カテゴリー: 研修会・勉強会・学会の報告

  • 無菌調剤研修

    無菌調剤研修

    岐阜県薬剤師会主催の「在宅調剤実務研修会」へ参加してきました。
    岐阜薬科大学の無菌調剤室と講義室をお借りし4時間の実習。

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    「実習1」
    在宅医療に必要な無菌操作の基礎知識として、基本的なスキルを習った。
    私の学生時代には実習した記憶がない程の領域であり新鮮で緊張する
    時間であったが、高機能薬局をめざすべき我々には大切な研修でした。
    ご指導いただいた主な内容は以下のとおり

    ・処方せんの読み方
    ・混合量の計算
    ・無菌操作における身だしなみ
    ・シリンジ、注射針の扱い方及び注意点
    ・アンプル、バイアル製剤の扱い方及び注意点
    ・輸液バックの扱い方
    ・抗ガン剤調整業務の留意点
    ・クリーンベンチと安全キャビネットの相違

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    実習1では、試験的に自分のテーブル上の薬剤を使用し
    バイアルを溶解したり、アンプルをカットし手技を習う

    「実習2」
    実習1で習得した調整手順を元に、グループに分かれ
    クリーンベンチを使用し実際にアミノトリパ1号輸液を
    使用しビタミン剤と微量元素を混注する無菌実習をした。

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    大変お世話になった
    岐阜県薬剤師会薬局委員会
    岐阜大学病院薬剤部の石原先生、廣瀬先生
    そして
    岐阜薬科大学の杉山教授、中村教授と
    学生の秋山さん前川さんに感謝いたします。

    平成27年2月16日
    代表取締役社長
    曽我 望武

  • 症候学を学ぼう!!~セルフメディケーションと薬剤師の役割~

    症候学を学ぼう!!~セルフメディケーションと薬剤師の役割~

    今回、昭和薬科大学薬学部教授の木内祐二先生のワークショップに参加しました。

    私は、6年制薬学教育の第三期生で今年の3月に国家試験を受験した新人薬剤師です。

    「症候学」という学問は非常に重要であり、これからの薬学教育で必要であることを聞いていましたが、

    実際に大学の授業で系統的に勉強する機会はなかったので「症候学」を学ぶことができて

    非常に貴重な機会となりました。

    私は、4月から薬局で実際に業務をしてみてOTC情報提供は非常に難しいと感じていました。

    これまで薬理や薬物治療を学んできて薬品名から疾患を推測することや疾患から使用する

    薬品名や症状を挙げることはしてきましたが、“症状から病気を推測する”という考え方を

    あまりしてこなかったため、OTC販売に対して苦手意識を持っていました。

    しかし、実際の業務では、自分自身で症状から推測される疾患をできるだけ

    挙げて患者様から情報を収集しながら疾患を絞り込んでいかなければいけません。

    実際にグループごとにいくつかの症状に対する疾患を挙げてみると

    こんなにも沢山の考えられる疾患があることに驚きました。

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    また、疾患を推測したあとの対応(トリアージ)についてもグループで議論しました。

    疾患の推測には、「LQQTSFA」という7つの質問が重要な鍵になると教えていただきました。

    LQQTSFAとは、「どこが(L)」、「どのように(Q)」、「どの程度(Q)」、「時間・時期・頻度(T)」、

    「状況(S)」、「増悪軽快因子(F)」、「随伴症状(A)」のことです。

    また”アルゴリズム”という方法を教えていただき、疾患を振り分けるときのテクニックを

    知ることができて大変勉強になりました。

    昭和薬科大学の薬学部生は、疾患ごとに病態を調べて疾患を振り分ける練習を1日中していることも

    あるとのお話を聞いてとても驚いたと同時に、私も薬剤師としてもっと頑張らなければいけないと

    焦りも感じました。

    今回の講演を通して私が強く実感したことは、患者様に適切なトリアージを行うための

    症候学の知識がなければ積極的かつ余裕をもった応対はできず、患者様に安心感を与える

    情報提供もできないと感じました。逆に考えれば、トリアージに必要な知識を身につけることができれば、

    薬剤師の活躍の幅が格段に上がると強く感じました。

     

