投稿者: ドサナイテ

  • 大桑店の店舗改装をスタートいたしました!

    大桑店の店舗改装をスタートいたしました!

    現在、長野県にて出店しています大桑店の改装を始めました^0^

    大桑村は人口約4100人で長野県南西部にあり木曾谷の南部に位置する
    山間の村になります。自然豊かなエリアであり空気が最高においしく
    毎日が森林浴のようであり癒される地域です^^

    大桑店は平成16年6月に出店し、地域に必要不可欠な薬局として
    その使命を遂行してまいりました。

    今回の大きな改装ポイントは3点です。

    1つ目は、患者さまへのプライバシー配慮を考慮したカウンターの整備。
    2つ目は、OTCや生活必需品の展開場所の充実を含めた快適な待合室整備。
    3つ目は、従業員が快適に休憩できるよう2階スペースの改装。

    まとまった改装スケジュールが組めないため約2か月間で3段階に
    分けて作業を行います。

    携わっていただきます業者の皆様・従業員の皆様に感謝いたします。
    是非、素晴らしい薬局に仕上げて行きたいですね^0^/

    ↑新規出入り口設置工事を見つめる曽我専務。

    改装の様子は随時Upさせていただきます。

  • 社員旅行への思い入れ

    社員旅行への思い入れ

    私たちは、チームである「和」を大切にしており、特に「社員旅行」への
    思い入れが強く、そしてこだわって参りました。

    では、実際、私たちは、どのような場所へ行ってきたのか・・・。
    簡単ですが、今までの旅行先と宿泊先をご紹介します。

    2001年   金沢市内・能登地方
    この時から金沢市での、薬局開業を夢見て
    社員のみんなに意識を持っていただきました。

    2002年   淡路島・神戸市内
    宿泊 : 神戸シェラトンホテル
    バスで淡路島まで行き、「鳴門の渦潮」を見学し、
    ハーバーランドから運航される客船でのディナーを
    思い出します。翌日は、神戸市内を散策しました。

    2003年   横浜市内
    宿泊 : 横浜ロイヤルパークホテル みなとみらい
    横浜中華街やみなとみらいに行き、異文化に触れ、
    翌日には、3コースに分かれ、鎌倉・元町・伊勢佐木町
    などを散策しました。
    70階から眺める夜景と朝食バイキングの質の良さには
    感動しました。

    2004年   石川県 和倉温泉&金沢市内
    宿泊 : 加賀屋旅館
    全国旅館満足度No1の評判の高い旅館へ泊り
    その接客と施設の充実性を肌で感じるために
    加賀屋さんありきで旅行先を決めた珍しいパターンでした。
    さすがに、他の旅館にはないエンターテインメント性と
    クォリティがありました。

    2005年   高山市・長野安曇野
    宿泊 : 奥飛騨温泉郷 平湯温泉 平田館
    安曇野のわさび農園へ行き、新穂高ロープウェイに乗り、
    そして高山市を観光しました。
    奥飛騨温泉郷の湯で、夜中まで露天の足湯につかり
    自然を満喫した旅でした。

    2006年   佐賀県嬉野温泉・福岡博多
    宿泊 : 和楽園 旅館
    5周年を記念して、九州の福岡県・佐賀県まで飛行機で
    行ってきました。
    忘れもしない思い出は、9月に台風の災害があった嬉野市の
    ために、社長の発案で「義援金」を集め、温泉の女将さんに
    預けたところ、なんと!大宴会中に嬉野市長さんが現れ、
    一緒に社員一同記念写真(女将のブログ参照)を撮ったのでした。

    2007年   大阪市内
    宿泊  : スイスホテル南海大阪
    昨年とコンセプトを変え、大都会”大阪”の地で、
    窪田経営塾 窪田先生の講演会を行いました。
    企業理念の大切さ、そのための行動指針もしっかり
    示さないといけないと感じました。

    2008年   神戸市内・有馬温泉
    宿泊 : 元湯 古泉閣
    金泉で有名な、有馬温泉へ行きました。
    1500年も前から温泉地として知られ、「天神泉源」へも
    お参りに行きました。
    また、神戸市内では、菊正宗酒造白鶴酒造の工場見学を
    行いました。

    2009年   京都市内 予定
    2010年度NHK大河ドラマの主人公である”坂本龍馬”を知る
    ツアーにしようと企画しましたが、「インフルエンザの大流行」のため、
    泣く泣く中止にしたのでした。

