カテゴリー: 研修会・勉強会・学会の報告

  • 【坂下店】ゾフルーザとオキシコンチンTRの勉強会

    シオノギ製薬さんのゾフルーザとオキシコンチンTRについて勉強しました。

     

    ゾフルーザは適応症は「A型・B型インフルエンザウィルス感染症」です。

    これまで使われてきた従来の薬と作用機序が異なる新しいインフルエンザ治療剤で

    細胞内でウィルスそのものが増えないようにする働きがあるそうです。

    ゾフルーザの特長は1回服用で完結し、体重10kg以上で錠剤の飲める子供であれば服用可能ということです。

    従来型の治療剤と同様ですが、食後食前には縛られずになるべく早い服用がベストなので

    薬局で服用して頂くと良いと言うお話でした。

    腎機能による用量調節なく服用可能とのことなので、腎機能が不明な患者さんでも安心して

    投薬することが出来ると思いました。

    そして、私が1番に感心したのはゾフルーザはウィルス排出停止するまでの期間が

    24時間と従来の薬の72時間よりかなり短いというということで、それにより家族など周りの方に

    うつす可能性のある期間が短くなりインフルエンザの蔓延を防ぐことが出来るのではないかと思いました。

     

    オキシコンチンTRは薬物乱用防止を目的として開発された製剤です。

    特長としては強度が非常に強くハンマーで叩いても粉砕できない。

    水に溶解しようとしてもゲル化して水に溶かせないことです。

    高脂肪食(食事)の影響により、空腹時服用よりCmax、AUCが上昇することから

    食後に服用する場合は副作用に十分注意する必要があるとのことでした。

    患者さんに投薬するときには、きちんとDrに指示された食後、または空腹時の一定の条件を守るように

    指導することが大切だとわかりました。

    坂下店 小川

  • 【大徳店】シダキュアスギ花粉舌下錠の勉強会

    6月27日水曜日。

    鳥居薬品さんにシダキュアスギ花粉舌下錠の勉強会をしていただきました。

    シダキュアはスギ花粉で悩める花粉症の方に効果を発揮するお薬です。

    スギ花粉による症状のくしゃみ・鼻水・鼻づまり・目の痒みなどを抑えてくれます。

    症状を抑えられる理由は「減感作療法」といって

    アレルギー物質を少量ずつ体内に摂り入れ

    徐々に体を慣らすことで過度の反応を起こさせない事によります。

    使い方は1日1回1錠を舌の下に置き、その状態で1分間保持させた後に飲み込みます。

    注意することは、飲み込んだ後5分間はうがいや飲食はしてはいけません。

    また、使用後2時間は激しい運動や入浴は避けましょう。

     

    このお薬で1人でも多くの花粉症の方が軽快することを私たちは願っております。

    大徳店  嶋田

  • 【坂下店】勉強会:アメナリーフ

    今回はマルホ株式会社さんによるアメナリーフ(一般名:アメナメビル)について学びました。

    アメナリーフの適応症状は帯状疱疹です。

    余談ですが、四谷怪談のお岩さんは顔の帯状疱疹だったという説があるそうですね。

     

    アメナリーフは従来の抗ヘルペスウイルス薬と異なり、主に糞便中へ薬が排泄されるので

    腎臓の機能に合わせて薬の用量調節をしなくてもいいという特徴を持ちます。

    用法・用量は1日1回、食後に2錠を服用。

    食事の有無で薬の吸収に影響が出る為、空腹時を避けて食後の服用となります。

     

    クッキー等少しでも食べて20分程経過したあとに服用すれば食後と同等になるそうです。

    私個人の感想になりますが、今まで腎機能の検査値が分からない患者さんに

    抗ヘルペスウイルス薬をお渡しする際に不安なことがしばしばあったので

    投薬しやすい医薬品だと感じました。

     

    坂下店 小林

  • 【浅野川店】他職種向け認知症治療薬の勉強会を開催しました

    先日、なないろ訪問看護ステーションから看護師、理学療法士の方をお招きして

    認知症治療薬の勉強会を行ないました。

    認知症治療薬の特徴や副作用について一通りお話した後、情報交換会として日頃から疑問に

    思っていることや気になっていることを自由に話し合いました。

    「活気を持たせるドネペジルと落ち着ける効果のあるメマンチンが併用されるケースは問題ないのでしょうか?」

    「仮に副作用が出た場合には直ちに中止すべきなのでしょうか?減量すべきなのでしょうか?」

    などの疑問が寄せられました。

     

    確かに患者さんの薬袋を見ただけでは判断できないことですし治療効果が数値的に評価しにくいので

    困るケースもあるようでした。

    今回の会を通じて、実際に自宅で服薬療養する場面を想定して指導をする必要があるなと感じました。

    他職種が関連しているならなおのこと、情報共有だけでなく疑問や意見が通りやすいような

    関係づくりも大切だと感じました。

    貴重な機会をいただいた「なないろ訪問看護ステーション」の皆さん、ありがとうございました!