    最後になりましたが、木内先生、天候の悪い中遠くから富山までお越しいただき誠にありがとうございました。

    木内先生から教えて頂いたことを日々の業務でも生かせるように努力していきたいと思います。

     

    本郷店 小山 葵

  • 第5回富山県漢方調剤フォーラムに参加しました

    第5回富山県漢方調剤フォーラムに参加しました

    1月25日に開催された富山県漢方調剤フォーラムに参加してきました。

    この研修会は富山県薬剤師会と富山県病院薬剤師会が共催しており、

    薬局だけに留まらない幅広いお話を聞くことができました。

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    一般演題は薬剤師の先生2名の発表で、松本課長が座長を務められました。

    「煎じ薬における処方意図の推察」という難しい内容でしたが、

    個々に合った治療ができるという煎じ薬の長所を活かすためにも、

    処方意図の理解は重要なことだと感じました。

    また、ヒアリングや日頃の医師とのコミュニケーションの重要性についても再認識させられました。

     

    特別講演Ⅰでは和漢診療科の先生からリウマチ治療における漢方使用例についてお話頂きました。

    また、最近の話題として「腸管膜静脈硬化症」についても取り上げられました。

    これは山梔子含有方剤の長期投与により誘発されやすく、

    早期発見が困難であるため漫然とした投与をしないよう薬剤師も注意してほしいそうです。

     

    特別講演Ⅱでは抗がん剤の副作用に対する漢方薬の活用例を知ることができました。

    代表的なものは

    ・吐気 → 六君子湯

    ・下痢、口内炎 → 半夏瀉心湯

    ・末梢神経障害 → 牛車腎気丸、芍薬甘草湯

    だそうです。また、抗がん剤投与と同時に服用開始し、予防的に使うことが多いようです。

     

    漢方薬は効果が緩やかではありますが、安価で副作用や併用禁忌が少ないため有用な薬剤だと思います。

    今回の研修では、様々な症状に対する活用法を知ることができました。

    今後も理解を深め、日々の業務に活かしていきたいと思います。

     

    本郷店 稲田 千香子

  • 社内研修会報告 ~高齢者疑似体験~

    社内研修会報告 ~高齢者疑似体験~

    こんにちは!

    10月26日に北陸エリアで研修会を行いました。

    今回は久光製薬さんにご協力を頂き、湿布の簡単な貼り方やかぶれ予防についてお話をしていただき、高齢者疑似体験をさせていただきました。

     

    貼り方に関しては、手首と腰、膝へ貼る時の工夫を教えていただきました。

    ハサミである場所に切れ込みを入れると、手首・膝は上手に貼れますし、腰へ貼る時の大変さは、工夫を通じて知ることができました。

    使用される方や、聞いてみたい方は、ぜひ薬局スタッフに声をかけてください。

     

    研修会の後半は、高齢者疑似体験をさせていただき、今回は75~85歳の方の平均な体の状態を、錘やサポーター等を使って体験させて頂きました。

    代表で3名が装着し、階段の上り下りや問診票などの記載を行ったり、特殊な眼鏡で視力の低下などを実際の作業などで感じることで、高齢者の方の不都合な状態を経験することができました。

    この経験を活かして、患者様が満足して頂けるように努めたいと思います。

     

    今回、ご協力をいただきました久光製薬様、まことにありがとうございました。

     

    ブログを最後まで読んでくれた皆様、ありがとうございました。

    嶋田

  • 社内研修会報告 ~「認知症の理解と認知症の人への対応」について~

    社内研修会報告 ~「認知症の理解と認知症の人への対応」について~

    今回の研修は、「認知症」を医学的要素ばかりで見ず、患者さまの「行動」を知る事、そこから私たちのとるべき「行動」を考える事で、患者様への適切な「行動」を身につけようという試みの研修でした。

     

    超高齢化社会を迎える時代にとって、慢性疾患と同様に認知症への理解が必須なっています。疫学的に現在約462万人が認知症であり、高齢者人口の約15%が認知症だという。

