カテゴリー: 本郷店

  • 【本郷店】中学生の職場体験

    【本郷店】中学生の職場体験

    7月30日(木)「薬剤師のお仕事体験学習」に富山市内の女子中学生が4名やってきました!

    この体験学習は県が薬剤師会と共に実施するもので、薬剤師の仕事を知ってもらい

    将来の薬剤師の成り手を増やすことを目的としています。

    対象は中学生、高校生で薬局以外にも薬事研究所や病院で薬剤師業務体験を行っています。

    このような取り組みがあったとは私自身知りませんでした^^;

     

    今回、中学生に体験してもらったのは錠剤の一包化・軟膏剤の混合・シロップ剤や散剤の調整作業。

    まずは錠剤と散剤の一包化に挑戦!!模擬の処方せんに基づきラムネを錠剤に見立てて調剤します。

     

    「今から玉の薬と粉の薬の一包化をします」

    「・・・シーン。」

    あっ!!ついつい使ってしまいますが「一包化」は専門用語。説明には気を付けなければ・・・(^_^;)

    薬包紙を使っての一包化の作業をテキパキと進め

    機械になれてしまっている私たちより折り方が上手!

    DSCN1626

    次は、シロップ剤の調整!小さな頃に風邪をひくとよくもらっていた水のお薬。

    「これは何種類のお薬が混ざっていると思う?」

    「えーっと・・・1種類?」

    「実は2~3種類のお薬が混ざっているんだよ。」

    と説明すると一層にしかみえないので1種類のお薬だと思っていた様子。

    実際に水薬を調剤してみるとみんな「へぇ~」と納得していました。

    DSCN1620

    最後に最難関の軟膏の混合!みんな苦戦するだろうなと思っていましたが

    あれよあれよという間に

    「計り終わりました!」

    「混ざりました!つぼに詰めますね!」・・・私たちの出る幕ナシ(・_・;)。

    出来上がりを見てみるとキレイに混ざっている。

    つぼ詰めも空気が入らないように詰めている。

    「みんなセンスあるじゃん!」と思わず口にしてしまうほど丁寧に調剤してくれました。

    DSCN1625

    体験が終了した後、みんな口々に「薬を作るのって大変だね~」と言っていました。

    薬局では薬をもらうだけなのになんでこんなに待たされるのかと思うことが多々あるけれど、

    薬を作る(調剤する)にはたくさんの工程があって、そのあとには本当に薬が正しいか確認してから

    渡すので時間がかかるんだよ。と説明すると

    「そうなんですね。大変だな~」と納得していました。

     

    例年、この体験学習には定員をはるかに上回る応募があるそうです。

    私が中学生の時はまだ「薬剤師」という職業を知らなかったのに

    今の中学生はすごいな~と感心しました。

    今回、体験してくれた中学生はみんな緊張しながらもとても楽しんでもらえたのではないかな。

    とそう思っています!

    純粋で素直なひたむきさを感じて、胸を張っていられるよう私たちも頑張らなければっ!

    と改めて思った1日でした(^o^)/

     

    本郷店

    鈴木千尋 、山本千尋

  • 症候学を学ぼう!!~セルフメディケーションと薬剤師の役割~

    症候学を学ぼう!!~セルフメディケーションと薬剤師の役割~

    今回、昭和薬科大学薬学部教授の木内祐二先生のワークショップに参加しました。

    私は、6年制薬学教育の第三期生で今年の3月に国家試験を受験した新人薬剤師です。

    「症候学」という学問は非常に重要であり、これからの薬学教育で必要であることを聞いていましたが、

    実際に大学の授業で系統的に勉強する機会はなかったので「症候学」を学ぶことができて

    非常に貴重な機会となりました。

    私は、4月から薬局で実際に業務をしてみてOTC情報提供は非常に難しいと感じていました。

    これまで薬理や薬物治療を学んできて薬品名から疾患を推測することや疾患から使用する

    薬品名や症状を挙げることはしてきましたが、“症状から病気を推測する”という考え方を

    あまりしてこなかったため、OTC販売に対して苦手意識を持っていました。

    しかし、実際の業務では、自分自身で症状から推測される疾患をできるだけ

    挙げて患者様から情報を収集しながら疾患を絞り込んでいかなければいけません。

    実際にグループごとにいくつかの症状に対する疾患を挙げてみると

    こんなにも沢山の考えられる疾患があることに驚きました。

    IMG_0322 (2)

