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  • 症候学を学ぼう!!~セルフメディケーションと薬剤師の役割~

    症候学を学ぼう!!~セルフメディケーションと薬剤師の役割~

    今回、昭和薬科大学薬学部教授の木内祐二先生のワークショップに参加しました。

    私は、6年制薬学教育の第三期生で今年の3月に国家試験を受験した新人薬剤師です。

    「症候学」という学問は非常に重要であり、これからの薬学教育で必要であることを聞いていましたが、

    実際に大学の授業で系統的に勉強する機会はなかったので「症候学」を学ぶことができて

    非常に貴重な機会となりました。

    私は、4月から薬局で実際に業務をしてみてOTC情報提供は非常に難しいと感じていました。

    これまで薬理や薬物治療を学んできて薬品名から疾患を推測することや疾患から使用する

    薬品名や症状を挙げることはしてきましたが、“症状から病気を推測する”という考え方を

    あまりしてこなかったため、OTC販売に対して苦手意識を持っていました。

    しかし、実際の業務では、自分自身で症状から推測される疾患をできるだけ

    挙げて患者様から情報を収集しながら疾患を絞り込んでいかなければいけません。

    実際にグループごとにいくつかの症状に対する疾患を挙げてみると

    こんなにも沢山の考えられる疾患があることに驚きました。

    IMG_0322 (2)

    また、疾患を推測したあとの対応(トリアージ)についてもグループで議論しました。

    疾患の推測には、「LQQTSFA」という7つの質問が重要な鍵になると教えていただきました。

    LQQTSFAとは、「どこが(L)」、「どのように(Q)」、「どの程度(Q)」、「時間・時期・頻度(T)」、

    「状況(S)」、「増悪軽快因子(F)」、「随伴症状(A)」のことです。

    また”アルゴリズム”という方法を教えていただき、疾患を振り分けるときのテクニックを

    知ることができて大変勉強になりました。

    昭和薬科大学の薬学部生は、疾患ごとに病態を調べて疾患を振り分ける練習を1日中していることも

    あるとのお話を聞いてとても驚いたと同時に、私も薬剤師としてもっと頑張らなければいけないと

    焦りも感じました。

    今回の講演を通して私が強く実感したことは、患者様に適切なトリアージを行うための

    症候学の知識がなければ積極的かつ余裕をもった応対はできず、患者様に安心感を与える

    情報提供もできないと感じました。逆に考えれば、トリアージに必要な知識を身につけることができれば、

    薬剤師の活躍の幅が格段に上がると強く感じました。

     

    最後になりましたが、木内先生、天候の悪い中遠くから富山までお越しいただき誠にありがとうございました。

    木内先生から教えて頂いたことを日々の業務でも生かせるように努力していきたいと思います。

     

    本郷店 小山 葵

  • M.O (田上店 薬剤師)

    田上店 薬剤師  M・O
     .入社年度 :  2010年
     .所属店舗 :  田上はなの木薬局
     .役職    :  薬剤師 
     .出身大学 :  岐阜薬科大学


    Q1 はなの木薬局に入社した理由は?
    私がはなの木薬局に入社を決意した理由は、研修制度が充実しており、
    社内外の研修会や、勉強会に積極的に参加している会社だったからです。
    薬剤師としてスキルアップできる環境が整っていると感じました。
    実際に、様々な研修会を通して、自身の視野を広げ、知識を深める機会を
    多く得られています。

    Q2 職場の雰囲気は?
    とにかく明るく活気のある職場です。現場では従業員が活発に意見を交換し合い、
    共に学び、成長できる環境だと思います。
    比較的若手の従業員も多く在籍しており、活気に満ちた薬局です。
    仕事に就く上で重要な要素のひとつである人間関係も良好で、業務後に
    食事に出かけることもしばしば。

    Q3 現在の仕事内容は?
    ・調剤業務全般
    薬剤師として関わる、調剤 鑑査 お薬を患者さまにお渡しする業務に
    携わっています。
    患者さまに、安心して薬物治療を行っていただける様、細心の注意を払います。
    セルフメディケーションの一環として、はなの木薬局での新たな取り組みである
    アロマ、ハーブの販売に携わっています。
    その他OTCの取り扱いもしており、幅広い知識が必要とされます。

