カテゴリー: 私たちの取組み

  • 新入社員研修を通じて

    新入社員研修を通じて

    こんにちは!! 業務推進部の奥田です (^◇^)

    現在、新入社員研修に奮闘中の日々を過ごしています!!

    今年度に入り、様々なご縁があって多くの方に入社していただきました。

    本当にありがとうございます m(__)m

    当社では、入社していただいた皆さまに、社会人として、はなの木薬局の

    仲間として、共に地域医療を担う人財になっていただけるよう、可能な限り

    教育を行っております。

    特に新入社員研修を通じて、私たちは地域住民の皆さまおよび患者さま

    にとって 『 最も魅力的な保険薬局 』 を目指すためには、常日頃から

    誰のために仕事をしていかなければいけないのか学んでいただけたらと

    考えています。

    様々な選択肢の中から、私たち 『 はなの木薬局 』 を選んでくださった

    皆さまには感謝の気持ちを込めて、これからも一生懸命教育に努めさせて

    いただきます。

    これから共に成長して 『 魅力的な保険薬局 』 を創造していきましょう!!

    よろしくお願いします (^O^)/

  • 第2エリア研修会  2型糖尿病 —発症・治療薬・予防—

    第2エリア研修会  2型糖尿病 —発症・治療薬・予防—

    先日、浅野 直樹先生(元北陸大学薬学部教授)をお迎えし、
    「2型糖尿病  発症・治療薬・予防 」
    の演題にてご講演をしていただきました。

    はなの木薬局 第2エリア(石川県・富山県)始まって以来、幾度となく社内研修会を行ってきましたが、外部の講師をお招きするという試みは初!北陸大学OBも多く在籍している会社なので、自ずと緊張感も高まり、充実した研修会となりました。

    さて、糖尿病の治療薬といえば、最近登場したDPP-4阻害薬が話題となりましたが、医療の世界は日進月歩!!今度はGLP- アゴニストである「ビクトーザ」の登場が注目されています。

    日本人は遺伝的にインスリンを分泌しにくい遺伝子型を持った人が96%を占めており、生活習慣の欧米化によって、さらに発症のリスクは高まる一方だそうです。
    なんと日本人の6人に1人は糖尿病予備軍だとか・・・

    さらに、糖尿病は自覚症状が出た頃には、時すでに遅し・・・怖いです。

    内臓脂肪を蓄えた小太りの人は特に要注意!!肥大脂肪細胞はインスリン抵抗性の原因となる悪玉物質を多く放出し、善玉物質を減少させるそうです。

    インスリン抵抗性に関連する因子

    ※     アディポネクチン:グルコース取り込み促進、糖新生抑制、脂肪燃焼促進

    ※     レジスチン:脂肪細胞から分泌、インスリン抵抗性を惹起

    ※     PPARγ:肥大脂肪細胞減少、アディポネクチン分泌増加
    →インスリン抵抗性改善

    2型糖尿病は、生活習慣病という名のとおり、高血圧や高脂血症を併発している事も多いです。降圧剤としておなじみのイルベサルタンやテルミサルタンはPPARγを活性化→インスリン抵抗性を改善する為、糖尿病合併の高血圧には第一選択薬だとか。

    インクレチン関連薬は低血糖を起こしにくい薬として、また、従来の糖尿病治療薬で問題であった体重増加を起こさない薬として期待されていますが、これらは今後も目覚しいスピードで研究が進められる事が予測されます。

    このような薬の登場で、生活習慣病患者のQOLの向上を願うばかりです。

    最後になりましたが、大変興味深いご講演をしてくださいました浅野先生、本当にありがとうございました。

    もりの里店 太田

  • レミッチの勉強会をしました

    レミッチの勉強会をしました

    先日ですが、レミッチカプセルの勉強会をしました。

    透析をされている患者さん限定

    レミッチカプセルは、かゆみに効く薬なのですが、透析をされている患者さん限定で使用できる薬だそうです。透析の方は、かゆみを感じる方は74.1%、それによって睡眠が妨げられている方が48.2%くらいおられるそうです。たいへんですね。

    薬局にもご高齢でかゆみを訴えてくる方が多いのですが、こういう痒みは皮膚の乾燥による場合が多く、痒みの質としては表面的な痒みで発生に季節性があり保湿剤やステロイドなんかが効く場合が多いのですが、血液透析患者さんの痒みは通年性の中から湧いてくるようなかゆみだそうです。しかも、保湿剤やステロイド、抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬なんかでも効果が不十分な場合があります。

