カテゴリー: 最新事例

  • 長期実務実習受け入れを終えて

    長期実務実習受け入れを終えて

    薬学部が6年制になって、初めての実習が終わりました。

    私が学生だった10数年前は2週間でよかったのですが、
    現在では薬局に2.5ヶ月、病院に2.5ヶ月実習する必要が
    あるとのこと。
    長い!
    しっかり指導できるか、日常業務もあるし、自分の知識としても
    不足があるしと、色々不安がありながらも受け入れることにしました。
    あれから2.5ヶ月なんとか実務実習も終了することが出来ました。

    必ずしもスケジュールどおりには行かなかったものの、
    初めと比べると薬剤師としての知識は色々ついたんじゃないか
    と思います。
    もともと薬剤師になろうか教員になろうか迷ったことのある私にとっては、
    人を教えることは嫌いじゃないな、と感じた期間でした。

    後進の指導に一役買えてよかったかなと思っています。

    坂下店 夏目

  • 創立10年記念式典を開催

    創立10年記念式典を開催

    株式会社ヘリックスケアファーマは、平成12年5月に設立し、
    この夏で、丸10年が経過いたしました。

    これも、ひとえに来局いただいた多くの患者さまと
    健康に貢献する使命のために集まった全ての従業員と
    先生方をはじめとする、全ての医療関係者の方々の
    賜物と感謝しております。
    「本当にありがとうございました」

    この10年間で多くの方との出会いがあり、
    支えとなっていただいた方への感謝の気持ちとして
    名古屋市内のホテルにて、ささやかではありますが、
    平成22年7月18日(日)に
    「創立10年記念式典・祝賀会」を開催させていただきました。

    (特別講演会の模様 : 坂下病院院長より
    『 国保坂下病院の地域医療に踏み込んで 』)

    会社の歴史という意味では、たった10年、わずか10年ではありますが、
    いろいろありました。
    患者さまの応対・・・、先生方との連携・・・、取引先さまとの協力体制・・・。
    しかし、最も大変だったのは、社内の組織の構築でした。

    (金沢市 長山耳鼻咽喉科医院 院長のご祝辞)

    自分なりの理想の形というのがありました。
    長きを図り、社員どうしが助け合い、患者さまの喜ぶことに
    最善を尽くす、筋肉質の強い組織を目指してきたのですが、
    まだまだ、できていないことが多く、課題を残しております。

    しかし、これからの10年を見据えたとき、
    とても、前向き(ポジティブ)に力強く(パワフル)に
    展開できる気がしてなりません。


    (富山市 高橋医院 院長によるご挨拶風景)

    それは、10年かけて信頼できる社員とその組織ができつつあるからです。


    (ソプラノ歌手:足立さつきさんによる コンサートの模様)

    これからも
    大きな 『 志 』 を持ち、多くの『経験』をし、
    器の大きな人間となるよう私自身も日々研鑽して参りますので
    今後ともよろしくお願い致します。