    また、疾患を推測したあとの対応(トリアージ)についてもグループで議論しました。

    疾患の推測には、「LQQTSFA」という7つの質問が重要な鍵になると教えていただきました。

    LQQTSFAとは、「どこが(L)」、「どのように(Q)」、「どの程度(Q)」、「時間・時期・頻度(T)」、

    「状況(S)」、「増悪軽快因子(F)」、「随伴症状(A)」のことです。

    また”アルゴリズム”という方法を教えていただき、疾患を振り分けるときのテクニックを

    知ることができて大変勉強になりました。

    昭和薬科大学の薬学部生は、疾患ごとに病態を調べて疾患を振り分ける練習を1日中していることも

    あるとのお話を聞いてとても驚いたと同時に、私も薬剤師としてもっと頑張らなければいけないと

    焦りも感じました。

    今回の講演を通して私が強く実感したことは、患者様に適切なトリアージを行うための

    症候学の知識がなければ積極的かつ余裕をもった応対はできず、患者様に安心感を与える

    情報提供もできないと感じました。逆に考えれば、トリアージに必要な知識を身につけることができれば、

    薬剤師の活躍の幅が格段に上がると強く感じました。

     

    最後になりましたが、木内先生、天候の悪い中遠くから富山までお越しいただき誠にありがとうございました。

    木内先生から教えて頂いたことを日々の業務でも生かせるように努力していきたいと思います。

     

    本郷店 小山 葵

  • 第5回富山県漢方調剤フォーラムに参加しました

    第5回富山県漢方調剤フォーラムに参加しました

    1月25日に開催された富山県漢方調剤フォーラムに参加してきました。

    この研修会は富山県薬剤師会と富山県病院薬剤師会が共催しており、

    薬局だけに留まらない幅広いお話を聞くことができました。

    20150125_143439

    一般演題は薬剤師の先生2名の発表で、松本課長が座長を務められました。

    「煎じ薬における処方意図の推察」という難しい内容でしたが、

    個々に合った治療ができるという煎じ薬の長所を活かすためにも、

    処方意図の理解は重要なことだと感じました。

    また、ヒアリングや日頃の医師とのコミュニケーションの重要性についても再認識させられました。

     

    特別講演Ⅰでは和漢診療科の先生からリウマチ治療における漢方使用例についてお話頂きました。

    また、最近の話題として「腸管膜静脈硬化症」についても取り上げられました。

    これは山梔子含有方剤の長期投与により誘発されやすく、

    早期発見が困難であるため漫然とした投与をしないよう薬剤師も注意してほしいそうです。

     

    特別講演Ⅱでは抗がん剤の副作用に対する漢方薬の活用例を知ることができました。

    代表的なものは

    ・吐気 → 六君子湯

    ・下痢、口内炎 → 半夏瀉心湯

    ・末梢神経障害 → 牛車腎気丸、芍薬甘草湯

    だそうです。また、抗がん剤投与と同時に服用開始し、予防的に使うことが多いようです。

     

    漢方薬は効果が緩やかではありますが、安価で副作用や併用禁忌が少ないため有用な薬剤だと思います。

    今回の研修では、様々な症状に対する活用法を知ることができました。

    今後も理解を深め、日々の業務に活かしていきたいと思います。

     

    本郷店 稲田 千香子

  • 10月 石川・富山エリア社内研修会のご報告 

    10月 石川・富山エリア社内研修会のご報告 

    10月度の社内研修会は、はじめに潰瘍性大腸炎という疾患に関して、治療薬を販売している製薬会社のMRさんともりの里店の萩原さんより発表がありました。

     

    潰瘍性大腸炎とは主に大腸粘膜に潰瘍やびらんができる原因不明の非特異性炎症性疾患です。

    症例が少ないためあまりなじみがないとは思いますが、以前、とある方がこの疾患を理由に首相を辞任されたといえば思い出す方もいるかと思います。

    最近、その方が新しく販売されたアサコールというお薬で症状を克服し、政治の大舞台に戻ってきたことでそのお薬も話題になっています。

     

    さて、そのアサコールというお薬は成分がまったく新しいというわけではなく、これまでも治療薬として使われていたメサラジンという成分が入っています。

    成分が同じなのに、これまでのお薬より効果があるのはなぜでしょうか?

