症例が少ないためあまりなじみがないとは思いますが、以前、とある方がこの疾患を理由に首相を辞任されたといえば思い出す方もいるかと思います。

    最近、その方が新しく販売されたアサコールというお薬で症状を克服し、政治の大舞台に戻ってきたことでそのお薬も話題になっています。

     

    さて、そのアサコールというお薬は成分がまったく新しいというわけではなく、これまでも治療薬として使われていたメサラジンという成分が入っています。

    成分が同じなのに、これまでのお薬より効果があるのはなぜでしょうか?

    効果のあるお薬とは成分が優れていることはもちろんですが、その成分を体の届けたい場所へ効率良く運ぶことも重要なんです。

    そこで、このアサコールというお薬は「放出制御機構」というものを工夫することで、メサラジンを大腸まで効率よく運べるようになり、良く効くようになりました!

    と、MRさんによる潰瘍性大腸炎とアサコールの説明を聞いた後で、萩原さんの発表でした。正直、MRさんと同じような内容になるのではと思っていました。

     

     

    しかし、はじめこそ疾患の説明などでしたが、途中から萩原さんの実体験を交えた大腸内視鏡検査の説明になり、検査の手順に体験、感情を交えることで、平たくなりがちな説明に奥行きがでて非常に興味深く、わかりやすかったです。

    なかでも、検査前日に飲む下剤の量は通常の何倍にもなるため、かなりの腹痛がくるのではないかと思っていましたが、そんなでもなかったとの感想は経験者でなければわからない貴重な情報でした。

    ほかにも体験を交えた説明が多々ありましたが、それらは普段私たちが文章から得る知識とは違い、検査を受ける患者さん目線での情報であり、大変貴重な知識として得ることができました。

    参加された皆さんの今後に役立つものと思います。

    萩原さんありがとうございました!!

     

     

    次に本郷店の松本さんより高度医療機器継続研修に関する発表がありました。

    高度医療機器という単語はなじみ薄いものだと思いますが、定義は「副作用や機器の機能に障害が生じた場合に生命や健康に重大な影響を与えるおそれがあるもの」とのこと。難しいですね。

    具体的には、血糖自己測定器やペースメーカー、そしてコンタクトレンズも含まれています。

    ほかにも該当するものはたくさんありますが、これらの機器を薬局で販売するためには行政の許可を頂き、定期的に研修を受けることが必要となります。

    ということで教育を受け、大変勉強になりました。

    松本さんありがとうございました!!!

                           大徳店 竹田