    Q4 仕事で心がけていることは?
    やはり、何はともあれ患者様、お客様のために何をしなければいけないか、
    を常に考える様にしています。
    患者さまやお客さまから「ありがとう」の一言をいただけた時が、最もやりがいを
    感じる瞬間です。
    あとは、どんなに忙しいときでも平常心を保つこと。常に冷静な判断ができるよう
    心がけています。

    Q5 これからの目標は?
    これからの目標は、地域の方々に信頼される薬剤師になることです。
    私からお薬をもらいたい、と思っていただけるような知識と人間性を磨いて
    いきたいと考えております。また、はなの木薬局の新たな取り組みである、
    アロマやハーブを通じて、地域の方のセルフメディケーションに貢献して
    いきたいと考えております。

    Q6 薬学生のみなさんへ一言
    今しかできない、たくさんのことを経験していただきたいです。社会人になって
    初めてできること、というのもたくさんありますが、逆に学生のうちにしかできない
    ことということもたくさんあります。
    失敗を恐れず、様々なことにチャレンジしてください。

  • 田上はなの木薬局のご紹介

    田上はなの木薬局のご紹介

    金沢市にあります 「 はなの木薬局 田上店 」が開局し、
    無事に1か月が経過致しました。

    田上店の特徴は、

    まず、患者さまのプライバシー保護を最優先とした
    「ナンバーディスプレイでのお呼び出し」です。

    お話しして頂いた内容も、外からは聞こえにくい作りで、お薬を
    お渡しさせて頂いております。

    たまに、お母さんが見えなくなって探してしまうお子様も・・。
    小さいお子様をお連れの場合は、なるべくお席でお伺いさせて頂きます。

    そして、セルフメディケーション(病気にならない体作りを自ら取り入れる
    こと)へのお手伝いとして・・・

    体に様々な良い効果をもたらす成分をたっぷり含んだ、
    ハーブ・アロマをお勧めさせて頂いています。

    時期に合わせて、‘本日のハーブティー’の試飲コーナーを設けております。

    お薬のことはもちろん、ハーブやアロマを通じて、より良い生活を享受する
    お手伝いができるよう、一同日々勉強に励んでおります。

    是非お気軽に、お立ち寄り下さい♪

  • ハーブ・アロマの取り組み 

    ハーブ・アロマの取り組み 

    セルフメディケーションのすすめ

    先月開局致しました、田上はなの木薬局では、メディカルハーブやアロマをおすすめしています。

    西洋の漢方ともいうべきメディカルハーブは、様々な薬効成分を含んでおり、それをお茶で味わったり、香りとして成分を取り入れたり、生活の質自体も豊かにしながら、さらに健康に、とまさに良いことづくしです。

    今は主にハーブティ・アロマオイルの取り扱いですが、これから様々な活用法を取り入れ、ご紹介していきたいと考えています。化粧品や空気清浄ミストなど、応用は幅広いです!99%妊娠線ができないクリームがあったり♪

    私たちがハーブの勉強に取り組み始めたのが、今年の冬、2月でした。

    富山で、ハーブの取り扱いで大変有名な、フローラメディカ西尾薬局の、西尾先生に講義をお願いし、勉強させて頂きました。

    お薬、とりわけ漢方薬と類似する部分が多々あり、大変入り込みやすかったです

    西尾先生、分かりやすいご講義をありがとうございました!

    写真は2月にみんなでこの研修に行った際、お昼に頂いた・・・

    ブラックラーメン!!!

    ・・・塩分十分で午後は活力満点でした!!

    昼からの講義は水を飲みまくり。味はすごくおいしかったです !

    昔、お弁当に白ごはんだけを持ってきていた労働者のために作られたのが、始まりだそうです。

    さて、余談はさておき、田上店では、その日のおすすめハーブティを試飲できるスタイルをとっています。苦手だな、と思う方も案外飲みやすいかも。是非お試しに、ご来局下さい。

    今の時期のおすすめは、まだまだ続く花粉症に有効なハーブをブレンドしたお茶です。

    辛い思いをされている方、一緒に体質改善、症状緩和を目指しませんか!?

    上山 小草