    効果のあるお薬とは成分が優れていることはもちろんですが、その成分を体の届けたい場所へ効率良く運ぶことも重要なんです。

    そこで、このアサコールというお薬は「放出制御機構」というものを工夫することで、メサラジンを大腸まで効率よく運べるようになり、良く効くようになりました!

    と、MRさんによる潰瘍性大腸炎とアサコールの説明を聞いた後で、萩原さんの発表でした。正直、MRさんと同じような内容になるのではと思っていました。

     

     

    しかし、はじめこそ疾患の説明などでしたが、途中から萩原さんの実体験を交えた大腸内視鏡検査の説明になり、検査の手順に体験、感情を交えることで、平たくなりがちな説明に奥行きがでて非常に興味深く、わかりやすかったです。

    なかでも、検査前日に飲む下剤の量は通常の何倍にもなるため、かなりの腹痛がくるのではないかと思っていましたが、そんなでもなかったとの感想は経験者でなければわからない貴重な情報でした。

    ほかにも体験を交えた説明が多々ありましたが、それらは普段私たちが文章から得る知識とは違い、検査を受ける患者さん目線での情報であり、大変貴重な知識として得ることができました。

    参加された皆さんの今後に役立つものと思います。

    萩原さんありがとうございました!!

     

     

    次に本郷店の松本さんより高度医療機器継続研修に関する発表がありました。

    高度医療機器という単語はなじみ薄いものだと思いますが、定義は「副作用や機器の機能に障害が生じた場合に生命や健康に重大な影響を与えるおそれがあるもの」とのこと。難しいですね。

    具体的には、血糖自己測定器やペースメーカー、そしてコンタクトレンズも含まれています。

    ほかにも該当するものはたくさんありますが、これらの機器を薬局で販売するためには行政の許可を頂き、定期的に研修を受けることが必要となります。

    ということで教育を受け、大変勉強になりました。

    松本さんありがとうございました!!!

                           大徳店 竹田

  • 9月 石川・富山エリア社内研修会のご報告 ~アロマ・ハーブ研修会~

    9月 石川・富山エリア社内研修会のご報告 ~アロマ・ハーブ研修会~

    9月の研修会はアロマ・ハーブについて行いました。

    元北陸大学教授の浅野先生の研究室を会場としてお借りしました。

    アロマテラピー・ハーブティー・コスメの3ブース×30分の説明をグループに分かれて聞きました。

     

    アロマテラピーのブースではアロマの使い方について説明してくれました。

    アロマオイルは良い成分が凝縮されたもので1滴でも凄く効果のあるものです。

    なので、直に触ったり飲んだりしてはいけません。

    使用方法ごとに最適な滴数がある事を学びました!

    体験学習としてユーカリのオイルを使用しフェイシャルスチームをしました。

    ユーカリはのどの痛みや鼻づまりに効果があるミント系の香りですっきり感があります。

    ハーブティーのブースではお茶の入れ方、パックについて説明してくれました。

    マローブルーのハーブティーの試飲を楽しみました。

    マローブルーはその名の通り、なんとお茶の色が青いのにビックリ。

    更にリトマス試験紙のように酸性のものを混ぜるとピンクに変わります。

    味も飲みやすくて粘液質豊富でのどの痛い時にも効くとなると風邪シーズン是非お勧めしたい一品です。

    ハーブティーと並行してマルベリーのパックも体験!

    乳棒・乳鉢でしっかり粉砕し水を加えて手にパック、見事な美白効果に歓声が上がりました。

    コスメでは薬局で販売している商品について説明してくれました。

    改めて話を聞くとしわ・たるみ・むくみに効くなど魅力的な単語がごろごろでアロマ×コスメの相乗効果に驚かされました。

    ここではジェルプレーンとハーブの粉でお手軽美白体験。

    とても簡単なので毎日使いたくなりました。

    各ブースで色々なアロマの効能・効果、患者さんへのお勧めポイントも学べました。

    どれも欲しい!と思ったのはきっと私だけではないはずです。

    自分も欲しいと思えるアロマ・ハーブ・コスメを患者さんにもこれまで以上に積極的にお勧めしたくなる楽しい研修会でした。

    田上店

    戸山 徳子

  • 7月 石川・富山エリア社内研修会のご報告

    7月 石川・富山エリア社内研修会のご報告

    今回のエリア研修会は「症例報告会」と題して開催されました。

    各店舗で定期的に行っている症例検討の中から選抜された症例を持ち寄り、

    各店の代表者が発表するという大一番です。

     

    大勢の前で発表するため、資料は各店パワーポイントを駆使し、準備万端!