    痒みの原因

    痒みの原因としては、いろいろなこメカニズムがいわれています。

    *神経線維の表皮内伸張

    通常は表皮と真皮の間くらいまで伸びているC線維(知覚神経)が角質直下まで伸びて いて、外部の刺激を受けやすくなっている。

    *ヒスタミン以外のケミカルメディエーターの関与

    サブスタンスPやサイトカイン(TNF-α)などのヒスタミン以外のケミカルメディエーターが痒みの伝達に関与している。

    *内因性オピオイドの関与

    内因性オピオイドのβエンドルフィンがμ受容体にくっついて痒みがおこる。

    鳥居薬品のレミッチのページ

    何かちょっと分かりにくいですが、鳥居薬品のレミッチのページに分かりやすい図があるのでこれを見てもらうといいと思います。

    レミッチは、この内因性オピオイドに関する部分に作用して痒みを抑えます。

    透析患者さんはβエンドルフィンが多くなっており、これがμ受容体を刺激して痒みが起きます。

    この作用と拮抗するのが、ダイノルフィンと言う物質でこれがκ受容体を刺激すると、痒みを抑制します。シーソーみたいな関係ですね。

    痒みを改善する働き

    レミッチはこのκ受容体に選択的に作用して、痒みを改善する働きがあります。オピオイド系の薬ではありますが、依存とかはないそうです。

    用法用量は1日1回1カプセルを夕食後、もしくは寝る前に服用するとのこと。2カプセルまで増量オッケーです。なぜ夜なのか確認したところ・・・

    • 睡眠障害につながる夜間の痒みを軽減したいこと
    • 傾眠やめまいなどの副作用があること

    らしいです。不眠の副作用が15.3%と最も多いようですが・・・。

    また、透析でいくらか除去されてしまうので、透析開始まで8時間あける必要があります。夜に服用するなら問題なさそうです。

    ネックになるのは・・・

    ネックとしては1カプセル=1745.1円すること。高い!

    薬局でも数名処方されていますが、あまり効かないよ、なんていっていわれることがあるので質問しましたら、今ある痒みをまったくゼロにするのはなかなか難しいらしいです。ただ、以前と比べると痒みの程度は軽減していることが多いので「以前より痒みはよくなっていませんか?」なんて確認すると効果が患者さんにも理解できるのではないかと言っていました。

    なんにせよ、透析患者さんのQOLが少しでもよくなるといいですね。

    坂下店 夏目

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    レミッチについてのお問い合わせはこちらからお願いいたします。

  • 長期実務実習受け入れを終えて

    長期実務実習受け入れを終えて

    薬学部が6年制になって、初めての実習が終わりました。

    私が学生だった10数年前は2週間でよかったのですが、
    現在では薬局に2.5ヶ月、病院に2.5ヶ月実習する必要が
    あるとのこと。
    長い!
    しっかり指導できるか、日常業務もあるし、自分の知識としても
    不足があるしと、色々不安がありながらも受け入れることにしました。
    あれから2.5ヶ月なんとか実務実習も終了することが出来ました。

    必ずしもスケジュールどおりには行かなかったものの、
    初めと比べると薬剤師としての知識は色々ついたんじゃないか
    と思います。
    もともと薬剤師になろうか教員になろうか迷ったことのある私にとっては、
    人を教えることは嫌いじゃないな、と感じた期間でした。

    後進の指導に一役買えてよかったかなと思っています。

    坂下店 夏目

  • マナーセミナー

    マナーセミナー

    6月のエリア研修会では『マナーセミナー』を行いました。

    エリア毎で、別々に接遇研修を行っておりましたが、
    第1・第2エリア共に同じ先生による研修を行うのは今回が初めてです。

    今回は中北薬品株式会社の森 有紀子先生に、当社の接遇内規に沿った形で
    セミナーを行っていただきました。

    セミナーではゲームやロールプレイングを交えて
    薬局業務で必要なマナーを教わりました。
    あいさつ、身だしなみについて、処方せんの受け取り方、
    電話応対の仕方、クレーム応対など…

    普段から意識して行っているつもりでしたが、まだまだできていない部分もあり
    改めて見直す、いい機会となりました。

    自分も客としていろいろなお店に行った時、
    素晴らしい応対で気持ちよく過ごせることもあれば
    残念ながら「もうここのお店には来たくないな」と思ってしまうこともあります。