    曽我

  • 薬の味見

    薬の味見

    薬の「味」を知っておくというのは薬剤師にとって大事なことだったりします。

    先月の薬剤師ミーティングの際、とあるきっかけでイソバイドの味の話に。

    以前すこし味見はしたことがあったのですが、飲んだことがないという人もいたので
    改めて味見をしてみることになりました。

    香りは悪くないのです。フルーティーな香りで悪くはないのですが…

    実際飲んでみるととても苦い!!
    患者さんでもこの味に苦労されている方は多いです。

    これを飲みやすくする方法も検討しました。
    好奇心旺盛な坂下店の薬剤師チームはいろいろと試してみます。

    ・水で薄める
    これはよく言われる方法ですね。
    2倍程度に薄めるだけであんなに苦かったのがスポーツドリンクのような味に。

    ・氷を入れる
    「冷やす」ことが苦みを隠してくれるようです。
    冷たくなる+氷が溶けて薄まることにより、これも原液より飲みやすかったです。

    ・お湯割り
    これはダメでした。あの豊満な苦みが倍増です。

    ・お茶割り
    これもわりといけるようです。

    「冷たい何かで薄める」のがポイントのようですね。

    本などではその他に「レモン汁を加える」「シャーベット状にする」といった方法も紹介されています。

  • マナーセミナー

    マナーセミナー

    6月のエリア研修会では『マナーセミナー』を行いました。

    エリア毎で、別々に接遇研修を行っておりましたが、
    第1・第2エリア共に同じ先生による研修を行うのは今回が初めてです。

    今回は中北薬品株式会社の森 有紀子先生に、当社の接遇内規に沿った形で
    セミナーを行っていただきました。

    セミナーではゲームやロールプレイングを交えて
    薬局業務で必要なマナーを教わりました。
    あいさつ、身だしなみについて、処方せんの受け取り方、
    電話応対の仕方、クレーム応対など…

    普段から意識して行っているつもりでしたが、まだまだできていない部分もあり
    改めて見直す、いい機会となりました。

    自分も客としていろいろなお店に行った時、
    素晴らしい応対で気持ちよく過ごせることもあれば
    残念ながら「もうここのお店には来たくないな」と思ってしまうこともあります。

    薬局を選ぶ理由は様々だと思いますが、
    この薬局を選んで足を運んでくださった方との「縁」は
    たとえたった一度きりだったとしても大切にしたい。

    特に医療の場では患者さんとの信頼関係が何よりも大切です。

    薬というツールを通じて、患者さん一人ひとりの健康をまもりたい。
    マナーはその「思いやり」の気持ちを表すためのものであると実感しました。

    非常に有意義な2時間のセミナーでした。
    森先生ありがとうございました。

    坂下店 児玉

  • 新しい分包機

    新しい分包機

    3月半ばに坂下店に新しい散剤分包機がお目見えしました!!

    開局以来、1ローター型の分包機をメンテナンスしながら大事に使用しておりましたが…

    10年目にしてめでたく引退しまして
    後任にTOSHOさんのio-9090を導入しました。

    今までと異なる点は…

    ・2ローター

    ・タッチパネルで操作できること

    ・薬局名も印字できるようになった

    ・漢字での印字も可能に

    などなど。

    ローターは1つ、印字はカタカナで1行のみ…という従来のものから
    一気にハイテクになりました(笑)

    坂下店では長期処方の患者さんや小児科・耳鼻科など
    粉をまく機会がとても多いので、今までの1ローター型では
    時間がとてもかかり、患者さんにご迷惑をおかけすることもしばしばでした。

    新しいものを導入したことで、より「早く」「正確に」
    お薬をお渡しすることができるようになったかなと思います。

    坂下店 児玉

  • リカルボンの勉強会をしました。

    リカルボンの勉強会をしました。

     5月の薬剤師ミーティングでは、小野薬品工業にお願いしてリカルボン錠の勉強会をしました。

    ビスホスホネート系の薬剤

    リカルボンは骨粗しょう症の治療に用いられるビスホスホネート系の薬剤で、当薬局ではアレンドロネート(フォサマック、ボナロン)リセドロネート(アクトネル)に続いての採用となります。

    特に今回の採用でみんな気になっていたのが、何で今更毎日服用する薬が採用になっているか、ということです。というのはボナロン、アクトネルは1週間に1度服用すればいいので患者さんの服薬コンプライアンス向上に役立っているのです。その点はぜひ聞いてみようと思っていました。

    リカルボンの特徴

    まず、リカルボンの特徴として「最強、小型なのでのみやすい、副作用が少ない」のがあげられるそうです。確かに大きさはフォサマック、アクトネルと比べると小さいので、食道の障害も少なくてすみそうです。

