カテゴリー: 最新事例

  • 在宅緩和ケア県民フォーラムに参加して

    在宅緩和ケア県民フォーラムに参加して

    7月24日(日)、富山県富山市のボルファートとやまで開催されたフォーラムに参加してきました。【がんの最後は大切な人と共に 住み慣れた家で看取る文化の再生を 】というテーマのもと、千葉よりいらっしゃった さくさべ坂通り診療所院長 大岩孝司先生の講演をはじめ、県内の在宅緩和ケアに積極的に取り組む医師・看護師による取り組み紹介が行われました。

    がん患者の在宅緩和ケアを専門的に行っていらっしゃる大岩先生からは『誤解だらけのがんの痛み』という演題の講演がありました。がんについて、特に終末期といわれるがんの状態での誤解がはなはだしい。「がんは最後に痛くなり、その苦しみで七転八倒する」「最後は意識がなくなる」「モルヒネを使うと、幻覚が出てわけがわからなくなる」…など。これらの誤解は、患者様やそのご家族だけではなく、医療従事者にも多くみられるそうです。私自身も緩和ケア=麻薬、疼痛コントロールというイメージしかありませんでしたが、先生のお話を聞き、全人的苦痛という考え方を学びました。患者様の話をしっかり聞き、何を不安に思っているかを把握し、痛みの閾値を上げることができるようなサポートが出来るようになっていきたいと思いました

    次に県内での取り組み紹介として5名の方が報告されました。

    まずお母様をご自宅で看取られた、ご遺族の方のお話がありました。自宅での療養期間は長くはなかったそうですが、幸せな時間だったとお話されていました。スライドの中のご本人を囲んでの写真は、ご本人そしてご家族の笑顔がとても印象的でした。

    次に富山赤十字病院 緩和ケア認定看護師の村上さんより、急性期病院の緩和ケアチームの看護師として活動する中で、患者様より「家で過ごしたい」という気持ちをたくさん聴いてこられた、その経験を踏まえて、心地よい時間を過ごしてもらえるように、医師や訪問看護師などと連携を図りながら、療養場所の選択についてお手伝いし、生活の質を高めるようにケアをしているという報告がありました。

    3人目は富山県済生会高岡病院緩和ケア委員長 医師の村上先生より、済生会高岡病院での実際の取り組みについて報告がありました。在宅療養を行う上で、病院側は地域へ丸投げではなく、安心と信頼をいかに継続するかを真剣に考えて、無理なく取り組める内容を検討するということが重要だそうです。村上先生の緩和ケアチームは、訪問診療を行っており、開業医が行うことができない在宅での医療を提供し、開業医の先生との連携をうまくとっているそうです。患者様としても、在宅に移ることで病院から追い出されたと感じる方が中にはいらっしゃるそうですが、いつでも病院も患者様を診ていますよという安心感を与えることがそのような不安を解消できるのではないかと報告されていました。

    4人目は高岡市医師会訪問看護ステーション 看護師の野田さんより在宅での症例の報告がありました。訪問看護師の看護内容の説明や患者様の希望に寄り添いたいという気持ちには、私たち薬剤師が見習うべきところをたくさん感じました。

    最後に新川地域在宅医療療養連携協議会 医師の川瀬先生より、開業医の立場から新川地域における在宅緩和ケアへの取り組みについて報告がありました。「患者さんが退院してご自宅へ帰った時に、普段から顔見知りのかかりつけ医が訪問診療を行う」というような考えを持った開業医が集まって、連携病院の協力と多職種の参加・協力により在宅に取り組んでいる様子を発表されました。多職種との連携で私がとても興味を持ったのは、あんしん在宅ネットにいかわの情報共有ツールを用いた、情報のやり取りです。訪問後の報告を全職種が見ることができ、さらには問題点を提起すると多職種で検討することができるそうです。

    先生のまとめのお話の中で、「最後を自宅で迎えることができなかったとしても、それまでの自宅での生活・療養にご家族が関わり、それをサポートすることには大きな価値がある」とありました。今回のような在宅で看取るというテーマは、病院で看取ることになったときの患者様やその家族が敗北感のような感情を感じてしまう可能性がありますが、そうではないんだということを優しくお話されていたのが印象的でした。

    その後フロアとの意見交換がありました。実際にお子さんをがんで亡くされたお母さん、今現在ご家族ががんとなり、余命宣告をされたご家族より助言者や報告者に質問がありました。その後も活発な意見交換があり、最後に薬剤師としてフロアより発言を求められました。

