カテゴリー: 研修会・勉強会・学会の報告

  • 第二回 在宅医療セミナー

    富山県 「 富山市薬剤師会 」 主催の 
           『在宅医療セミナー』に参加してきました。

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    在宅医療における薬局の
    「申請・各算定方法・ 
               レセプトの記載意方法と留意点」
    を当社の取締役で本郷はなの木薬局長の
    奥田武詩部長が発表しました。

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       (説明をする奥田部長)

    申請に必要な書類を細かく紹介いただいたり
    在宅医療の場合、介護保険と医療保険との
    二つの請求業務が発生するため、その算定方法や
    指導料の内容を紹介いただきました。

    また、第二部には
    「在宅医療の事例報告」として 
    「フジイ薬局」の島田智香子先生と
    「うなづき薬局」の沓掛隆義先生にご指導いただきました。

    島田先生には
    「多種職連携から見えてくるもの」という観点から
    「サービス担当者会議」の重要性や薬局の工夫を
    細かく教えていただきました。

    沓掛先生は
    事例検討ということで10名のSGD
    (スモールグループディスカッション)を行い、
    「84歳の独居老人の一人暮らしをどのように支えて
    行くか」をテーマに、他店舗の薬剤師さんと
    議論をさせていただきました。

    当社では
    在宅医療に取り組めている店舗が、まだ1店舗です。
    これから、地域の方や医療機関からのニーズに応え
    「薬局」「薬剤師」の存在価値を高めるために実施していくべき
    大きな課題です。

    本格的に取り組みを行っている薬局さんの
    活動経緯をしっかり勉強したいと思います。

  • はなの木全体研修2009

    金沢市の大手医薬品卸である明祥株式会社様にて

    全社員参加による『社員全体研修2009』を開催しました。

    講師は、株式会社メディカルグリーン 代表の大澤光司先生で
    講義内容は、「薬局関係者に求められる
    コミュニケーションスキル講座」でした。

    こだま

    内容は、以下のとおり、とても充実した、笑いあり、ディスカッションありの
    実践式・参加型の研修でした。

    コーチング手法をベースにした患者さんとの会話、社員間との会話に
    ついて学びましたが、薬剤師であり薬局経営者である大澤先生の経験による
    例題がすごくわかりやすく、かつ笑いに富んでおり、参考になりました。

    大澤先生話

    薬局内ですぐ取り組める事としては、
    「患者さんへの自己紹介をする」ことをすぐに全店に徹底しようと思います。

    挨拶を、「明るく」「いつも」「先に」「つづける」ことと
    自己紹介を「薬剤師の○○です!」「事務の○○です!」とする事で
    コミュニケーションが劇的に変化すると思います。

    横井

    最も参考になった点は、
    『コミュニケーションにおける4つのタイプ』というものです。

    患者さんの中にも、社員スタッフの中にもこの4つののタイプがいて
    物事に対する感じ方、捕らえ方はその人のタイプによってかなり違うようです。

    ☆コントローラータイプ
    統率力 決断力が優れ、コントロールすることに安心感を持つ。
    反対にコントロールされることを嫌う。

    ☆サポータータイプ
    協調性、援助力に優れ、自己主張よりはまわりに気を使う。
    人の輪を大切にし、慎重で落ち着きがある。

    ☆プロモータータイプ
    曖昧力、発想力に優れ、感情考えを自由に表現できるタイプ。
    開放的でポジティブ、ペースも速く、どんな会話にもある程度対応する。

    ☆アナライザータイプ
    詳細力、分析力に優れ、慎重派。
    論理的でたくさんの情報を検討して結論を出すタイプ。
    人の質問には誠実丁寧に答えるがオープンクエスチョンは苦手。

    このタイプの質の違いをしっかり認識して接客も対応しようと思いました。
    研修全体風景

    この研修のために、栃木市から講師として来ていただいた
    大澤先生に本当に感謝いたします。
    今後ともご指導のほど、よろしくお願いいたします。
    本当にありがとうございました。