    作用機序に関しては、他のビスホスホネートと同じで破骨細胞内のメバロン酸代謝経路を阻害して骨吸収を阻害することによるわけですが、その作用はアレンドロネートよりも早く発現して来るそうです。骨吸収抑制作用の効力比としては、エチドロネート(ダイドロネル)を1とするとアレンドロネート(フォサマック、ボナロン)が100 1000、リセドロネート(アクトネル)は1000 10000、そしてミノドロン(リカルボン)は>10000ということだそうです。良く効きますね。実際のところ、腰椎や大たい骨の骨密度上昇効果はアレンドロネートもリカルボンも同じくらいらしいですが。

    ビスホスホネート系の薬剤は胃腸障害が問題となり他の薬に変更になる方がいますが、リカルボンは腹部不快感が3.2%腹痛が2.4%となっています。アレンドロネートは胃不快感が2.5%胃痛1.3%消化不良1.1%、そう変わりないような気がします。

    なぜ今更毎日服用する製剤

    さて、なぜ今更毎日服用する製剤なのかということですが、このリカルボン、月に1回服用すればいい薬を発売する野望があるのだとか!以前、アクトネルの勉強会をしたときに「月一回の製剤も検討したが、副作用が問題となり週一回にとどめた」と言っていたので、実現するとすごいですね。

    2か月分で2錠。調剤料は10点!

    当薬局ではリカルボンはまだほとんど出ていませんが、月1回製剤が発売になると替わってくるかもしれませんね。

    坂下店 夏目

    お問い合わせ

    リカルボンについてのお問い合わせはこちらからお願いいたします。

  • ジェネリック医薬品メーカーの営業停止

    ジェネリック医薬品メーカーの営業停止

    3月中旬ですが、名古屋市に本社を置くジェネリックメーカー大手
    大洋薬品」の高山工場が、調合、検査ミスによる営業停止となりました。

    内容は、ご存知の方も多いと思いますが、主薬の成分は間違っていないが
    添加物の配合を他の薬剤と間違えて混入し製造出荷したようですね。

    ここまでの話は、全国の医薬品メーカーでもあります。
    しかし、今回は、疑いのある薬剤の立ち入り検査をした際に
    工場内の社員(責任者の方?)が、サンプルをすり替えて提出していた。
    そのため、今回の発表までに1年以上も経過してしまい、
    回収がほとんどできていなかった。

    こういった話、薬局内でも起こり得ると感じました。
    私の口から直接、全社員に強く強く、話をしたわけです。

    何を話したかと言いますと・・・

    過誤をしないためには、最善を尽くし、努力をしてゆく。
    しかし
    調剤する上で間違いをすることはあり得る。
    問題は、患者さまからクレームをいただいた際に
    自分たちの非を隠し、言い訳をする社内の体制にある。
    こういった際には、隠さず薬局長に必ず報告して下さい。
    薬局長で対応に困るようであれば、業務推進部に相談する。
    大きな事故や問題事項であれば、会社全体で対処する。

    私は、
    企業の崩壊は、必ず内部から起こると信じています。
    「ミートホープ」「グットウィル」「船場吉兆」・・・
    長きをはかり、ゆるやかな成長を考えるはなの木薬局では、
    これからもしっかりとした危機管理の体制を構築して
    行きたいものです。

    大洋薬品さんは、昨年6月に向上見学に行かせていただきました。
    最新設備とその投資額は、業界最大規模でした。
    この問題は、医師など多くの関係者からジェネリック医薬品に
    対する不安を抱かせる事故でした。
    1日も早く、信頼を回復できることをお祈りいたします。

    本社 曽我

  • ミネラルウォーターを設置しました

    ミネラルウォーターを設置しました

    私たちのお店があります中津川市坂下は水のとても
    おいしいところですが、このたびミネラルウォーターを
    設置しました。

    今まではお茶を毎日沸かして置いていたのですが、
    第二エリア(金沢・富山エリア)
    ですでに導入していたウォーターサーバー
    こちらでも置いてみることに。

    導入して一ヶ月ほどたちますが、
    薬をその場で1回分のみたい方、
    病院での待ち時間が長くてのどが渇いてしまった方、
    お子さんなどなど
    おおむね好評です。