    薬剤師が在宅緩和ケアを含む在宅医療の現場で、どのようなことができるのか、また今後の取り組みについて以下のような話をしました。

    『薬剤師は処方されたすべてのお薬、麻薬も含めて管理を行い、疼痛コントロールがうまくできているか、副作用は出ていないか、定時薬やレスキュー薬の飲み方使い方が間違っていないかなどしっかりと確認します。現状、現場では訪問看護師やヘルパーが、貴重なサービスの時間を削って、お薬の管理を行っているケースが多いと聞いていますが、そこで、薬のことを薬剤師に任せていただくことで、本来行うべき業務を優先することが可能となり、より患者様のニーズに合ったサービスを提供できるのではないでしょうか。このように麻薬管理を含めて薬剤管理を薬剤師が行うことで他の職種の方々の負担軽減に努めていきたい。』『次に、今後の取り組み、課題としては、医師、看護師をはじめ他職種の方々との連携をより一層、密にとりあっていくこと。連携を取り、患者様の情報を共有することで、私たち薬剤師も在宅医療のチームに参加し、患者様そしてご家族の方々のQOL向上に励んでいきたい。手探りではありますが、在宅医療チームの一員として薬剤師に何ができるのかを、しっかりと考え、行動していきたい。』

    与えられた3分間の中で、薬剤師として在宅緩和ケアの現場で何ができるかということを精いっぱいアピールしてきました。打合せも含め今回の報告者の方々といろいろお話させていただきました。薬剤師としての力のなさを痛感し、今後より一層の努力しなければいけないということを強く思いました。

    本郷はなの木薬局
    松本 裕樹

  • 石川・富山エリア研修会のご報告 『 症例報告会 』

    石川・富山エリア研修会のご報告 『 症例報告会 』

    こんにちは!

    今回は、去年に引き続き2回目の症例報告会です!

    前回、自分は発表する立場だったのでドキドキでしたが、今回は聞く側です。

    これは心に余裕があるってもんですよ^^

    まずは、6月に開局したばかりの『 上飯野はなの木薬局 』 から

    「配合錠の併用によりARBの重複、それによる1日最大投与量の超過」

    実は自分、未だに2種の配合錠の重複処方は見たことがなかったりします。

    お次は、『 田上はなの木薬局

    「薬剤の継続服用による不信感や不安の解消、皮膚科領域におけるビオチン散、レベニンS散処方の目的」

    同じような処方の患者様がいるので、これで対応の幅が増えますね。

    続いて、『 もりの里はなの木薬局

    「潰瘍性大腸炎について」

    身近な体験も交えた発表で、色々と見習わなければならない所が沢山ありました!

    続いて、『 本郷はなの木薬局

    「在宅での確認事項」

    今後増えていくであろう在宅療養支援、その手順の勉強をする良い機会でした。

    処方薬の配達で患者様に直接会って話しをする事はよくあるのですが、それに近い物を感じました。想像していた物より難しい事ではないのかもしれませんね!

    最後に、我らが 『 大徳はなの木薬局 』!

    「トレーシングレポート(施設間情報連絡書)」

    処方薬による副作用を、トレーシングレポートを活用して解決した症例です。

    その後、何グループかに分かれてトレーシングレポートに関する症例についてのディスカッションを行いました。

    ディスカッションのまとめを発表するのですが、ココでまさかの発表者に選ばれてしまいました。

    最後まで油断できないところが恐しい・・・。

    各店舗で傾向の違う報告会でした。お互いに情報が共有できて、とても有意義な時間だったと思います。

    でもやっぱり、発表は緊張するから苦手だなぁ(笑)

    大徳はなの木薬局
    米島 聡

  • 東濃5市「薬薬連携推進研修会」に参加してきました。

    東濃5市「薬薬連携推進研修会」に参加してきました。

    今回、瑞浪市地域交流センターときわにて、
    東濃5市薬薬連携推進研修会が開催されました。

    この研修会にて、
    当社の曽我専務が恵那・中津川地区での現状説明を行いました。

    曽我専務の講演は、主に国保坂下病院で今年から本格的に
    行われるようになった在宅医療についてでした。

    はなの木薬局坂下店では、現在5名の在宅患者様の処方せんを
    受けております。

    在宅医療は、患者様を支えていくために、処方していただいている
    先生はもちろん、 病院内の薬局、訪問看護師、ケアマネージャーなど
    様々な方々との連携が重要です。