    薬局を選ぶ理由は様々だと思いますが、
    この薬局を選んで足を運んでくださった方との「縁」は
    たとえたった一度きりだったとしても大切にしたい。

    特に医療の場では患者さんとの信頼関係が何よりも大切です。

    薬というツールを通じて、患者さん一人ひとりの健康をまもりたい。
    マナーはその「思いやり」の気持ちを表すためのものであると実感しました。

    非常に有意義な2時間のセミナーでした。
    森先生ありがとうございました。

    坂下店 児玉

  • リカルボンの勉強会をしました。

    リカルボンの勉強会をしました。

     5月の薬剤師ミーティングでは、小野薬品工業にお願いしてリカルボン錠の勉強会をしました。

    ビスホスホネート系の薬剤

    リカルボンは骨粗しょう症の治療に用いられるビスホスホネート系の薬剤で、当薬局ではアレンドロネート(フォサマック、ボナロン)リセドロネート(アクトネル)に続いての採用となります。

    特に今回の採用でみんな気になっていたのが、何で今更毎日服用する薬が採用になっているか、ということです。というのはボナロン、アクトネルは1週間に1度服用すればいいので患者さんの服薬コンプライアンス向上に役立っているのです。その点はぜひ聞いてみようと思っていました。

    リカルボンの特徴

    まず、リカルボンの特徴として「最強、小型なのでのみやすい、副作用が少ない」のがあげられるそうです。確かに大きさはフォサマック、アクトネルと比べると小さいので、食道の障害も少なくてすみそうです。

    作用機序に関しては、他のビスホスホネートと同じで破骨細胞内のメバロン酸代謝経路を阻害して骨吸収を阻害することによるわけですが、その作用はアレンドロネートよりも早く発現して来るそうです。骨吸収抑制作用の効力比としては、エチドロネート(ダイドロネル)を1とするとアレンドロネート(フォサマック、ボナロン)が100 1000、リセドロネート(アクトネル)は1000 10000、そしてミノドロン(リカルボン)は>10000ということだそうです。良く効きますね。実際のところ、腰椎や大たい骨の骨密度上昇効果はアレンドロネートもリカルボンも同じくらいらしいですが。

    ビスホスホネート系の薬剤は胃腸障害が問題となり他の薬に変更になる方がいますが、リカルボンは腹部不快感が3.2%腹痛が2.4%となっています。アレンドロネートは胃不快感が2.5%胃痛1.3%消化不良1.1%、そう変わりないような気がします。

    なぜ今更毎日服用する製剤

    さて、なぜ今更毎日服用する製剤なのかということですが、このリカルボン、月に1回服用すればいい薬を発売する野望があるのだとか!以前、アクトネルの勉強会をしたときに「月一回の製剤も検討したが、副作用が問題となり週一回にとどめた」と言っていたので、実現するとすごいですね。

    2か月分で2錠。調剤料は10点!