  • 大洋薬品ー高山工場見学

    大洋薬品ー高山工場見学

    6月13日(土)に、大洋薬品工業の高山工場を見学に行ってきました。

    ジェネリック医薬品メーカーの最大手企業であり、
    省力化とオートメーション化を実現した世界最高水準の
    設備を誇る企業であるため、製造業の企業哲学やその姿勢について
    学んできました。

    高山市に工場があるため、「はなの木薬局」の所在する
    岐阜県中津川市や金沢市、富山市からも中間距離にあたり
    見学しておくべき企業でもありました。

    始めに村田工場長から、自社の歴史や今後のジェネリック市場と
    競合他社についてなど、しっかりとお話を聞きしました。

     

    特にジェネリック医薬品ではありますが、800品目をこの工場製造
    しているため、ラインの切り替えや多額の設備投資を行っている事に
    驚きました。
    年間販売高に近い設備投資を行い、現在株式公開していない企業姿勢を
    みて、これからの「薬局」の姿勢を改めて考えさせられました。

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    また、
    注射剤・錠剤・カプセル剤・軟膏剤などの製造工程を
    細かく担当管理者の方から説明をうけました。

     

    ガラス製シリンジバレル成型ラインをみているところ

    工場内は広く、迷うほどの大きさで、今どこにいるか
    わからない程でした。
    製造工程を一つ一つ丁寧に説明いただきました。
    バリア・アイソレーター技術を活用し抗ガン剤の注射剤
    などを製造している

    それにしても
    最先端の製造技術を導入して、私たちと同じ 『質』 を追求した
    姿勢には圧倒されました。
    これから、薬局の「調剤」そのもののあり方も少しづつ変化していくと
    思います。
    我々の業務指針である 『正確』 『迅速』 『丁寧』 という姿勢を
    どう今後、患者さんに対し提供しつづけれるか、大洋工業さんの
    体制を見習って行きたいと感じました。

    最後に
    村田工場長、 前畑工場管理部長、 営業の竹中マネージャー
    そして、各美所の管理責任者の方、
    本当にありがとうございました。

  • 『社員全体会議2009』 開催

    昨年同様、はなの木の社員の気持ちを共有するため、
    また、進むべき経営の姿勢を示すため
    3月20日(金)に「ソフィテル・ザ・サイプレスホテル名古屋」にて
    『社員全体会議』を開催しました。

    会議の内容をご紹介します。

    第一部
    一、年間事業報告
    二、3つの本部体制
    三、人事移動報告及び各店報告
    四、医薬事業部営業報告
    五、管理部方針
    六、業務推進部方針と役割

            昼食 

    第二部
    研修1、「新人薬剤師研修」発足について
    研修2、「学術全般」の解説及び担当講師挨拶
    研修3、各種内規・マニュアル制定及び改定内容の解説
    研修4、「調剤過誤防止マニュアル」の解説

            休憩 

    研修5、「一般用医薬品販売マニュアル」の解説
    研修6、「薬歴管理指導マニュアル」の解説

  • ジュースとの飲み合わせ その2

    つづきまして
    ジュースとの飲み合わせ(味)について実際に、
    下記の薬剤と混ぜ合わせて確認しました。
    参加薬剤師 : 5名
     『 対象薬剤 』
    ・ アスベリンSrp    10ml
    ・ レフトーゼSrp     10ml
    ・ ムコダンSrp      10ml
    ・ ペリアクチンSrp   10ml
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     『 対象ジュース 』
    ・ カルピスウォーター  10ml    ★★
    カルピスの乳製品の味が変化しうまくないジュースに変化。
    ・ 100%オレンジジュース   10ml ★★★★
    苦味がうすく、オレンジの味が生きている。
    また、甘みも引き立ちまずまずおいしく飲める。
    ・ 100%アップルジュース   10ml  ★★
    苦味はないが、リンゴの味は消え
    あまりうまくない。
    ・ マミー(乳酸菌飲料) 10ml    ★★
    マミーの味は残って甘みもあるが、どことなく
    味が変化してくどい感じがする。
    ・ 牛乳           10ml    ★★★★★
    苦味は全くなし。非常にうまく牛乳のこくが引き立ち
    コーンフレークの後に残った甘い牛乳の味。
    ・ ポカリスウェット    10ml    ★
    舌先に苦味が残り、味も全く変化してしまう。
    これはおすすめできない。
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    (試飲の様子)
    結論として
    ペリアクチンの味が決めてであるが
    単シロップがマスクしており、このまま服用も問題ない。
    ジュースとの混合は、やはり『牛乳』がおすすめのようでした。
    皆さん薬局でも統計データがあれば、ぜひ教えて下さい。