    しかしながら、現状ではまだ我々薬局薬剤師の提案よりも、訪問
    看護師の一言を医師が重視することが少なくないことも確かなようです。

    我々も薬剤師という立場でさらに深く協力できるように日々学び、成長
    する必要があると感じました。

    また、特別講演といたしまして岐阜県総合医療センターの遠藤秀治先生の
    お話を聞かせていただくこともできました。

    先生のお話では、病院と薬局の連携として、患者様が入院した時、薬局は
    それまで服用していたお薬を病院に伝え、また、退院した時には、病院は
    入院時や退院時に服用していたお薬を薬局に分かるようにするといった連携
    を実際に進められているようです。

    今後ますます重要となるであろう薬薬連携、私もそれに対応できる薬剤師を
    目指したいものです。

    はなの木薬局 坂下店
    萩原 淳一

  • 社員との面談

    社員との面談

    今年から、私がスタッフの一人一人と時間をとり、はなの木としての
    年次目標を伝えたり、スタッフ側の声を生で聞くことを7月に開始しました。

    普段から、岐阜の本社にいて会話のできるスタッフなら、わかるのですが
    はなの木薬局は、4県にまたがり営業しているので、なかなか店舗スタッフと
    会話をする機会がありません。

    本人の体調の事もそうですが、家族の状況なども少し聞きました。
    しかし、この会社で年間を通しての目標や課題、そして解決できていない
    問題を少しでも、良い方向に導き出せればと思い、大切なひと時をいただいております。

    ・短時間で交流も少ないが故に、問題もなく、15分で終わった社員、
    ・いろいろ考え、感じてはいるようだが、緊張してほとんど会話できない社員、
    ・自分たちの仕事と課題をわかってほしいと用紙にまとめて臨んだ社員、
    ・いろいろな課題を話している間に、いつのまにか1時間も経過してしまった社員、


    相対的に、個人的に嬉しいのが、このスタッフと働いて本当に楽しくできていると
    「感謝の気持ち」を表す社員たちです。

    私たちは、「 質 」 と 「 和 」 を大切にし、魅力的な職場を創り上げようとしています。

    店舗内の「調和」がとれていなければ、個人個人の達成目標はほとんど、到達しないように
    感じます。
    なによりも、人間関係がよく、ワクワクするような職場環境を構築できるスタッフに
    感謝します。

  • プロ野球観戦

    プロ野球観戦

    久しぶりに「名古屋ドーム」へ行きました。

    社員がチケットを予約して、誘っていただいた形ではありますが、
    3名でドラゴンズ対ベイスターズ戦に行ってきました。


    (外野席からの風景)

    プロ野球を観戦するのは、実に5年ぶりではないでしょうか。
    外野席での応援も学生以来であり、どんな盛り上がりができるか
    楽しみでした。

    試合内容は、応援していたドラゴンズが連続安打が出て逆転勝ちを
    おさめたため、大盛り上がりでした。
    (試合内容は、今回本題ではないので割愛します)

    実は我が坂下店の薬局長の応援姿勢は、すごいの一言です。

    前の席、後ろの席、両ヨコの席の人たちと・・・
    さらに、数席うしろのシートにいる観客10名程と歌えや踊れの大騒ぎ!
    私は、驚き、感心し、笑い、心配した夜でした。


    (遠く席を離れ、後ろの方で他の客と応援する薬局長)

    しかしながら、日本中のほとんどの球場を見て回り、
    多くの試合を観戦してきた中で、忘れる事のできない程の
    盛り上がりと楽しさと疲れを感じた一日でした。

    そして、彼のポテンシャルの高さに
    「これで、はなの木薬局も安泰だ!」
    とあらためて感服したのでした。

  • こんにちは^^ 田上はなの木薬局です。

    こんにちは^^ 田上はなの木薬局です。

    熱い日が続くようになってきました。ハーブをうまく取り入れ、夏バテ防止や、紫外線によるダメージに備えましょう!そんなハーブの情報も、またご提供させて頂きます。

    今回は、☆新商品のご案内☆です。

    7月1日より、

    オリジナル保湿ジェル 2種類 & 無添加石鹸

    の販売を始めました♪

    ジェルに含まれる成分は、通常のヒアルロン酸の、なんと17倍もの保湿と吸水力で、肌や髪から離れにくい吸着型のヒアルロン酸です。皮膚や傷んだ髪の表面は、マイナスに帯電していますが、吸着型ヒアルロン酸はプラス電荷を持っているため、皮膚にイオン的に吸着して離れません。