    2010年    東京
    宿泊 : ヴィラフォンテーヌ汐留
    10周年記念とするこの年は、3年前の大阪以上に都会のセンス溢れる
    建築物や食事、ファッションに触れ、感性を磨く旅にしようと企画しました。
    帝国ホテルでランチをとり、皇居、国会議事堂を見学。
    夜は、銀座周辺で、夜景の見える47階のレストランで洋食をいただきました。
    翌日は、4グループに分かれ、ディズニーリゾートへ行く家族、原宿・六本木、
    上野・秋葉原方面へ出かけるグループなど都内の休日を満喫しました。

    2011年    奈良・京都
    昨年の都会のホテルでなく、古都に泊まり、歴史や文化を感じる旅を企画しました。
    宿泊 :   松井本館
    奈良では、世界遺産の薬師寺や 平等院鳳凰堂
    京都では、三十三間堂平安神宮 そして霊山護國神社
    特に京都という都市は、平安の時代から天皇の住む日本の国都であり、
    数えきれない歴史があります。この歴史に少しふれ、日本人を誇りに思う旅でした。

  • 本郷はなの木薬局の初めての実務実習生

    本郷はなの木薬局の初めての実務実習生

    本郷店での初めての実習生Sさんの受け入れが終わりました。

    薬学部6年制の薬局実習は11週間。さらに病院実習も11週間するようです。

    私たちの頃は2週間ずつだったので、大幅に伸びました。

    長期になるので、とても大変だったと思います。

    受け入れが初めてということもあり、どんな学生が来るのか心配でしたが、自分から学ぼうとする姿勢がある素晴らしい学生でした。

    教えた事への復習を欠かさず、自分のものにしてくるので、どんどん教えたいという気持ちになりました。

    服薬指導の実習でも、患者様と笑い声を交えて会話ができるので、患者さまもリラックスしていらっしゃったと感じています。

    本郷店では在宅療養支援に力を入れています。

    Sさんには、実習中に出来るだけたくさんの事を学んでほしいと、在宅療養の現場にご一緒して頂きました。

    患者さまも快く受け入れて下さり、普段以上に会話がはずみました。

    7/24、富山大学薬学部では、薬局実習報告会がありました。

    Sさんは在宅療養を基に発表されました。

    発表中は緊張しているように見えましたが、しっかりと分かりやすい話し方で発表をされていました。

    褥瘡の起こった部位を実際に見て、指導を行っていくこと。

    残薬を実際に見ることが出来るため、確認を行いやすいこと。

    普段の生活の場で指導を行うため、患者さまの生活環境や、性格までわかること。

    実習中、在宅での患者さまとの触れ合いが、1番の印象に残ったとのことでした。

    将来の薬剤師像は

    「薬剤師が薬局から飛び出し、地域社会に密接に関わることが重要。

    地域社会への貢献と患者さまのQOLの向上のお手伝いをしていきたい」とのことでした。

    学生の間にここまで具体的に描けるとは、素晴らしいですね。

    大変な事もあったと思いますが、薬局内でも多くの患者さまと接し、充実した時間が過ごせたのではないでしょうか?

    在宅療養支援を実施している薬局は、まだまだ少ないのが現状です。

    これからも一緒に学んでいきたいですね。

    実習お疲れ様でした。

    ご協力いただきました患者さま、誠にありがとうございました。

    本郷はなの木薬局
    福島 靖也

  • こんにちは^^ 田上はなの木薬局です。

    こんにちは^^ 田上はなの木薬局です。

    8月からの新商品のご案内です♪

    花楓便でもご紹介した.

    「ラベンダー」「ハイビスカス」

    に加えて・・

    「ラズベリーリーフ」の販売を開始致します。

    爽やかな香りで、癖がなく飲みやすい、すっきりとした味わいのハーブティーです。心身を落ち着かせる効果があります。

    ラズベリーリーフティーは、『妊婦のハーブ』と呼ばれ、子宮筋や骨盤の働きを正常な状態にする作用や、母乳の出を良くする働き・栄養価を高くする作用があると言われています。昔から、妊娠後期から出産や、出産後の回復を助けると言われてきました。

      (葉を用います)

    ただし子宮を収縮する効果があるので、飲用する前に医師に相談されることをお勧めします。

    粘膜の炎症を鎮める働きや、収れん作用もあるので、下痢や喉の痛み、口内炎、花粉症にもオススメのハーブティーです。お子さんの下痢にも、よく用いられるそうです。

    ☆さらに、湿度が高いこの時期に・・

    「エアーリフレッシュナー」

     