    約10年前は百数十万人だったのが倍以上の増加になっている事実もあり、私たちがどうその現状に向き合うかを考える必要があります。

    患者様の症状は、生い立ちや中核・周辺症状の混合状況一概ではないので、治療に関しては、家族等の近しい者が、いかに早く変化に気づいてやれるかが治療の進行に関わってきます。

     

    中盤、若年性アルツハイマー患者紹介を実際の映像で見させて頂きました。

    文書やドラマなどでは見聞した事がありましたが、一般的に働き盛りである50代の患者が、日常の生活が困難どころか介助が無ければトイレすらもできないという状態があり、それを観て改めて驚きを感じました。

    様子の中ではトイレの仕方を分からなく困っている患者に対し、妻がトイレの枠に色テープを張り促します。それを見た患者は怒りを示し、妻を責めます。

    患者の為に良かれと思って施す事も、患者にとっては「自尊心」を傷つけることになる。

    この状況が理解できたと同時に、私の過去の業務でも、良かれと思いそれと同じ事を行って患者に不快な思いをさせた事が有ったな…と改めて気付かされました。

     

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    認知症の方は記憶を失ってはいても、人格がしっかり有り感情は豊かに生きている。

    これが分かれば、患者さんの状態に合わせた関わりができる事を「接し方」の紹介で学ぶことができました。

     

    後半は、ケーススタディによるSGDにより学びを深めます。

    実際よくある服薬指導風景を映像で観て、患者の発する訴えについて薬剤師としてどう接するべきかを考えました。

    出てきた意見では、

    「前回の自分たちに落ち度が有り、伝えきれなかった事があったかもしれない」

    「調剤過誤が有ったかもしれない」

    「同居している家人との確認作業には配慮が必要」

    など、患者の立場で考察している様子が伺え、患者の自尊心を尊重することに配慮した発表が挙がっていました。前半の認知症患者の心の中を学び理解できたからこその結果だと思います。

     

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    認知症の方に対し、心の中で「呆けちゃって…」という雰囲気を出しながら接すると、患者自身実際そうであっても不満や苛立ちがつのるもの。

    今回の研修では、認知症の方に対してだけではありませんが、患者に何が起こっているのか、どんな気持ちで暮らしているのか、どんな支えが必要なのかを理解する必要が有ることを学び、我々がどう行動すべきか学ぶことができたと思います。

     

    今回研修で情報提供して頂いたエーザイ様、ありがとうございました。

     

    卯尾

  • 第46回日本薬剤師会学術大会inOSAKAに参加してきました!

    第46回日本薬剤師会学術大会inOSAKAに参加してきました!

    9月22日23日に第46回日本薬剤師会学術大会inOSAKAに参加してきました。

    ランチョンセミナーでおいしいお弁当を食べた後、木下 牧子先生の「医療人教育」を聴講しました。

    つい最近実務実習指導薬剤師のワークショップにタスクとして参加した事、社内の教育体制の構築に
    携わっていることから興味を持ち参加しました。

    『医療人=病院に一歩入ればすべては患者様の為に』というこの考え方は、大変印象に残りました。
    この考え方こそが根底にないと医療に携わることは難しいと思いました。

    また、在宅に通ずる部分ですが、医療はEBMだけで成り立っているのではなく、
    NarrativeBasedMedicine(NBM)その人のことをしっかり理解した上で取り組まなければ
    いけないという考え方に非常に共感しました。在宅では患者背景をしっかり考えた上でのケアが
    必要なので、この部分をしっかりと実践していきたいと思います。

     その他、神戸POS研究会の取組みを口頭発表で何題か聴講しました。富山でも大学と連携して
    卒後研修に取り組んでいければと思いました。

    2日目は昭和大学の木内 祐二先生の症候学についてのシンポジウムに参加しました。

    LQQTSFAと呪文の様に覚えている内容について理解を深めることが出来ました。

    今後、セルフメディケーションとしてはもちろん、在宅でも症候学は必須事項だということが
    改めて認識することが出来ました。
    フィジカルアセスメントと合わせることで、目的化しがちなフィジカルアセスメントを
    有効活用できる道筋も見えました。