    また、女性に嬉しいプラセンタエキスも含まれています。美白作用をもち、皮膚の新陳代謝を活発にし、皮膚の細胞を賦活させる働きがあります。いつまでも若い肌を保ちます。

    「しみ・しわ・美白・老化防止」に効果的な天然アロマオイル入りと、プレーンの2種類がございます。

    また、無添加石鹸「Sapone Blan」は天然素材にこだわり、合成界面活性剤・合成着色料・酸化防止剤・保存料などは一切使用していません。 石鹸素地は天然油脂100%。純度が高く、低刺激。美しく健康な素肌を守るために、きちんと汚れを落とし、必要なうるおいを残す石鹸を作りました。赤ちゃんやお年寄り、アトピーや敏感肌の方、にきび肌で悩んでいる方などにも安心してお使いいただけます。

    また、ジェルはそのままお使い頂く他、お好みでアロマオイルを混ぜたり、キャリアオイル(肌に使える、天然油です)を混ぜたりしてお使い頂けます。

    用途等、お気軽にスタッフにお尋ね下さい♪

    ご来局をお待ちしております!

  • 石川・富山エリア研修会報告 『うつ病と躁うつ病 ?私たちに何ができるのか?』

    石川・富山エリア研修会報告 『うつ病と躁うつ病 ?私たちに何ができるのか?』

    今回は、もりの里店の上山薬剤師が『うつ病と躁うつ病』というテーマで発表してくださいました。

    うつ病の病因は様々ですが、その仮説として
    1.脳内のドパミン・ノルアドレナリン・セロトニン等のモノアミンが減少することによって発症するモノアミン仮説

    2.モノアミンが作用する受容体が多いために神経伝達機能が亢進しているという受容体仮説

    3.神経細胞の成長を調整する脳細胞の増加に不可欠なBDNF:脳由来神経栄養因子が関与しているのでは
    ないかという仮説があります。

    他にも鉄欠乏性貧血や甲状性疾患、歯科治療で歯に詰める重金属も病因となることがあります。

    現在では5人に1人が羅患し、誰でもなりえる現代病の一つと言えます。

    うつ状態であってもうつ病とは限らず、抑うつ気分や興味・喜びの喪失の継続等、診断基準が確立されています。

    うつ病の患者様にとって一番の仕事は休養と十分な睡眠であり、それと平行して体のなかでおこっている異常を
    薬で修正するという認識が必要です。

    (発表してくださった上山薬剤師)

    次に、躁うつ病とは躁病相とうつ病相を繰り返す病態と単純に思われがちですが、はっきりした躁病相がない場合もあり、
    こういった場合が続くとうつ病と見分けるのは難しくなります。

    また、症状がおさまっていても放っておくと多くの場合再発し、経過とともに再発の間隔が短くなるため、治療としては再発を
    防止することが必要不可欠となります。

    この二つの疾患は似ているようで全く異なり、違う経過や薬物療法となります。うつ病は第一選択薬に抗うつ薬や、補助的に
    抗不安薬を投与するのに対して、躁うつ病は気分安定薬やクエチアピン、ラモトリジンが使用されます。第一選択薬に抗うつ薬を
    投与するのは症状の悪化を招くことがあるためです。

    (質疑応答の様子)

    今回、実際に上山薬剤師の周りで発病された方々のお話や治療経過をお聞きしましたが、ご本人は本当に辛い思いを
    沢山されていました。本人が一番辛いのは当然ですが、特に躁病相を支える周りのご家族の努力であったり、うつ病相の
    患者様のための環境の配慮であったり、周囲の協力なしには治療を為しえないということです。

    思うようにいかない自分、接する周りの方との折り合い、薬の副作用、そして私たち薬剤師の対応でも辛い思いをされたとのことでした。

    言葉はほんの少しニュアンスが違うだけで捉え方が変わること、話し方や表情、目線・・・当たり前のことではあるけれど、
    患者様と接するその一瞬一瞬を大切にしなければならないと強く思いました。

    今回は大変勉強になったと同時に、患者様の背景を考えさせられる機会を頂いたように感じています。

    上山薬剤師、ありがとうございました!そしてお疲れさまでした♪

    もりの里はなの木薬局  浅井 真依子

  • 上飯野はなの木薬局のご紹介

    上飯野はなの木薬局のご紹介

    富山県富山市小西にございます 『上飯野はなの木薬局』 です。

    先日オープンの様子を紹介させて頂きました。

    上飯野はなの木薬局でも、メディカルハーブ・アロマをお勧めさせて頂いております。

    写真は陳列の様子です。

    アロマを手軽にお楽しみ頂けるディフューザーや、ハーブティーの色・香り・味全てを味わって頂ける専用ガラス製品など。

    各種ブレンドハーブティーは、目的に合わせてご購入頂けます。

    上段には、時期によっておすすめさせて頂いているハーブティーが並んでいます。

    今はちょうど夏に向けて、ぴったりのティーを展開しています♪(写真右上です)