    お部屋・職場・車の中などで、空間にシュッとひと吹きできるスプレーが、自分で作れるキットです。抗菌力が高いアロマオイルのブレンドなので、じめじめする空間や匂いが気になるときにも。虫が嫌いな香りもブレンドされているので、戸口に使用もOKです。

    お掃除の際にも便利です。風邪予防にも役立ちます♪

    その他、多数の商品をおすすめさせて頂いております。

    スタッフ一同 お待ち致しております ^o^ /

  • アイスクリームチェーンのコンセプト

    アイスクリームチェーンのコンセプト

    先日、
    Cold Stone  Creamery」 という
    アイスクリームのチェーン展開している店を見たくて
    都内のある店を訪れました。

    当社の役員から、1ヶ月ほど前、この店の魅力を聞き、
    社員の働きがいという観点で、語り合いました。
    彼に「アイスクリームを通してhappyを届ける」というコンセプトを聞いて、
    機会があれば、ぜひ、ここの商品を食べてみよう!と思いました。

    7月末に東京へ行く機会があり、店に立ち寄りました。

    私の行った店は、以外にも立地条件はあまりいいとは言えない場所で、
    店内が狭いにもかかわらず、次から次へ、客が入り、並び、とても忙しそうでした。

    20代のスタッフばかりでしたが、誕生日を知らせると店内で詩を歌ってくれ、
    楽しそうに仕事をしています。
    Cold Stone  Creameryは日本で展開してまだ歴史は浅いと思うのですが、
    スターバックスコーヒーが銀座に1号店をOPENさせて、この8月で15年周年です。
    15年前、この1号店にも私は行ったのですが、シアトル系と言われるコーヒー
    チェーンが、こんなに市民に受け入れられるとは、全く思いませんでした。

    このアイスクリーム屋というビジネスモデルも、顧客を楽しませ、幸せな気分を
    提供し続けるのであれば、金沢にも富山にも長野にも展開されていくような・・・
    そんな予感がしたのでした。

    我が薬局事業も、確固たるビジネスモデルを構築して、
    地域の皆さまに「 安心・安全そして元気 」 を届ける健康プロショップを
    めざそうと思っております。

  • 花楓(はなかえで)便 8月号のご案内

    花楓(はなかえで)便 8月号のご案内

    こんにちは^^

    はなの木薬局では、今月から新しい取り組みとして月に1度、当月のおすすめハーブをご紹介させて頂きます。

    季節ごとに、からだの変化に応じてメディカルハーブを取り入れ、より質の良い健康な生活を送りましょう♪

    メディカルハーブは、田上店、上飯野店でお取扱い致しております。また、田上店、上飯野店では、こんな・・

    定期便もお配りさせて頂きます。是非、お気軽にお立ち寄り下さい。

    早速ですが、8月のおすすめは・・

    ☆ハーブティー☆

    ハイビスカス

    ビタミンやクエン酸を豊富に含むため疲労回復効果があり、夏バテや活力低下の回復には最適♪利尿作用もあるので、夏のビールでむくんだ体や、二日酔いの解消に効果抜群です。

    ハチミツやカルピスを加えても、爽やかに、おいしくお飲み頂けます。

    ☆アロマオイル☆

    ペパーミント

    スッキリしない時には集中力を高めてくれる作用があり、疲れた時にはリラックスさせる作用があります。

    虫が嫌う香りなので、ペパーミントやユーカリのアロマオイルは虫よけにもよく用いられます。実はゴ○ブリも大嫌いな香り!拭き掃除の際バケツに3滴で清潔・爽快です。

    8月の、店内の香りはペパーミントです。試飲はハイビスカス配合の「サマータイム」、もしくはもう一品夏のおすすめ「夏美人」のハーブティーをお楽しみ頂けます。

    さらに、夏の肌トラブルと言えば日焼け。でも薬を塗るほどではないし・・という方へ。ハーブティーを応用できます。ラベンダーの花から、ハーブティーを作る手順で、蓋をして10分 15分間、じっくり抽出します。これを冷蔵庫で冷ましておけば、お手軽なスキンローションの出来上がり!日焼け後の肌になじませたり、コットンで湿布したりして、ご使用頂けます。