    お湯も出せる仕組みにはなっているのですが、
    98℃という熱湯のため小さいお子さんなどが
    うっかり火傷しないようお湯のコックにはロックが
    かけてあります。

    冷たくておいしいミネラルウォーター。
    当薬局にお立ち寄りの際はぜひ飲んでみてください。

    坂下店 児玉

  • 平成21年度を終えて

    平成21年度を終えて

    はなの木薬局では、3月末で決算を終え
    4月から新たな一年を迎えます。

    無事に大きな事故(インシデント・アクシデント)もなく、
    4月1日からも営業を継続できそうです。

    薬局を支えていただいている全ての方に感謝を申し上げます。
    ほんとうにありがとうございました。

    実は、
    この3月31日で会社を設立して、丸10年が経過しました。
    全く資金も人財もなく、夢に向かう勢いだけで始めた2000年でした。
    大変さや苦労をわかっているつもりで始めた薬局運営ですが、
    いざ始めてみて、器のなさ、知識のなさ、体力のなさに落胆する
    日々でもありました。
    しかし、この縁のある地域で最も
    『魅力的な薬局を創る 』
    という熱意は負けていないつもりでやってまいりました。

    多くの方に支援をいただいて、10年かけてチームが
    ようやく固まりつつあるのを実感します。
    患者さんのため、社員のために、そして自分自身のためという頭の中に
    ある理想を少しでも実現できるよう、これからの10年を見据えて、
    あわてず、ゆるやかな成長をめざしていきたいと思います。

    「はなの木薬局」を
    今後ともご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

    PS
    毎年思うのですが・・・
    4月1日という日は、私の誕生日でもありスタートの日でもあります。
    特に今年は、会社設立10年、個人的にも40歳という節目の日でした。

    社員のみんなをはじめ、ほんとに多くの方が、私の誕生日を覚えていて
    「30代最後の日ですね」「大台に乗りますね」「今日はごゆっくり!」と
    言っていただきました。
    3月31日という30代最後の日に何事もなく自宅で夕食がとれ、
    いつものように眠りにつけるのを幸せに感じます。

  • 第3回  はなの木薬局 全体会議  開催

    第3回  はなの木薬局 全体会議  開催

    3月21日(日)に毎年のように、行われている社内イベント
    『 はなの木薬局  全体会議 』 を行いました。
    その模様を簡単に報告いたします。

    場所 : ソフィテル・ザ・サイプレス名古屋
    時間 : AM11:00   PM4:30
    参加人数  :  44名

    第一部
    ・21年度 報告         ・・・曽我社長

    ・目指す姿と道標(みちしるべ) ・・・曽我専務

    『 魅力的薬局を創りましょう  質と和を大切にして 』

    これを目指す姿として、道標カードを半年かけて製作していく
    方針を発表しました。具体的には各部署より詳しく説明がありました。

    ・医薬事業部の役割と機能    ・・・勝村医薬事業部部長

    1)経営指標の管理業務
    2)対外的交渉窓口
    3)人事関連
    4)開発業務

    ・管理部報告          ・・・久萬管理部部長

    1)労働基準法の変更点
    2)給与締め日の変更
    3)10周年記念についての連絡事項
    4)社会労務士の契約について

    ・業務推進部の方針       ・・・奥田業務推進部部長

    1)内規・マニュアル整備
    2)内部鑑査業務
    3)接遇・業務指導
    4)教育・研修
    5)学術(DI)
    6)業務戦略立案・実行

    第二部
    ・平成22年度 診療報酬改定の解説
    ・・・奥田業務推進部部長

    ・平成22年度 診療報酬改定の変更点と影響度
    ・・・勝村医薬事業部部長

    ・後発品医薬品の使用促進について
    ・・・山瀬大桑店薬局長

    ・ハイリスク薬と薬学的管理
    ・・・夏目坂下店薬局長

    ・お薬手帳の啓蒙について
    ・自費薬負担金及び入力方法について   ・・・吉村坂下店副薬局長