    さらに、上飯野店では新しい分類の商品として、化粧品も導入致しました。

    近々、ブログでも、ご紹介させて頂きます。

    上飯野はなの木薬局では、ハーブティー・健康茶を試飲して頂けます。

    保険調剤のみならず、普段の生活を豊かにするという意味でも、皆様の健康増進に貢献させて頂きたいと願っております。

    是非お気軽にお立ち寄り下さい♪

  • 上飯野はなの木薬局 開局いたしました。

    上飯野はなの木薬局 開局いたしました。

    平成23年6月6日(月) 富山市小西にて

    「上飯野はなの木薬局」をオープンいたしました。

    第二エリアでは5店舗目となります。新しいスタッフも

    加わり、全員で「心」と「身体」の健康に貢献させて

    いただきます。

     

    上飯野店はドライブスルーによるお薬の受け渡しが特徴的であり、

    お子様連れの方や足腰の不自由な方でも車に乗ったままお薬を

    受け取ることができます。また、雨や雪の日でも濡れることが

    ないので非常に便利です。

    今後も患者さまや地域の皆さんのニーズに対応できる

    魅力的な薬局を創り上げていきます。

    携わっていただきました様々な方のおかげで無事に

    オープンを迎えることができ感謝いたします。

    ありがとうございました。

     

    ハーブやアロマも引き続き販売いたしております。

    営業期間

    月・火・水・金    9:00から18:00

    木・土       9:00から13:00

    定休日      日曜・祝日

  • 被災地への薬剤師ボランティア派遣 (岐阜・長野エリア研修会報告)

    被災地への薬剤師ボランティア派遣 (岐阜・長野エリア研修会報告)

    4月の下旬、業務推進部の奥田部長が富山県薬剤師会の要請で
    東日本大震災の災害ボランティアとして派遣されました。

    5月21日の岐阜・長野エリア研修会でその時の報告が行われました。

    奥田部長が派遣されたのは、今回の大震災の中でも特に被害の大きかった宮城県石巻市。

    石巻高校がキーステーションとなっており、ここを拠点に石巻地区・女川地区の
    避難所廻り等の活動をされたとのことでした。

    被災地での薬剤師の役割としては

    調剤業務
    OTCの配布
    医薬品管理
    衛生管理

    などが挙げられます。

    仮設の診療所でドクターが診察を行い、その横で薬剤師が調剤と薬の説明をする。

    被災者の方々の健康状態を聞き取り、OTC薬の配布や受診勧告をする。

    支援物資として届けられた医薬品を整理・管理していく。

    3月・4月はまだ寒い季節でしたが、これから暑くなってくると衛生面での心配も出てきます。
    消毒薬を適切に使用し感染症を予防する。

    今回の被災地での医療支援のなかでは、薬という『モノ』だけではなく、
    薬剤師という『ヒト』も非常に求められたという話を聞きました。

    限られたわずかな種類の薬は、ドクターが普段使い慣れているものばかりとは限らないので、
    1つの薬に対してどの薬が代わりに使えるのかを助言する。

    患者さんが普段何の薬を服用しているかを聞き取る際にも、おくすり手帳や説明書がない場合に
    どの薬かを探しあてていくのですが、これも成分や効能だけでなく、色や形など
    薬の『顔』も知っている薬剤師だからこそできる仕事であると感じました。

    この地方でも近いうちに東海大地震が起こると言われ続けています。
    いざ実際に起こった時、自分はどう行動するだろうか?

    自分たちも被災者であるにも関わらず、薬局に寝泊まりし土日も関係なく
    薬局を開けて活動したという方々もみえると聞きました。

    それぞれの人が、それぞれの立場で、できることをする。
    言葉にするととてもシンプルなことですが、過酷な状況下で試行錯誤しながら
    実際に行動に移しておられる薬剤師の先生方には頭が上がりません。

    おくすり手帳の啓蒙など、被災地外にいる私たちが日々の業務のなかでできること、
    やるべきこともたくさんあると思います。
    普通の生活が送れることに感謝しながら、一人ひとりが考えていかなければならないと思いました。

    奥田部長の話を聞きながら何度となく涙が出そうになりました。
    貴重な体験をお話ししてくださって有難うございました。

    最後になりましたが、被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
    心から笑える日が一日も早く来るようお祈りしています。

    はなの木薬局 坂下店
    児玉 洋子