    先陣を切ったのは、「もりの里・田上エリア」代表の北島薬剤師

    「アンチドーピング」について。

    実際にオリンピック選考会に臨む患者様からドーピングの相談を

    受けた例を挙げておられました。

    これからの薬剤師の職能を生かせる場がまだまだ広がるのではないか、

    と期待が膨らむ内容でした。

     

    続いて「富山エリア」代表の松本薬局長

    「フィジカルアセスメントの実施」ということで、

    在宅で患者様と身近に接することで、

    患者様の服薬による状態の変化に気づき、

    お薬の副作用という観点でドクターにフィードバックを行い、

    結果患者様の苦痛、ご家族の苦労を軽減できたという素晴らしい症例でした。

     

    最後は「大徳店」代表の米島薬剤師

    「患者様のDr.に対する不信感 アンガーマネジメントの観点から 」

    というテーマでの症例でした。

    薬局で様々なストレスや怒りをぶつけていかれる患者様を応対することは、

    薬局薬剤師なら誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

    「アンガーマネジメント」という手法を知っておくことで、

    我々もこのような場に相対した時に冷静な判断と応対ができるのではないか、

    ということで、実際に

    “不信感をもった患者様が処方箋を持って来局された場合”

    を想定したディスカッションを行いました。

     

    各グループからは、活発な意見が飛び交い、

    若手からベテラン薬剤師までが各々の経験の中から失敗例や成功例を挙げながら

    「アンガーマネジメント」について学びました。

    アンガーとなった相手をマネジメントするには、

    先ずは自己をマネジメントできることが大切であり、

    日常でも自らの怒りや心の動きを振り返るという習慣を持つ、

    ということが効果的なのだとか。

    この「アンガーマネジメント」の手法は、

    また明日からの業務に活かしていきたいと思います。

     

    大徳はなの木薬局

    太田 聖絵

  • 6月 石川・富山エリア社内研修会のご報告

    6月 石川・富山エリア社内研修会のご報告

    今回は前回に引き続きメディカルハーブ総論ということで、本郷店の上山薬剤師から説明がありました。

    私の勤務する大徳店はまだハーブを扱っておらず、全くといっていいほど知識がありません。今回はメディカルハーブの様々な機能についてのお話でした。フラボノイドやビタミンCなどの抗酸化作用は有名ですが、その他にも植物自らを守るために作られた物質による抗菌・抗ウイルス作用、栄養素の補給などメディカルハーブには多様な機能があります。栄養素としてサプリメントで摂取するよりも、ハーブまるごと摂取するほうが効率よく吸収されるのでお薦めなのだとか。

    エルダーフラワー・コーディアルというハーブドリンクの試飲もさせてもらいましたが、ほどよく酸味があって飲みやすく、とても美味しかったです♪それで尚且つ体にいいのですから嬉しいですよね。

    ハーブについてもっと詳しく勉強し、患者様にも薦められるようになりたいと思います。

    後半は『褥瘡ケアを知ろう! 予防と治療 』をテーマに上飯野店の加藤薬局長の発表がありました。私も10年以上薬剤師をしていますが、実際に褥瘡を見たことはほとんどありません。薬の調剤やドレッシング剤などの手配はしたことはあっても、どんなケアがされているのか、またどんな予防法があるのかなど知らないことばかりです。まず驚いたのは、条件が整ってしまうと本当に短時間で褥瘡が出来てしまうということ。いかに正しい知識をもって予防するか、初期の状態で気付けるかというのが重要であることを学びました。在宅でのケアの中心は知識の少ない家族であることも多いため、薬剤師も正しい知識を持ってアドバイス出来る存在にならなくてはいけないと思います。予防のためにはまずはこまめな体位変換や除圧などの体圧分散ケア、皮膚状態の改善(保湿と清潔)、そして栄養管理がとても大切になるそうです。