    ラベンダーの成分の効能は、もともと火傷に効くことから発見されています。日焼けした肌の鎮静、紫外線で弱った肌の活性化に役立つ他、脱毛後にも便利です。

    皆様のご来局をお待ちしております。

  • 第1期 実務実習生のみなさんへ

    第1期 実務実習生のみなさんへ

    今回、当社では『 もりの里はなの木薬局 』にて北陸大学の学生2名、『 田上はなの木薬局 』にて北陸大学の学生1名、『 本郷はなの木薬局 』にて富山大学の学生1名の計4名、薬学実習生を受け入れました。

     (本部集合研修風景)

    今回も実習生の皆さんから、我々はいろいろなことを学ばせていただきました。

        『 共に学び、共に育つ 』

    教えることばかりではなく、共に学び成長する大切さを強く感じました。

    実習生の皆さん、11週間本当にお疲れ様でした。

    しかし・・・今日でお別れではありませんよ。

    これからも、お互い共に学び、共に成長していきましょうね!!

    業務推進部部長
    奥田 武詩

  • 薬剤師育成奨学金制度について

    奨学金 毎月5万円
     
    貸与期間 希望期間に応じる
       
    返済について    当社に就職後、貸与期間と同一の期間を勤務した者は
    返済を免除いたします。
       
    対象者 「薬剤師国家試験受験資格」が得られる学部の5年次生より
       
    選考基準 面接及び書類選考
       
    その他 近況報告の義務あり


    詳細は医薬事業部 採用担当 勝村までご連絡ください。
    h.katsumura(a)hananoki-y.net
    ※(a)を@に変換の上、メールくださいませ。

  • 富山大学 第1期薬局実習報告会

    富山大学 第1期薬局実習報告会

    今回、富山大学杉谷キャンパス看護学科棟10講義室にて、初の試みとなる 『 薬局実習報告会 』が開催されました。

    目的は、薬局実習にて学生が経験・見学した服薬指導に関する報告などについて発表してもらうことで、学生達がそれぞれの薬局で学んだことを学生間で共有するとともに、知識を深めてもらうことを目的としています。

    さらに、指導薬剤師には、他の薬局での指導内容や学生の意見などを聴講することで、今後の実務実習における指導法の向上につながることを期待しています。

    1人、発表と質疑応答を含めて10分間とし、計34名が発表されました。

    今回、私は座長を仰せつかったこともあり、様々な質問を投げかけさせていただきましたが、薬学生の皆さんのレベルの高さに関心し、私自身も大変勉強になりました。

    そして・・・学生さん達の緊張感が伝わり、私まで緊張した1日でした。本当にお疲れ様でした(^^ゞ

    この経験は、これからの人生に必ず活かされることでしょう。

    お互いに頑張っていきましょうね!!

    業務推進部部長
    奥田 武詩

  • 在宅緩和ケア県民フォーラムに参加して

    在宅緩和ケア県民フォーラムに参加して

    7月24日(日)、富山県富山市のボルファートとやまで開催されたフォーラムに参加してきました。【がんの最後は大切な人と共に 住み慣れた家で看取る文化の再生を 】というテーマのもと、千葉よりいらっしゃった さくさべ坂通り診療所院長 大岩孝司先生の講演をはじめ、県内の在宅緩和ケアに積極的に取り組む医師・看護師による取り組み紹介が行われました。

    がん患者の在宅緩和ケアを専門的に行っていらっしゃる大岩先生からは『誤解だらけのがんの痛み』という演題の講演がありました。がんについて、特に終末期といわれるがんの状態での誤解がはなはだしい。「がんは最後に痛くなり、その苦しみで七転八倒する」「最後は意識がなくなる」「モルヒネを使うと、幻覚が出てわけがわからなくなる」…など。これらの誤解は、患者様やそのご家族だけではなく、医療従事者にも多くみられるそうです。私自身も緩和ケア=麻薬、疼痛コントロールというイメージしかありませんでしたが、先生のお話を聞き、全人的苦痛という考え方を学びました。患者様の話をしっかり聞き、何を不安に思っているかを把握し、痛みの閾値を上げることができるようなサポートが出来るようになっていきたいと思いました

    次に県内での取り組み紹介として5名の方が報告されました。

    まずお母様をご自宅で看取られた、ご遺族の方のお話がありました。自宅での療養期間は長くはなかったそうですが、幸せな時間だったとお話されていました。スライドの中のご本人を囲んでの写真は、ご本人そしてご家族の笑顔がとても印象的でした。