  • シロップ剤+ジュースの混合試飲会

    先日、薬剤師のミーティング内で当薬局のシロップ剤の賦形剤を
    「単シロップ」か「水」にするか。
    またシロップ剤をジュースに混ぜた場合、どのように味が
    変化するのか実際に混ぜて試してみました。
    その結果を報告致します。
     『 対象薬剤 』
    ・ アスベリンSrp    10ml
    ・ レフトーゼSrp     10ml
    ・ ムコダンSrp      10ml
    ・ ペリアクチンSrp   10ml
     『 対象ジュース 』
    ・ カルピスウォーター  10ml
    ・ パインジュース     10ml
    ・ オレンジジュース   10ml
    ・ アップルジュース   10ml
    ・ マミー(乳酸菌飲料) 10ml
    ・ 牛乳           10ml
    ・ のむヨーグルト     10ml
    ・ ポカリスウェット    10ml
    <1、 シロップ剤の賦形>
    まず対象薬剤を「水」で賦形するか「単シロップ」で賦形するか
    検討しました。
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    (薬剤師が自分の味覚で判断しています)
    同じ上記の薬剤4種を各10ml計量しそれぞれ単シロップと水を
    各10mlで賦形しました。
    ・「単シロップ」の場合、各薬剤の甘みが重なり合い、その甘みが濃くて
     少ししつこい感じがしました。
    ・「水」の場合は、清涼感が増して、ペリアクチンSrpの芳香性の嬌味が
     引き立った感じがしました。  
     そして舌先に苦味を感じたため「はなの木薬局坂下店」では
     「単シロップ」を継続して賦形することにしました。
    ジュースの混合は次回に・・・。

  • 事務ミーティング

    第一エリアでは「月例事務ミーティング」を毎月開催しております。
    坂下店・大桑店・瑞浪店の事務員が集まり、
    各月の事務関連の報告を行います。
    事務員の主な仕事と言いますと、多岐に渡ります。
    例えば
    「レセコン周辺の業務」・・・レセプトコンピュータの入力方法など
    「レジ周りの業務」 ・・・処方せんの受け取りや
                   会計(日計表・月計表)処理など
    「薬歴管理」    ・・・薬歴を個別にファイリングする作業など
                  大桑店・瑞浪店は電子薬歴です。
    「薬袋の周辺業務」・・・薬袋に「冷所保存」「朝・夕」などの
                  印鑑を押したりする作業
    「OTCの販売と発注業務」・・・市販薬を品切れしないように管理
    これらの業務の報告を各店で行い
    問題点・薬剤師に対する要望などがあれば、
    事務主任を通じて薬局長に話を進めます。
                      

  • 4月度 第一エリア研修会 開催

    第一エリアでは、坂下店・大桑店・瑞浪店の
    社員約20名が参加し研修会を行いました。
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                    演題
    1)
    「これからの薬局がはたすべき役割」    ・・・ 演者 : 曽我専務
       ・3月23日(日):東京で行われた「じほうセミナー」報告
       ・「望星薬局」の視察報告
    我々が取り組む、中期的な課題は下記の通りです。
       専門性に特化した調剤
       ジェネリック医薬品の推進
       相談体制の整備( 空間・商品・人材 )
       在宅領域への取り組み
    このためにするべき課題を整備し、検討していきたいと思います。
    2)
    「診療報酬改定Q&A」について ・・・ 演者 : 奥田業務推進部次長
      ・改定後に日本薬剤師会より発表されたQ&A資料より
       調剤事例に沿った質問に回答して社員間で理解を深めました。
      特に、「時間外加算」「一包化」についての解釈を
      医療事務を含め、しっかり学習しました。