    今後在宅患者が増え、私たち薬局薬剤師も褥瘡ケアに携わることも増えてくるでしょう。主に処置にかかわる介護スタッフや家族への薬剤の使い方の指導についてはもちろんですが、服薬している薬が予防や治療の妨げになってはいないかなど薬剤師だからこそできるアセスメントもあるのだということを学びました。

    大徳店 林崎 壽枝子

  • 5月 石川・富山エリア社内研修会のご報告

    5月 石川・富山エリア社内研修会のご報告

    5月の第2エリア定例社内研修会は【メディカルハーブ入門】と【薬学管理における服薬指導検討会(ハイリスク )】について行われました。

    まずはじめに、当薬局で積極的に取り組んでいるメディカルハーブについての研修でした。

    現在一部店舗での取り扱いとなっている為、該当店舗以外のスタッフはなかなか触れる機会が少なく、スタッフの知識共有の為に社内研修会で定期的に学習できることになりました。

    今回は第1回として、上山薬剤師より今後の研修スケジュールやメディカルハーブとはいったいどんなものなのかなど、試飲を交えて発表がありました。

    ハーブとは、「香りがある植物で、生活に役立つもの」の総称だそうで、その意味を初めて知りました。

    日本でも古くから用いられているものもあり、なかでも、キャベツやネギがハーブだというのは驚きでした!

    今後のハーブティーやエッセンシャルオイルなどの研修が待ち遠しいです!

    次に服薬指導検討会ですが、グループディスカッションでについての検討と発表を行いました。1時間という短い時間での検討ですが、3つのグループに分かれ次のことを検討しました。

        店舗や個人で行っているハイリスク薬での業務や工夫

    ハイリスク薬の薬学管理業務での問題点・不安点

    問題点・不安点の解決方法を考案

    『やはりハイリスク薬だからしっかりと説明して副作用を確認しています。  』という情報提供の充実や副作用の未然防止などを実施しているという意見が多く上がりました。

    次に問題点や不安点を話し合うと、さきほど工夫として挙げられていたことを『毎回同じ処方の患者様にはできない』や『返ってきた答えに対してうまく評価・対処できない』などバリエーションの貧弱さが露呈しました。

    そこで、みんなが同じような問題点や不安点を抱えていることを共有し、解決策を練りました。

    当然、個人の知識向上のため自己研鑚を続けることは言うまでもありませんが、個人の経験や知識による差を少なく、患者様すべてに偏りなく投薬・管理ができるよう、各店の主な薬剤についてチェックリストを作ろう、という結論を出したグループが多かったです。

    また、患者様から聞き取りした検査値や体調変化について、薬の効果や副作用などをアセスメントする能力を今後薬剤師として高めていく必要性も認識しました。

    ハイリスク薬を服用している患者様だけではなく、すべての患者様が、積極的に治療に取り組めるような服薬指導を勉強していきたいと思います。

    本郷はなの木薬局 松本

  • 社内研修会のご報告 医療事務社内研修会を行いました!!

    社内研修会のご報告 医療事務社内研修会を行いました!!

    平成24年2月25日(土)、第二エリアの第一回 医療事務社内研修会が

    もりの里店にて行われました。

    今まで研修会といえば薬剤師さんと合同のものばかりで、

    医療事務だけの研修会は今回が初めてということで、

    とても楽しみに参加させていただきました。

     

    医療事務としてのスキルアップが目的という今回の研修では、

    実際に調剤報酬請求事務専門士検定試験の過去問題を抜粋し、

    試験形式で行うというものでした。

    去年末にこの研修会の事前準備として調剤報酬テキストが

    医療事務全員に配布されています。

     

    試験前に染川主任より薬剤料の計算方法、

    奥田部長より時間外休日加算の算定について説明があり、

    それぞれの例題をみんなで解答判定しました。

     

     

     

    試験開始!一斉に電卓のたたく音やテキストをバサバサめくる音が響きます。

     

    ・・・皆真剣です!