    当薬局ではリカルボンはまだほとんど出ていませんが、月1回製剤が発売になると替わってくるかもしれませんね。

    坂下店 夏目

    お問い合わせ

    リカルボンについてのお問い合わせはこちらからお願いいたします。

  • 第3回  はなの木薬局 全体会議  開催

    第3回  はなの木薬局 全体会議  開催

    3月21日(日)に毎年のように、行われている社内イベント
    『 はなの木薬局  全体会議 』 を行いました。
    その模様を簡単に報告いたします。

    場所 : ソフィテル・ザ・サイプレス名古屋
    時間 : AM11:00   PM4:30
    参加人数  :  44名

    第一部
    ・21年度 報告         ・・・曽我社長

    ・目指す姿と道標(みちしるべ) ・・・曽我専務

    『 魅力的薬局を創りましょう  質と和を大切にして 』

    これを目指す姿として、道標カードを半年かけて製作していく
    方針を発表しました。具体的には各部署より詳しく説明がありました。

    ・医薬事業部の役割と機能    ・・・勝村医薬事業部部長

    1)経営指標の管理業務
    2)対外的交渉窓口
    3)人事関連
    4)開発業務

    ・管理部報告          ・・・久萬管理部部長

    1)労働基準法の変更点
    2)給与締め日の変更
    3)10周年記念についての連絡事項
    4)社会労務士の契約について

    ・業務推進部の方針       ・・・奥田業務推進部部長

    1)内規・マニュアル整備
    2)内部鑑査業務
    3)接遇・業務指導
    4)教育・研修
    5)学術(DI)
    6)業務戦略立案・実行

    第二部
    ・平成22年度 診療報酬改定の解説
    ・・・奥田業務推進部部長

    ・平成22年度 診療報酬改定の変更点と影響度
    ・・・勝村医薬事業部部長

    ・後発品医薬品の使用促進について
    ・・・山瀬大桑店薬局長

    ・ハイリスク薬と薬学的管理
    ・・・夏目坂下店薬局長

    ・お薬手帳の啓蒙について
    ・自費薬負担金及び入力方法について   ・・・吉村坂下店副薬局長

  • 泌尿器疾患の勉強会をしました。

    泌尿器疾患の勉強会をしました。

    1月16日、もりの里店で第2エリアの勉強会を行い、『泌尿器疾患とその治療法』というタイトルで発表させていただきました。

    事前に各メーカーさんに協力していただき、スライド・資料を作成!皆さんに理解してもらうために、いただいた資料などでまず自分が勉強し、理解を深めました。

    今回の発表では、 前立腺肥大の病態とその主な治療薬、 過活動膀胱の病態とその主な治療薬、について行いました。

    前立腺肥大の治療薬では、やはり5α還元酵素阻害薬のアボルブが最大の焦点だったのではないでしょうか。男性は、やはり肥大症のみならず頭髪も気になりますから…。 過活動膀胱は最近CMでもよく流れているため、病態を中心に話をしました。過活動膀胱の診断に必須項目である尿意切迫感について繰り返し話させていただきました。受診率の低さがやはり目立つ疾患のため、薬剤師として受診を勧められるよう、日頃から患者さまと話す際には気をつけていきたいと思います。

    発表の最後に質疑応答を行いましたが、後輩薬剤師からの厳しい質問に、しどろもどろになってしまいました。勉強していたことよりもハイレベルな質問だったため、たくさん宿題をいただいて発表を終了しました。

    拙い発表を聞いてくださった皆様ありがとうございました。

    本郷店 松本

  • 簡易懸濁法の勉強会をしました。

    先日、第一エリア合同研修会を坂下店で行い、『 簡易懸濁法 』の勉強をしました。

    私が今回演者だったのですが、事前に資料を作成。話を聞くだけよりも、実際に手を動かして体験したほうがより理解が深まるだろうと考え、期限切れの薬やカプセルを用意して溶かしてみることにしました。

    簡易懸濁法とは、錠剤やカプセルを粉砕・脱カプセルすることなく、そのまま(あるいはコーティングに亀裂をいれ)、 お湯(約55度)に入れて、崩壊/懸濁させて経管投与する方法です。

    粉砕しなくていいので、調剤にかかる時間は圧倒的に短くてすみますね。粉砕の調剤中に薬を吸い込むこともないですし、薬が目減りすることもありません。気になるのは、どうやって55度のお湯を確保するかですが、本にはポットのお湯と水道水を2:1の割合で混合すると出来ます。と書いてありました。

    本当かな?と思い、事前にポットのお湯と水道水を混合して温度を測ってみると見事に56度!発表のときに実践してみたら54度!多少の誤差はあるものの、ちゃんと55度くらいのお湯が簡単に確保できて感激しました

    そこに、オノンカプセルとポララミン錠、ミナルフェン錠を入れると溶ける溶ける。カプセルが溶けるかどうか懐疑的でしたが、見事に溶けました。

    自宅療養の方の場合は、実際に患者を介護されている方の了解と理解が必要になりますが、われわれにとっては調剤時間の短縮、患者さんにとっては薬効低下を防ぐことが出来るいい方法だと思いました。

    関連書籍を紹介(アマゾンへとびます)

    内服薬経管投与ハンドブック 簡易懸濁法が可か不可かを調べる書籍。

    簡易懸濁法Q&A Q&A形式になっており、分かりやすい。

    あと、昭和大学の薬学教育推進センターのホームページに動画があるのでこちらも参考になります。

    それにしても、研修を受けるのと研修で発表するのとでは緊張感が違いますね!

    坂下店 夏目

  • 老人擬似体験研修 

    第一エリアでは、12月12日に、久光製薬提供による
    『老人擬似体験』と題して、受付時やカウンセリング時に
    ご老人の目や手の不自由さを体験しようということで
    担当の藤枝さんにお願いをし、研修を行いました。

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    白内障の方の、かすみ目・色彩の悪さ・暗さを特殊な
    めがねをかけることでスタッフに実感してもらいました。
    また、手の不自由さを体験するために、特殊な手袋を
    はめてみました。
    問診表(新患さん用)の記載をしたのですが、
    ペンもしっかり握れない上に細かい文字は全くぼやけて見えません。
    店内掲示物の黄色のPOPは以外にも全く見えませんでしたが、
    逆に緑色・青色ははっきり見えました。

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    また
    財布から現金を取り出す体験をしたですが、
    まず、お金の色がわかりません。
    500円と100円・1円や50円・10円などは全く区別がつかず、
    272円をしっかり取り出せませんでした。

    DSC00893

    研修を通じて・・・

    この体験で、坂下店では、店内に作成し掲示をしていた
    「病院シャトルバス」の時刻表などは、黄色地で赤文字を中止し、
    緑地に白文字で製作し直しました。
    また、問診や会計時に時間がかかっても立場や状況をしっかりと理解して対応を行うことをスタッフ一同再認識しました。