  • 望星薬局の見学

    春の風が吹き、桜が開花した晴天の下
    私たちは、アルフレッサ株式会社さんのご紹介で
    「 薬物療法の安全性、有効性を確保し、
      医薬品の適正使用に寄与します。
      そして、健康増進をめざす皆様に
      選ばれる薬局となります      」
    を理念として営業されている
    望星薬局』様を見学に行ってきました。
    本社は神奈川県伊勢崎市でありますが
    今回は、『望星築地薬局』さまを見学させていただきました。
    銀座から歩いて10 15分、築地駅からも徒歩2 3分。
    近隣の薬局は休んでいるのに、
    当薬局は土日営業の365日営業。
    そして処方箋応需している医療機関は
    聖路加国際病院」を初め200を超える。
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    (聖路加ガーデン)
    20年前から医薬分業に携わって圧倒的な
    支持を住民から得ている薬局でした。
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    テーブル席を用意した待合室で、
    団欒できる空間を設けている。
    栄養士さんが常勤しており
    しょうゆや減塩や介護食を紹介している。
    そして40坪はあると思われる調剤室。
    この中に、望星薬局さんの歴史の中で最も
    エネルギーを注いだと思われる最高の
    調剤支援システムを拝見したのである。
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    日本の医薬分業の浅い歴史を思い起こせば
    他の調剤薬局チェーンは、この10 15年で
    事業拡大を最優先事項に掲げて、
    出店を繰り返してきました。
    しかし、この薬局は20年も前から分業に携わり
    いつでも出店できる財務力を持ちながら
    店舗展開を15店舗のみに抑えております。
    薬価差益も十分にあり、高収益業態であった
    15年ほど前から電子薬歴での管理体制にし
    入力読み取りスキャニングもレセコンも、
    計数調剤する時の監査システムも会計も・・・
    全て自社開発の支援システムとして連動し
    1枚の処方箋に、いつどこで誰が関わったかも
    把握できるのです。
    全ては、『 患者様に医薬分業で貢献するため
    院外薬局がどこまでできるのか。 』
    ということだと感じます。
    経営者の考えが現場のスタッフにも伝授されており
    ここの経営陣を尊敬いたしました。
    機会がありましたらまた見学させて下さい。
    私たちの要望に快く受けていただいた副薬局長の岩野先生
    はじめ、スタッフの皆様本当にありがとうございました。、

  • 「社員全体会議」開催

    当社は、3月末で第7期を終えます。
    本日、ソフィテル・ザ・サイプレスホテル名古屋にて
    来期に向けて「社員全体会議」を開催致しました。
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    会議内容を少し紹介いたします。
    第一部
     ・社長の挨拶
     ・「志」の経営をめざして
     ・各エリアの業務目標発表
     ・管理部目標
     ・各店紹介
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    第二部
     ・調剤報酬改定内容の解説とその影響度
     ・後発医薬品の対応について
     ・一包化薬算定ルールについて
     ・薬剤服用歴管理指導料算定に関する説明
    1コマ約20分 60分のテーマを
    第一部を役員が、第二部を業務推進部のメンバーが
    実に内容の濃い説明と解説を行いました。
    個人的な感想ですが、
    特に第二部の内容は、薬剤師会主催の
    「調剤報酬改定の説明会」より遥かにわかりやすく
    要点を絞り、さらに退屈しない演出がありました。
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    手前みそになりますが
    我々の業務推進部メンバーが、薬剤師会支部の説明会にて
    メーカーさんや卸さんに代わって発表できる機会があれば
    薬剤師の先生方に十分な価値提供できる内容です。
    また発表する側にとっても
    またとないすばらしい経験となったことと思います。
    PS
    久しぶりに、朝から晩までの講義を聴き、発表もし
    とても疲れましたが気持ちがいい達成感のある疲れでした。
    最近どこかで味わった感触だなあと岐路に着く道のりに考えていたら
    それは板倉雄一郎事務所主催の合宿セミナーに参加した時の
    爽快感でした。