タグ: 在宅療養

  • バイタルサイン講習会に参加してきました。

    バイタルサイン講習会に参加してきました。

    今回、 『 一般社団法人 在宅療養支援薬局研究会 』 主催の
    『 バイタルサイン講習会 』 に参加してきました。

    講師である 『 狭間 研至 先生 』 の御講演は、今まで何度か聞かせて
    いただいておりますが、毎回背筋が凍る思いでいました。

    今回、 『 バイタルサイン講習会 』 に参加した理由も、バイタルサインに
    対する興味だけではなく、現状実施させていただいている多職種連携の
    限界および日常の調剤業務の閉塞感を感じていたからです。

    私たちは、本当の意味で他職種の皆さまに承認していただけるために、
    医療現場で必要とされる本質的価値を提供していかなければいけません。

    私は、その本質的価値をずっと見いだせずにいました。

    その折、先生の御講演を聞き、衝撃を受けたことがきっかけとなります。

    今後、私たちが目指そうとしているコミュニティーファーマシーという
    位置付けの中で、1つのカテゴリーとしてのバイタルサインを通じて、
    医療現場に必要とされる役割を担える人材の育成を進めていくことは
    必須と考えています。

    その上で、まずはキャリアパスを明確にしてからの実践ということでしょうか。

    今回講習会を受けて、従来の保険調剤業務がハイクオリティであることは
    前提の上で、在宅療養支援、統合医療も含めたプライマリケアの実践を
    私たちは遂行していかなければいけないことを痛感しました。

    ただ、講習会を受けるにあたり、当初は危機感を抱いていたせいもあったのか、
    勝手に敷居を高く設定していたのかもしれません。

    しかし、講義の途中からは医療人としての喜びの方が優先し、本能的に
    楽しい感覚で満たされていました。

    狭間先生が言われる通り、今回の経験で私は小さな小川を飛び越えた
    のかもしれません。

    しかし、現在 同じ山の頂上を目指している仲間たちみんなで小川を飛び
    越えなければいけません。

    トレンドで入るのではなく、バイタルサインの意義と文脈を理解した上で、
    情熱を持って取り組んでいきましょう!!

    きっと、今まで踏み込んだことのない領域に踏み込む、新たな発見、
    希望、楽しさがあると思います。

    最後に、当日ご指導いただきました、狭間先生、運営に関わられた
    スタッフの皆さま、ディレクター、インストラクターの先生方、当日参加
    されました先生方に深くお礼を申し上げます。

    奥田 武詩

  • 本郷はなの木薬局の初めての実務実習生

    本郷はなの木薬局の初めての実務実習生

    本郷店での初めての実習生Sさんの受け入れが終わりました。

    薬学部6年制の薬局実習は11週間。さらに病院実習も11週間するようです。

    私たちの頃は2週間ずつだったので、大幅に伸びました。

    長期になるので、とても大変だったと思います。

    受け入れが初めてということもあり、どんな学生が来るのか心配でしたが、自分から学ぼうとする姿勢がある素晴らしい学生でした。

    教えた事への復習を欠かさず、自分のものにしてくるので、どんどん教えたいという気持ちになりました。

    服薬指導の実習でも、患者様と笑い声を交えて会話ができるので、患者さまもリラックスしていらっしゃったと感じています。

    本郷店では在宅療養支援に力を入れています。

    Sさんには、実習中に出来るだけたくさんの事を学んでほしいと、在宅療養の現場にご一緒して頂きました。

    患者さまも快く受け入れて下さり、普段以上に会話がはずみました。

    7/24、富山大学薬学部では、薬局実習報告会がありました。

    Sさんは在宅療養を基に発表されました。

    発表中は緊張しているように見えましたが、しっかりと分かりやすい話し方で発表をされていました。

    褥瘡の起こった部位を実際に見て、指導を行っていくこと。

    残薬を実際に見ることが出来るため、確認を行いやすいこと。

    普段の生活の場で指導を行うため、患者さまの生活環境や、性格までわかること。

    実習中、在宅での患者さまとの触れ合いが、1番の印象に残ったとのことでした。

    将来の薬剤師像は

    「薬剤師が薬局から飛び出し、地域社会に密接に関わることが重要。

    地域社会への貢献と患者さまのQOLの向上のお手伝いをしていきたい」とのことでした。

    学生の間にここまで具体的に描けるとは、素晴らしいですね。

    大変な事もあったと思いますが、薬局内でも多くの患者さまと接し、充実した時間が過ごせたのではないでしょうか?

    在宅療養支援を実施している薬局は、まだまだ少ないのが現状です。

    これからも一緒に学んでいきたいですね。

    実習お疲れ様でした。

    ご協力いただきました患者さま、誠にありがとうございました。

    本郷はなの木薬局
    福島 靖也