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    最後に・・・

    せっかく大阪まで学会に来たので、やっぱりその街の歴史や文化に触れなければなりません!というわけで、串カツ・たこ焼き・お好み焼きと粉もんをたっぷり堪能しましたとさ( *´艸`)

  • 社内研修会報告 『「最も魅力的な薬局」を実践しよう』 ~はなの木ファンを増やそう!~ その2

    社内研修会報告 『「最も魅力的な薬局」を実践しよう』 ~はなの木ファンを増やそう!~ その2

    今回の研修は

    『「最も魅力的な薬局」を実践しよう』~はなの木ファンを増やそう!~

    と題し3回に亘って行われました。

     

    1回目は「クリンリネス」を題材に、取り組むために必要な問題点の収集や改善案をKJ法で討議する手法を経験し、問題解決手法を学びました。

    2回目は1回目の学びを活かし、「患者様目線、気付けていますか?~あなたの患者様目線はどんなことですか?~」というテーマについて考えました。

     

    「患者様目線で、気付いて、考え、話し合う!」を私達のミッションとし、「実行していること」「出来ていないところ」「しなければいけない」事を店舗ごとにグループディスカッションし、気付いた事を付箋に書き出しまとめていくKJ方式で発表しました。

     

    3回目の研修では2回目の「患者様目線」で「出来ていないところ」「しなければいけない」事にあがった意見に対して具体的な方法をアクションプランとして作成し発表しました。

     

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    様々な意見を見直し今まで気付けなかった事や、気付いていても見過ごしてきた事を具体策として文字にし発言することでスタッフ全員の意識付けになったのではないかと思います。

     

    20130831写真③

     

    このアクションプランをいかに実行していくか、今回の研修はここからが始まりです。

    はなの木ファンが倍増するような「最も魅力的な薬局」を目指し、スタッフ全員で取り組んでいく姿を見守っていきたいと思います。

    染川

  • 社内研修会報告 『「最も魅力的な薬局」を実践しよう』~はなの木ファンを増やそう!~ その1

    社内研修会報告 『「最も魅力的な薬局」を実践しよう』~はなの木ファンを増やそう!~ その1

    私たちの薬局ではめざす姿として『このまちで最も魅力的な薬局を創りましょう。〜  質と和を大切にして  〜』という文章を掲げています。では、最も魅力的な薬局を創るにはどうしていったら良いのでしょうか?

    今回はその『魅力的な薬局』に近づくための第一歩の話し合いを行いました。

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    まず、今回のエリア研修会の話し合いの方法として「ブレインストーミング法」の紹介とその話し合いで出た意見・データをまとめる方法として「KJ法」の紹介がありました。

     

    ブレインストーミング法とは、集団でアイディアを出し合うことによって相互交錯の連鎖反応や発想の誘発を期待する技法です。そして以下の4つのルールがあります。

    ①    判断・結論を出さない(結論厳禁)

    ② 粗野な考えを歓迎する(自由奔放)

    ③    量を重視する(質より量)

    ④ アイディアを結合し発展させる(結合改善)

     

    KJ法とはブレインストーミング法により様々なアイディア出しを行った後の段階で、それらの雑多なデータやアイディアを統合し、新たな発想を生み出すための方法です。

    KJ法の進め方は以下の4つのステップから成り立ちます。

    ①     意見を要約してカードにまとめる

    ②     数多くのカードの中から似ている者同士でグループを作る

    ③     それらを1つの紙にまとめて図解化する

    ④     図解化されたグループ同士の関係について順を追って記す

     

     

    上記の話し合いの方法を聞いた後は実際にエリアのメンバーでグループディスカッションを行いました。

    テーマは『道標 「クリンリネス」を行うために必要な事』です。

    最初は「漠然としていて何を書けばいいんだろう・・・?」と思っていましたが、グループのメンバーのいくつかの意見に刺激されて思ったよりも出てきました。そして話し合ううちにグループのメンバー同士で「これはここかな?」この意見は「このグループとこの関係になると思う!」など白熱してきました。お菓子が用意されていたのもリラックスして色々な意見をだす手助けをしてくれた気がします。

     

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    終わってみるとあっという間だったグループディスカッションからそれぞれのグループでまとめたものの発表へ!!