     

    問題の内訳は

    基本問題17問・・・問題の正誤

    実技問題 1問・・・レセプトの穴埋め問題

     

    私は普段レセプトの請求業務は行っているものの、

    レセプトの点数を手書きで書くのも初めてでした。

    そのレセプトの穴埋めも全ての穴を埋めないと、

    最後の請求点数の穴が埋まらず・・・。

    問題数は見た目少なく感じましたが、

    思ったより時間がとられ指定された時間50分間で足りず5分間延長。

    終了後、解答が配布されました。

    私の自己採点の結果は・・・問題文に惑わされ、

    算定しなくてよいものまで算定し、

    自信のあったところも間違えていました(–;)

    周りからも自分の結果に対し、

    「あーもう恥ずかしい・・・」との声が聞こえてきました笑。

     

    4月には調剤報酬の改定と変化していく環境についていく為には、

    私たちの道標にもありますが、

    成長と学びの姿勢を持って自分自身もっと勉強が必要だなと

    改めて今回の研修で感じました。

    また医療事務が一堂に集まることもなかったので、

    医療事務間でのコミュニケーションをとる良い機会と

    なっていったらいいなと思います。

     

    今回は、富山の本郷店に新しく入られた医療事務メンバーの

    紹介もありました。

    まぶしい19歳でした笑。

    これからまた新しいメンバーが増えていくこともとても楽しみです。

     

    大徳はなの木薬局

    小竹 久美

     

  • 2月 石川・富山エリア研修会 薬局の医療安全対策について

    2月 石川・富山エリア研修会 薬局の医療安全対策について

    今回は、薬局の医療安全対策についての研修でした。

    平成19年4月より、薬局においても「安全管理体制の整備」が義務化されており、

    現在どの店舗にも「医療安全管理指針」、「医薬品業務手順書」などが整備されています。

    今回の研修は、その一環としての従業員教育の意味合いもあるわけです。

    内容はというと、改めて義務化されている内容のおさらいと、

    厚労省・医療安全対策検討会議ヒューマンエラー部会より平成13年に公表された

    「安全な医療を提供するための10の要点」を中心に、説明がありました。

     

    さて、安全な医療を提供するための10の要点とはなんでしょう?

     

    根づかせよう安全文化 みんなの努力と活かすシステム

    安全高める患者の参加 対話が深める互いの理解

    共有しよう 私の経験 活用しよう あなたの教訓

    規則と手順 決めて 守って 見直して

    部門の壁を乗り越えて 意見かわせる 職場をつくろう

    先の危険を考えて 要点おさえて しっかり確認

    自分自身の健康管理 医療人の第一歩

    事故予防 技術と工夫も取り入れて

    患者と薬を再確認 用法・用量 気をつけて

    整えよう療養環境 つくりあげよう作業環境

     

    このように標語調で基本的な考え方がまとめられています。

    ・ミスが起こった場合は、「責任追及型」ではなく「問題解決型」で。

    誰がやったかではなく、経験を教訓にして改善に活かすことが大切。

    「人は誰でも間違えうる」ということを前提とした対策が必要。

    ・ベテランも新人も、事務も薬剤師も関係なく意見を言い合える環境を。

    周りの意見には謙虚に耳を傾ける努力をすることが大切。

    ・患者様の安全が最優先という考え方。

    主役である患者様が、積極的に医療に参加してもらうようにすること。

    そのためには、専門用語をわかりやすい言葉にするなど、薬剤師の役割も大切。

    などなど、それぞれに具体的な説明もありました。

    ただ、これらの標語はあくまでも基本的な考え方であり、

    それぞれの店舗ごとで具体的な取組みは違ってくるものと思います。

    手順書は作りっぱなしじゃないですか? 見直しは?

    我が身を振り返ると反省しきりです...

    私達はなの木薬局には、「道標」という素晴らしい行動指針もあります。

    どちらも、単なる問いかけやスローガンで終わらせるのではなく、

    取組みとして実効あるものにしていくためにはどうしたらよいのか?

    常に考えて、日々、取組んでいく必要がありますね。

    それを再認識させられた研修会でした。

     

     

    お話しいただいた(株)スズケン金沢支店の佐々木様、内藤様、ありがとうございました。

    最後に、高度管理医療機器についての説明もあり、

    血糖測定器グルテストセンサーを用いた実践もありました。

     

     

    患者様の痛みを、実際に体験してみることも大切ですよね。

     

    上飯野はなの木薬局

    加藤 彰