     

    浅野川店 深澤

  • 【本郷店】骨粗しょう症セミナーに参加しました!

    2/9(金)富山市本郷三区公民館にて開催された介護予防セミナーに参加してきました。

    冒頭、骨粗しょう症についてのお話を聞いていただき

    参加された皆様にはかかとで簡単に測ることのできる機械を用いて

    実際に骨密度、骨年齢を測定していただきました!!

    (少し足がヒヤッと冷たいです^^;)

     

    骨粗しょう症になると骨がもろくなり、骨折のリスクが増えてしまいます。

    そのリスクをいかに未然に防ぐか、予防していけるかが重要だということを

    お話しさせていただきました。

     

     

    そのためにも、今の自分の現状に目を向け

    今後の生活に如何につなげていけるかが大切となってきます。

    実際に骨密度を測ってもらうことで、地域の皆様にその意識づけを少しでも

    していただけたのかなと感じました。

     

    地域の皆様が健康で、幸せな生活を送っていただくために

    これからも何かお手伝いできることがあればと思います。

    主催された堀川南地域支援センター様、㈱ファイネス様、お疲れさまでした!!

     

    本郷店 中村 秋穂

  • 第50回日本薬剤師会学術大会

    10月8日、9日に第50回日本薬剤師会学術大会が東京国際フォーラムおよびJPタワー&カンファレンスで

    開催されました。

    連休ということもあり、会場付近は学会参加者や観光客で賑わっていました。

     

    各会場で、特別講演や口頭発表、ポスター発表などが行われました。

    地域の方々の健康の維持や増進を支援する健康サポート薬局、患者さんが自宅で療養をする在宅医療

    2020年東京オリンピックを見据えたスポーツファーマシストについてなど、発表の内容も多岐にわたっています。

     

    昔のくすりの看板や調剤道具、書物などが展示されている特別展示コーナーもありました。

     

    全国での様々な取り組みを知ることで視野を広げることができ今後、自分がなりたい薬剤師像を考える

    良い機会となりました。

    学会で学んだことをきちんと習得し、より良いかたちで患者さまに提供できるといいなぁと思います。

    学会に参加された皆様、お疲れ様でした。

     

    田上店 眞田智子

  • 【東海エリア】アスゲン製薬の工場見学

    【東海エリア】アスゲン製薬の工場見学

    10/1(日)アスゲン製薬の工場見学に行ってきました。

    場所は岐阜県瑞浪市。はなの木薬局坂下店から車でおよそ1時間のところにあります。

    今回は協励会の皆さんと一緒に参加させていただきました。

    アスゲン製薬といえば、アスゲン錠やアスゲン顆粒を長きに渡って販売している会社で

    最近はOTC医薬品を中心に当薬局でも大変お世話になっています。

    瑞浪工場は平成19年に完成したとのことです。医薬品の工場は厳格なGMP基準に則っており

    中に入るにも手洗いから着替えと大変時間をかけます。

     

    回は製造のエリアまで入らせていただき、錠剤を作るまでの原料の混合

    造粒過程から打錠機なども見ることが出来ました。

    包装室では休日にも関わらず実際に稼動しているところまで見せて頂きました。

    私は何回か工場は見たことがありましたが、初めての工場見学をした人は、

    もっと一連の製造かと思ったと話していました。

    医薬品はそれぞれの工程で厳格に管理されており製品が出来ているということが再認識できました。

    アスゲン製薬の担当者の方、社員の方におかれましては、日曜日にも関わらず

    見学をさせていただいてありがとうございました

     

    大桑店 山瀬聡

  • 【石川・富山エリア】第50回北陸信越薬剤師学術大会@新潟

    【石川・富山エリア】第50回北陸信越薬剤師学術大会@新潟

    9月17、18日に開催された「北陸信越薬剤師学術大会」に参加しました。

    信濃川とフェリーが一望できる、新潟市の朱鷺メッセで今回は開催されました。

    今年は本郷店の小山さんが『地域女性の健康サポート』について

    ポスター発表をされましたのでその内容をご紹介します!