     

    他のグループの発表を聞いてみるとそれぞれのグループで特色があり粒ぞろいな意見ばかりでした。しかしながら、こうしてエリア全体の意見を見てみると、「まず自分から気付いて動く」「患者さま目線で見る!」「常日頃から意識する!」などどれも前向きなものが多く、一人ひとりの意識の高さを感じました。

     

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    このような話し合いを通してそれぞれの意識を確認し、全員で分かり合い、そこからより良い薬局を作り出し、結果的に地域の皆様にとって『最も魅力的な薬局』に近づいていきたいと思います。

  • 第61回 第一エリア研修/リスクマネージメント研修会

    第61回 第一エリア研修/リスクマネージメント研修会

    今回の研修会は参加人数4人+演者1人のさびしい研修会でしたが、

    ディスカッションではざっくばらんに発言でき

    皆さん積極的に参加されていました。

    発表は夏目薬局長でした。パワーポイントの使い方も効果的で、

    最後まで睡魔に襲われることなく楽しく参加できました。

    見習いたいところです。

     

    内容は社内のインシデント調査の概要と、

    実例を挙げて対策案の考え方を学びました。

    インシデント報告の概要では、年々報告数が増えてきている点において、

    間違いやミスが増えたというよりは、インシデントやヒヤリハット事例の

    報告を細かく上げられるようになってきていることが分かりました。

    また、対策案の考え方では、なぜ?を繰り返すことで、

    原因を深く探るなぜなぜ分析という方法が紹介されました。

     

    なぜなぜ分析はかの有名な、トヨタ自動車の「カイゼン」でも使われ

    簡単かつ、有用な方法であると言われています。

    この方法にはいくつかポイントがあり、

    その中でも特に重要だと感じたのは、出来るだけ早く

    間をおかないで実施することや、当事者を交えて話し合うことです。

    実際に話しあう際、なぜ?を繰り返し原因と思われる候補を

    いくつか出す事はできても、当事者がいなかったため

    「~だったのかもしれない」と例え話になってしまい

    事実に基づく真の原因を絞り込むことが出来なかった。

     

    このように、せっかくの分析方法も、間違ったやり方をすると

    無駄な分析が増えて、原因が特定できないこともあり、

    的外れな対策案になってしまう可能性もあるため、

    出来るだけ早く、当事者も交えて話し合える場が

    作れるといいと思いました。

    大桑店 早川 伸子

  • 第14回 富山県薬学会年会に参加して

    第14回 富山県薬学会年会に参加して

    平成24年10月20日(土)に、名鉄トヤマホテルにて行われた富山県薬学会年会に参加してきましたので、その報告をさせて頂きます。

    ある意味で、翌月の北陸信越薬剤師学術大会の前哨戦という感じですので、皆さん気合が入っていました。

     

    私たち調剤薬局の薬剤師だけでなく、病院薬剤師、製薬会社の研究員など、富山県で薬業に携わる多くの参加があったわけですが、久しぶりの顔見知りにも会い、束の間の同窓会的な感覚も楽しめました。

     

    内容としては、各社のヒアルロン酸Na点眼液を比較し、防腐剤の違いによって角膜細胞への障害の度合いが大きく異なるという結果や、全国的にも大きな話題となった某焼肉チェーン店が起こした集団食中毒における細菌学的調査結果など、興味をひく報告がありました。

    調剤薬局からも、PG系点眼薬の副作用予防の観点からの説明方法の検討や、本年4月からの一般名処方増加に起因するヒヤリハット事例などの報告があり、あまり大上段に構えなくても、私たちの日々の業務の中からも発表できる題材があるのだなと感じました。

     

    そして、はなの木薬局からも、奥田常務より「実務実習における在宅療養支援参加型集中講義の取り組み」と題した発表があり、注目を集めていました。

    内容については割愛しますが、資料の見易さ、説明の流れ、話す言葉のトーンや大きさも含めて、やはり流石!でしたね。

    内容もさることながら、こういった発表の場ではプレゼンスキルも重要だなと感じた次第です。

     

     

    奥田常務、お疲れ様でした。

     

    上飯野はなの木薬局

    加藤 彰