    次に富山赤十字病院 緩和ケア認定看護師の村上さんより、急性期病院の緩和ケアチームの看護師として活動する中で、患者様より「家で過ごしたい」という気持ちをたくさん聴いてこられた、その経験を踏まえて、心地よい時間を過ごしてもらえるように、医師や訪問看護師などと連携を図りながら、療養場所の選択についてお手伝いし、生活の質を高めるようにケアをしているという報告がありました。

    3人目は富山県済生会高岡病院緩和ケア委員長 医師の村上先生より、済生会高岡病院での実際の取り組みについて報告がありました。在宅療養を行う上で、病院側は地域へ丸投げではなく、安心と信頼をいかに継続するかを真剣に考えて、無理なく取り組める内容を検討するということが重要だそうです。村上先生の緩和ケアチームは、訪問診療を行っており、開業医が行うことができない在宅での医療を提供し、開業医の先生との連携をうまくとっているそうです。患者様としても、在宅に移ることで病院から追い出されたと感じる方が中にはいらっしゃるそうですが、いつでも病院も患者様を診ていますよという安心感を与えることがそのような不安を解消できるのではないかと報告されていました。

    4人目は高岡市医師会訪問看護ステーション 看護師の野田さんより在宅での症例の報告がありました。訪問看護師の看護内容の説明や患者様の希望に寄り添いたいという気持ちには、私たち薬剤師が見習うべきところをたくさん感じました。

    最後に新川地域在宅医療療養連携協議会 医師の川瀬先生より、開業医の立場から新川地域における在宅緩和ケアへの取り組みについて報告がありました。「患者さんが退院してご自宅へ帰った時に、普段から顔見知りのかかりつけ医が訪問診療を行う」というような考えを持った開業医が集まって、連携病院の協力と多職種の参加・協力により在宅に取り組んでいる様子を発表されました。多職種との連携で私がとても興味を持ったのは、あんしん在宅ネットにいかわの情報共有ツールを用いた、情報のやり取りです。訪問後の報告を全職種が見ることができ、さらには問題点を提起すると多職種で検討することができるそうです。

    先生のまとめのお話の中で、「最後を自宅で迎えることができなかったとしても、それまでの自宅での生活・療養にご家族が関わり、それをサポートすることには大きな価値がある」とありました。今回のような在宅で看取るというテーマは、病院で看取ることになったときの患者様やその家族が敗北感のような感情を感じてしまう可能性がありますが、そうではないんだということを優しくお話されていたのが印象的でした。

    その後フロアとの意見交換がありました。実際にお子さんをがんで亡くされたお母さん、今現在ご家族ががんとなり、余命宣告をされたご家族より助言者や報告者に質問がありました。その後も活発な意見交換があり、最後に薬剤師としてフロアより発言を求められました。

    薬剤師が在宅緩和ケアを含む在宅医療の現場で、どのようなことができるのか、また今後の取り組みについて以下のような話をしました。

    『薬剤師は処方されたすべてのお薬、麻薬も含めて管理を行い、疼痛コントロールがうまくできているか、副作用は出ていないか、定時薬やレスキュー薬の飲み方使い方が間違っていないかなどしっかりと確認します。現状、現場では訪問看護師やヘルパーが、貴重なサービスの時間を削って、お薬の管理を行っているケースが多いと聞いていますが、そこで、薬のことを薬剤師に任せていただくことで、本来行うべき業務を優先することが可能となり、より患者様のニーズに合ったサービスを提供できるのではないでしょうか。このように麻薬管理を含めて薬剤管理を薬剤師が行うことで他の職種の方々の負担軽減に努めていきたい。』『次に、今後の取り組み、課題としては、医師、看護師をはじめ他職種の方々との連携をより一層、密にとりあっていくこと。連携を取り、患者様の情報を共有することで、私たち薬剤師も在宅医療のチームに参加し、患者様そしてご家族の方々のQOL向上に励んでいきたい。手探りではありますが、在宅医療チームの一員として薬剤師に何ができるのかを、しっかりと考え、行動していきたい。』

    与えられた3分間の中で、薬剤師として在宅緩和ケアの現場で何ができるかということを精いっぱいアピールしてきました。打合せも含め今回の報告者の方々といろいろお話させていただきました。薬剤師としての力のなさを痛感し、今後より一層の努力しなければいけないということを強く思いました。

    本郷はなの木薬局
    松本 裕樹