    近年、かかりつけ薬剤師制度やセルフメディケーション税制が実施されたりと

    処方せん応需外でも地域における調剤薬局の役割は、ますます広がっていくのではないかと考えられます。

    今回、小山さんは人には相談しにくい、特に「女性の健康の悩み」に着目し、

    地域住民のみなさまがどういった方法で相談、問題解決しているかを調査されていました。

    女性が何か健康の悩みがあったときに「薬局で相談する」という人は少数であり

    インターネットで調べる人が若者だけではなく、年配の方でも増えているといった結果になったそうです。

    しかし、インターネットで調べても問題解決できなかったという方は半数を超える結果となり

    何でも検索できるインターネットが普及した現在でも、気軽に健康相談のできる場所は

    まだまだ必要とされているということが分かりました。

    地域住民の皆様の悩みやニーズを知ることで、今後どういった活動を行っていくかを考えていく

    きっかけになったと小山さんはおっしゃっていました。

    薬局が来局者に健康に関する悩みに対応でき、必要に応じて地域に特化した医療情報を提供できれば

    きっと地域での薬局の存在意義が上がるのでしょう。

    他にも残薬を解消することで国の医療費の節減する取り組みや、電話による服薬指導後のアフタフォロー等

    皆さん様々な取り組みを発表されていて、 これからどのような薬剤師になれるのか

    何を取り組んで行きたいかを考える良いきっかけになりました。

    目の前の業務を日々取り組んでいくことももちろん大切ですが、前向きな取り組みを行い

    それを発信していくことで、周りの人にも良い影響を与えられるではないかと今回の学会で強く感じました。

     

    最後に、皆で新潟の名店!青島ラーメンを食べて帰りました。

    チャーシューが薄くてトロトロでとってもおいしかったです。

    参加された皆さん、2日間お疲れ様でした!!

     

    田上店 中村 秋穂

  • 【社内研修会】より良い職場作りを目指して~アサーションスキル

    【社内研修会】より良い職場作りを目指して~アサーションスキル

    今月の社内研修会は「アサーティブコミュニケーション」について学びました。

    良い職場の雰囲気作りのためには、社内のコミュニケーションが重要です。

    これまで患者さんに対する接遇研修は毎年行っていましたが

    今回は趣向を変え、社内コミュニケーションに着目しました

     

     

    「言いたいことがあるけど言いづらい」

    という経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

    物は言いよう

    とあるように、言い方ひとつで意図しないのに相手を怒らせてしまったり

    逆にすごくのってくれたりと色々な場面でコミュニケーションは難しいなと感じることがあります。

     

     

    そもそも相手と自分は異なる価値観があるので、意見や考え方は当然異なります。

    アサーティブコミュニケーションとは、

    相手を尊重しつつ、自分の意見や要求、感情を率直に、誠実に、対等に伝える

    コミュニケーションで、相手も自分も大切にできる会話術だそうです。

     

    写真にもあるように、アサーティブに会話するコツを教えていただきました。

    事例を出してもらい学びましたが自分がどう思っているかをいうことが必要なんですね。

    また、相手に断られたときを想定して別の案を用意しておくとか、新しい発見がありました。

     

     

     

    後半はグループに分かれて、事例検討。

    【忙しそうな先輩に仕事のことで確認しなければいけないので声をかける】

    という過程でアサーティブな言い方を検討しました。

    検討の時間はあっという間に過ぎてしまいましたが、それぞれさわやかに物事を依頼できるような

    言い方ができていました。

     

     

    普段のコミュニケーションでは考えながら話すことは難しいので、毎日の会話で気を付けて

    トレーニングすることが大切と感じました。

    今回学んだことを生かし、職場でのコミュニケーションひいては接客や日々の生活の中でも

    相手も自分も大切にできる会話をしていきたいと思います。

     

    営業本部 夏目

  • 【八ツ矢店】地域連携研修会

    【八ツ矢店】地域連携研修会

    先日、介護支援専門員協会から依頼があり「白山ののいち地区」において

    地域連携の研修会を行ないました。

    まずは薬剤師が在宅医療においてどのような働きができるのか

    はなの木薬局U次長より講演させていただきました。

    在宅にて正しく薬の服用ができるよう、お薬の一包化・お薬カレンダーでの管理

    飲み忘れや飲みにくい薬がある時は医師へのお薬変更の提案etc・・・

    薬剤師ができる事をケアマネージャーの方々に知っていただくよい機会になりました☆

    講演の後は、ケアマネージャーと薬剤師がどのように協力・連携し

    よりよい在宅医療を提供できるかをグループワークにて話し合いました。

    白山地区では院外処方が進んでおらず、未だ在宅医療において薬剤師が参加できない状態で

    あるなど問題点も見つかりました!

    また、ケアマネージャーの方から実際に薬剤師との連携でうまくいった例も発表していただけました。

    沢山の方に参加していただき、とても有意義な研修会となりました。

    今後も継続した連携でよりよい地域医療に貢献していきたいと思います(^0^)/

    八ツ矢店 浜道